藍藻類の発生原因と高速除去方法

2018年12月29日

藍藻類の発生原因と除去方法

藍藻類はアクアリウムや水草水槽で発生するコケの仲間です。藍藻類はヘドロやアメーバ?のようなドロっとした形状で水槽内で繁殖するアクアリウムの厄介者です。藍藻類の除去方法から抑制対策まで詳しく紹介します。

1.藍藻類の発生原因

藍藻類は購入した水草など、外部から持ち込んでしまうことが原因で発生するといわれます。しかし外部から持ち込んでも、藍藻類が発生しずらい水槽では、すぐには藍藻類は繁殖せず、気づかないことがあります。藍藻類は繁殖しやすい水槽では、目に見えない微量の藍藻類が水槽に混入しただけで、水槽内に大発生させてしまうことがあります。

藍藻類の発生原因
藍藻類の発生原因

藍藻類とは?

藍藻類はランソウルイと読みます。藍藻類は淡水から海水、さらには地上のあらゆる場所に発生するシアノバクテリアという細菌の一種です。アクアリウムでは、水草水槽をはじめ、水槽のあらゆる場所に発生する厄介なコケとして扱われます。藍藻類の特徴は、なんといってもカビくさい臭いを放ちます。また緑色のヘドロのような形状で水槽内の底床の下層部分から、水草の葉の上まであらゆるところで繁殖します。英語はではblue green algae 、略してbgaと呼ばれています。

藍藻類が発生しやすい環境

藍藻類が発生しやすい水槽では、気づかないうちにあっという間に、藍藻類が繁殖します。藍藻類の発生しやすい場所は、底床の中、底床面、ガラス面、水草の先端、新芽、水草の葉などに発生しやすいです。藍藻類は光合成をして増えるバクテリア、細菌の一種で、水槽内のわずかな光と栄養分で繁殖することができます。藍藻類は比較的栄養分が少ない安定した水槽でも消滅することなく、一見水槽を見ただけでは藍藻類の存在がわからない底床の中に潜んでいる場合があります。写真のように底床の中でも、部屋の明かりが届くガラス面側に繁殖しやすいです。水槽内の栄養分が増えたり、水槽内の環境の変化が起きると底床の中の藍藻類の活動が活発になり底床の上にでてきて繁殖しだします。熱帯魚の飼育数が多く、栄養分が蓄積しやすい水槽では、藍藻類の繁殖スピードが早くなる傾向があります。

藍藻類が発生しやすい環境
藍藻類が発生しやすい環境

2.藍藻類の除去・駆除方法

藍藻類は、比較的容易に除去、駆除できるコケの種類です。藍藻類の除去・駆除は、市販のコケ抑制剤を使う方法と薬局で販売されているオキシドールを使う2つの方法がおすすめです。

アンチグリーンによる除去方法

アンチグリーンは、藍藻類の除去に適したアクアリウム用に販売されているコケ抑制剤です。こちらの記事では、アンチグリーンの効果や使い方を動画でも詳しく紹介しています。

アンチグリーン
アンチグリーン

オキシドールによる除去方法

オキシドールによる除去は、水草動画では2014年から実践している方法です。オキシドールにより、藍藻類の対処に悩まなくなりました。過去にオキシドールによる除去方法を動画にして、記事を書きましたが今回は、さらにオキシドールで短期間に藍藻類を除去する方法を紹介します。詳しくは次の「オキシドールによる藍藻類の高速除去」をご覧ください。

オキシドール
オキシドール

オキシドールを添加すると、水草から大量の気泡が発生します。市販のコケ抑制剤は、水草の成長を抑制しますが、オキシドールを添加すると水草の成長は促進されるように感じます。

オキシドールによる除去方法
オキシドールによる除去方法

3.オキシドールによる藍藻類の高速除去

オキシドールの添加は使い始めは、びくびくしながら少しずつ添加するようにしていました。しかし使い続けているうちに、オキシドールの添加量が増え、短期間に藍藻類を除去することができるようになりました。※今回紹介するオキシドールによる除去は、アクアリウム用品を使っていませんのでトラブルは自己責任になります。

オキシドールの添加方法

オキシドールによる藍藻類の除去は、アクアリウムや水草水槽ではかなり使われる方法になりましたが、今回紹介する方法は2~3日で藍藻を除去する方法です。したがって、これまで紹介した添加量より多く、水槽に影響を与える可能性もあります。リスクを避けたい場合は、こちらの過去の記事のオキシドールによる藍藻除去方法の記事をご覧ください。

オキシドールによる藍藻類の高速除去
オキシドールによる藍藻類の高速除去

オキシドールの添加は、10Lに対して、キャップ1杯(6ml)が目安になります。60cm水槽(60L)であればキャップ6杯が添加量になります。2日目に水槽の水替えを1/3します。換水後に初日の半分の量を添加します。20Lにキャップ1杯(6ml)のオキシドールを添加します。3日目は水替えは必要ありませんが、初日の半分の20Lに対してキャップ1杯のオキシドールを添加します。

  • 手順1初日は10Lに対してキャップ1杯(6ml)
  • 手順21日目は水替え後に20Lに対してキャップ1杯(6ml)
  • 手順32日目は20Lに対してキャップ1杯(6ml)
  • 手順4完全に除去できない場合は様子を見ながら手順2~3を繰り返す。

添加から翌日には、かなりの量の藍藻類が消滅します。1日目の水替え後の添加してから2日目にはほぼ藍藻は除去できます。

オキシドールによる藍藻類の高速除去
オキシドールによる藍藻類の高速除去

写真のように、藍藻類が底床に残る場合は、オキシドールを水槽に添加した後で、注射器などで水槽の水を底床の藍藻類に吹きかけてあげる必要があります。

生体への影響

今回の10Lに6mlの添加量による生体への影響は、小型熱帯魚各種、ヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、水槽内に発生したミジンコ、貝などにも影響はありませんでした。

水草への影響

オキシドールを添加すると、水草は光合成のような気泡を多く見せて、枯れるようなことありません。しかし今回の添加方法で、1日目の水替えをせずに、さらに添加した際に、南米ウィローモスとパールグラスを白化させて一部枯れてしまう影響がでました。モス系を使った水槽や小型水槽の場合に使う際は、今回の量の半分の量にして、様子を見ながらの添加がよいかもしれません。モス系も過剰にオキシドールを添加しなければ、影響はほとんどないです。

その他のコケの除去効果

今回のオキシドールによる添加方法により、糸状のコケやアオミドロの抑制効果・除去効果も感じられました。

4.藍藻類の抑制対策

藍藻類は他のコケのように光量や水替えだけの対処では、完全に抑制できない厄介なコケです。藍藻類の抑制には、定期的な水替えにより水槽内の栄養分の蓄積を減らしつつ、水槽内の好気性のバクテリアが活発に活動できる水流やエアーレーションが重要です。熱帯魚が多い水槽や、水草が多く植わった水槽では、夜間に酸欠になりやすく、微生物にとってはダメージを受けやすくなります。そういった酸欠にならない為に、水草水槽では夜間のエアーレーションが重要になります。また掃除の際に定期的にプロホースなどで、砂利の汚れを取り、砂利の目詰まりを防ぐような掃除方法がも大切になります。さらに外部からの藍藻類の混入を防ぐために購入した熱帯魚に入っている袋の水は、水槽には入れないようにすることも大切です。購入した水草に藍藻類が付いている場合、藍藻類の付着が目で確認できなくても、水草がカビ臭い藍藻類の臭いがするので、その場合はよく水道水で水草を洗います。