アクアリウム・水草水槽のおすすめのコケ取り生体

2019年1月5日

アクアリウム・水草水槽のコケ取りおすすめの生体

1.コケ抑制・除去効果のある代表的な生体の種類

アクアリウム、水草水槽をはじめると必ずと言っていいほど、水槽に発生するコケに悩まされます。コケの除去や抑制には、様々な方法があります。アクアリウムや水草水槽では、観賞魚として販売されている熱帯魚やエビの中には観賞用以上にコケを食べるお掃除屋さんとして重宝されている生体の種類います。今回はその中でも流通が多くショップでも比較的安くてコケ取り効果の高い種類を紹介します。

ヤマトヌマエビ

ヤマトヌマエビは、水槽の立ち上げ時の茶ゴケやアオミドロ対策に使われることが多いコケ取りの代表的なエビです。食べるコケは、黒髭コケ、糸状のコケ、アオミドロを食べます。ヤマトヌマエビは水槽に入れた当初はよく食べてくれますが、熱帯魚の餌などコケ以外に食べるものがあるとコケ除去の効果が下がることがあります。詳しいヤマトヌマエビの記事はこちらをご覧ください。

ヤマトヌマエビ
ヤマトヌマエビ

ミナミヌマエビ

ミナミヌマエビは体長2cmほどでヤマトヌマエビより二回りくらい小さいエビです。コケの除去能力は、ヤマトヌマエビの方が効果が大きく、水草水槽ではミナミヌマエビが使われることは少ないです。ただミナミヌマエビはヤマトヌマエビと違い、水槽内で簡単に繁殖を楽しめるエビです。もちろんミナミヌマエビもコケを食べながら水槽内の掃除もしてくれます。

ミナミヌマエビ
ミナミヌマエビ

オトシンクルス

オトシンクルスは、水草の葉に付いた茶ゴケや薄っすらした緑のコケなどを食べてくれる水草水槽でも定番の熱帯魚です。見た目や動きも愛嬌があり人気のある水槽のお掃除屋さんです。詳しいオトシンクルスの記事はこちらをご覧ください。

オトシンクルス
オトシンクルス

オトシンネグロ

オトシンネグロは、オトシンクルスの仲間で、全身茶色をした地味な雰囲気の熱帯魚です。コケ取りは、オトシンクルスと同様に茶ゴケや水草に付いたコケを食べてくれます。詳しいオトシンネグロの記事はこちらをご覧ください。

オトシンネグロ
オトシンネグロ

サイアミーズフライングフォックス

サイアミーズフライングフォックスはアクアリウムや水草水槽のコケ取りとしては、最大級の大きさです。大きいといっても体長12cm程度の大きさになります。30cm水槽でれば1匹いればしっかりコケ取りの仕事をしてくれます。サイアミーズフライングフォックスは黒髭ゴケや糸状のコケを食べてくれます。頑固な黒髭コケも食べてくれる強い味方です。詳しいサイアミーズフライングフォックスの記事はこちらをご覧ください。

サイアミーズフライングフォックス
サイアミーズフライングフォックス

ブラックモーリー

ブラックモーリーやブラックライヤーテールモーリーは、その名の通り真っ黒した体色が特徴の熱帯魚です。コケは、藍藻類や水面の油膜を食べてくれる熱帯魚です。熱帯魚水槽では投入されることがありますが、水草水槽では真っ黒な体色が水草水槽のレイアウトにマッチせずあまりコケ取りして使われることはありません。

貝の仲間

貝類では石巻貝、フネアマ貝は石に付いたコケ取りに効果があります。石巻貝やフネアマ貝の卵は淡水水槽では孵ることはありませんが、水草水槽では石に付いた大量の卵が景観を壊してしまいます。水槽内でも繁殖が可能なヒメタニシやレッドラムズホーンは、増えすぎて柔らかい水草の葉は食害を受けることがあります。貝類には、その他にカラーサザエ石巻貝、カバクチカノコ貝、シマカノコ貝、ゴシキカノコ貝などいろいろな種類います。熱帯魚水槽では、貝類はコケ取りとしてだけではなく鑑賞用としても楽しむことができます。

