水草水槽専門ブログ

水草動画ブログは水草水槽やアクアリウムの魅力を写真や動画を使って紹介します。水草水槽やアクアリウムをこれから始めたいという初心者の方にもアクアリウム入門による水草の育て方や熱帯魚の飼育方法など、これまで経験してきたことをわかりやすく紹介します。さらに水草や熱帯魚は一種類ごとの育成や飼育の経験を紹介します。

茶ゴケ(珪藻)の発生原因と抑制対策

茶ゴケ(珪藻)の発生原因と抑制対策

茶ゴケは、珪藻という種類のコケの仲間です。アクアリウムや水草水槽をはじめて、初心者の方がはじめて発生した時に、困らせるコケの一つです。しかし茶ゴケの発生原因や除去方法を知れば、他のコケより対処しやすいコケの種類です。英語では、茶ゴケはbrown algae、珪藻はdiatomと訳されます。

1.茶ゴケの発生原因

茶ゴケが発生するタイミングは、ソイルや生体から発生される微量のアンモニアが分解され硝酸塩が検出されるタイミングで発生しやすいです。特に茶ゴケの発生は、水槽立ち上げから1~3週間の間に発生しやすいコケです。茶ゴケが発生すると、さらにアオミドロが発生しやすい状況になります。水草動画の経験では茶ゴケの発生は、リン酸塩が大きくかかわっているように感じます。水槽の立ち上げ時の好気性のバクテリアが安定しない時期に発生しやすいこと、そして初期時にリン酸塩が発生するソイルで立ち上げた時に茶ゴケが発生しやすいからです。立ち上げ時の1~3週目の期間の水替え不足やバクテリアが安定する前に生体を入れてしまうと、茶ゴケが発生しやすくなります。その他に立ち上げ時以外に、茶ゴケを発生させた特殊なケースを2例紹介します。

立ち上げ時に発生した茶ゴケ
立ち上げ時に発生した茶ゴケ

RO浄水器を使ってケイ酸塩を除去した水槽でも茶ゴケは発生する

海水魚では、茶ゴケの発生の原因の一つとされる水道水に含まれるケイ酸塩(ケイ素)をRO浄水器で除去して使うことがあります。水草動画では水草水槽で、RO浄水器でケイ酸塩を除去して、純水で管理していた水槽で茶ゴケが発生した経験があります。淡水の水槽では、立ち上げ時に茶ゴケが発生しやすいですが、水槽が安定してから茶ゴケが発生するケースは少ないです。水槽が立ち上がってしまえば、ケイ酸塩が含まれる水道水で水替えをしても茶ゴケが発生することはないです。このことから、淡水の水槽では、茶ゴケの発生と水道水に含まれるケイ酸塩はあまり深く関係ないように感じます。

RO水で精製した水槽で発生した茶ゴケ
RO水で精製した水槽で発生した茶ゴケ

自作液肥を添加して茶ゴケが発生した

過去に自作液肥の添加方法を研究していた時に、園芸用品のハイポネックス 開花促進を添加した際に茶ゴケを発生させたことがありました。ハイポネックス 開花促進を添加した水槽は安定していた水草水槽でしたが、添加した液肥の濃度が高すぎたことで茶ゴケを大発生させました。この失敗により、安定した水槽でも過剰な栄養分により、茶ゴケが好きな栄養分が増えると発生するということがわかりました。この時の茶ゴケの除去方法としては、水替え頻度を上げて、水槽内の栄養分を除去することで、茶ゴケは自然消滅することができました。ハイポネックス 開花促進の主な成分は水溶性りん酸:6.0、水溶性加里:4.0、水溶性苦土:0.05、水溶性マンガン:0.001、水溶性ほう素:0.005、13種類の栄養素をバランス良く配合(窒素無配合)、高純度天然糖質(トレハロース)配合されています。このハイポネックス 開花促進を40倍に薄めたものを水槽に添加した際に、茶ゴケが発生しました。



2.茶ゴケの除去・駆除方法

茶ゴケ(珪藻)は、水槽が安定すれば自然消滅するようなコケの種類です。しかし水槽を立ち上げた直後に生体を入れたり、立ち上げ時の水替え不足など、水槽内に栄養分が蓄積している場合は、茶ゴケやアオミドロが大発生するリスクがあります。除去方法は、水槽の1/4程度を1日おきに水替えをして、水槽の栄養分を除去することが重要です。

生体による除去方法

茶ゴケが発生したと同時に合わせてアオミドロが発生しやすくなります。水槽を立ち上げて1~3週目で、茶ゴケが出始めたら、茶ゴケ対策用にオトシンクルス、アオミドロ対策用にヤマトヌマエビがコケ除去対策になります。詳しい生体によるコケの除去方法はこちらをご覧ください。

ガラス面に付く頑固な茶色コケの除去方法

茶ゴケの種類とは少し違いますが、ガラス面につく頑固な茶色コケの落とし方を紹介します。このガラス面の茶色いコケは、砂利を使った時に発生しやすく、光の届かない場所や光量の弱い場所に発生しやすいです。プラスチックのコケ取りやスクレーパーではなかなか、除去できない頑固なコケです。水草動画では、このコケをカッターの刃を使って、頑固なガラス面のコケを取っています。カッターの刃だと、簡単にコケだけを削ぎ取ることができます。カッターの刃を裸で使うので十分取り扱いには注意ください。

ガラス面に付く頑固な茶色いコケ
ガラス面に付く頑固な茶色いコケ

動画の2分26秒あたりから、カッターの刃を使ったコケ取りの映像がご覧いただけます。

カッターのL刃(替刃)
カッターのL刃(替刃)

3.茶ゴケの抑制対策

茶ゴケは、一度立ち上がってしまえば、発生しずらいコケの種類です。茶ゴケは黒髭コケなどのように慢性的に発生しやすいコケではありません。しかし水槽を立ち上げた時の水替え不足により発生しやすいコケです。水槽を立ち上げた際は、バクテリアが安定していない一か月以内では、水替え頻度を多くすることで発生を抑制できます。