2.おすすめのコケ取りに適した生体

生体によって食べるコケの種類は違ってきますが、発生しやすい黒髭コケや糸状のコケを食べる生体がおすすめです。また水槽に合わせた生体の選び方や導入する飼育数もポイントになります。

水槽に合わせた選び方
水草水槽

水草水槽には水草が食害されずらく、黒髭コケや糸状のコケをよく食べてくれる生体が適しています。また水草水槽は水景を意識したアクアリウムなので、コケ取りの生体によって景観が壊れないこともポイントです。水草水槽におすすめの生体は3種類います。水槽を立ち上げて、2週~3週目に導入する機会が多いオトシンクルスとヤマトヌマエビです。さらに糸状のコケや黒髭コケがではじめたらサイアミーズフライングフォックスがおすすめです。

熱帯魚水槽

熱帯魚水槽の場合は、飼育している熱帯魚によっては、エビ系は食べられてしまうので注意が必要です。エンゼルフィッシュや5cmを超える魚がいる場合は、ヤマトヌマエビは捕食されやすいです。ヤマトヌマエビの代わりには、サイアミーズフライングフォックスがおすすめです。茶ゴケなどはオトシンクルスがおすすめです。石や流木などについたコケは、石巻貝やフネアマ貝がコケ取りの効果を発揮します。

サイアミーズフライングフォックス
サイアミーズフライングフォックス
ヤマトヌマエビ
ヤマトヌマエビ
オトシンクルス
オトシンクルス
飼育数の目安

60cm水槽(60L)の場合はサイアミーズフライングフォックス3匹、ヤマトヌマエビ10匹、オトシンクルス3匹の3種類を一緒に飼育飼育した場合の目安の数になります。コケの発生しやすい水草水槽の場合は、メインの飼育魚を少なめに抑えて3種類のコケ取りの生体を一緒にバランスよく入れるとよいでしょう。

  • 30cm水槽サイアミーズは1匹~2匹、ヤマトヌマエビは2匹~3匹、オトシンクルスは1匹~3匹が目安です。
  • 60cm水槽サイアミーズは2匹~3匹、ヤマトヌマエビは5匹~10匹、オトシンクルスは3匹~5匹が目安です。
  • 90cm水槽サイアミーズは3匹~5匹、ヤマトヌマエビは15匹~25匹、オトシンクルスは5匹~10匹が目安です。
  • 120cm水槽サイアミーズは5匹~8匹、ヤマトヌマエビは25匹~35匹、オトシンクルスは10匹~15匹が目安です。

3.コケの除去効果を最大限に引き出す方法

コケをよく食べてくれる生体も水槽の環境によってはコケ取り効果を発揮できないことがあります。コケ取りの生体の効果を最大限に生かすには次の2つのポイントが重要になります。

コケの発生が抑制された水槽

どんなにコケを食べてくれる生体も、コケの発生が盛んな水槽では、生体のコケの除去効果を感じることはできません。生体のコケの除去効果は、水槽のコケの原因を対処した水槽環境が重要になります。具体的なコケの対処方法はこちらの記事をご覧ください。コケの原因が対処された水槽環境では、見苦しいコケがコケ取りの生体によって徐々に減っていき、掃除の際のコケ取りが楽になります。

定期的な水替え コケの発生が抑制された水槽
定期的な水替え コケの発生が抑制された水槽

飼育魚の餌の与え方

コケ取りのヤマトヌマエビやサイアミーズフライングフォックスは、熱帯魚に与えている餌も食べます。餌を与え過ぎずに、餌は1日1回、2~3分で食べきる量を与えるようにして、餌が残ってヤマトヌマエビやサイアミーズフライングフォックスには、なるべくいきわたらないようにします。餌の食べ残しがあるとヤマトヌマエビやサイアミーズフライングフォックスが美味しい餌の味を知り、コケを食べる量が減ることになります。

飼育魚の餌の与え方
飼育魚の餌の与え方