水草水槽専門ブログ

水草動画ブログは水草水槽やアクアリウムの魅力を写真や動画を使って紹介します。水草水槽やアクアリウムをこれから始めたいという初心者の方にもアクアリウム入門による水草の育て方や熱帯魚の飼育方法など、これまで経験してきたことをわかりやすく紹介します。さらに水草や熱帯魚は一種類ごとの育成や飼育の経験を紹介します。

糸状のコケの発生の原因と除去方法

2018年12月21日

糸状のコケの発生の原因と除去方法

アクアリウムの大敵であるコケの中で、特に水草の葉に付きやすい糸状のコケは、水草水槽では非常に厄介な見苦しいコケの種類の一つです。水草の葉に糸状のコケが付くことによって、水槽の景観を悪くするだけではなく、水草の成長への悪影響を与えます。糸状のコケの発生の原因から除去・駆除まで詳しく紹介します。英語では糸状のコケはhair algaeと翻訳されることが多いようです。

1.糸状のコケの発生の原因

糸状のコケは、初期に発生しやすい茶ゴケやアオミドロと違い、ある程度落ち着いた水槽でも発生しやすいコケです。糸状のコケの発生の原因は、水槽内の蓄積した栄養分によって発生します。特に生体を入れてから1~3週間で水草の葉に細かい糸状のコケが発生します。光量の強い水草水槽では糸状の繁殖に適していて、わずかな栄養分の蓄積で糸状のコケが発生します。生体を入れて、数日の間に水槽のガラス面に薄いコケが発生したら、糸状のコケも発生しやすい環境になった目安になります。発生の原因の栄養分は、わずかな硝酸塩やリン酸塩の蓄積で発生します。その為に定期的に水替えをしている水草水槽でもリセット後、トリミング後、夏の温度上昇、ソイルの劣化(硬度の上昇)、熱帯魚の追加などの水槽の微妙な環境変化が原因により、水草の光合成量が減り、栄養分が蓄積して、突然糸状のコケが発生しだすことがあります。

糸状のコケの発生の原因
糸状のコケの発生の原因

糸状のコケが大発生した水槽の水質測定

写真は、水草水槽で突然大発生したアヌビアスナナに付いた糸状のコケです。この水槽の水質を測定すると、硝酸塩が1ppm、リン酸塩が0.02ppm以下の水質です。通常はこの水質ならバランスがとれていれば大発生することは少ないですが、光量、光合成量、生体の数のバランスが崩れたりすると突然発生することがります。この水草水槽の発生原因は、週に2回の水替えをしている水槽ですが、生体を多く追加し、さらに強い光量を与えている水槽の為、糸状のコケが大発生しました。この測定にはパックテストを使っています。パックテストの測定方法はこちらの記事をご覧ください

2.糸状のコケの種類・形状

糸状のコケと言っても、様々な形状や色の糸状のコケの種類があります。アクアリウム・水草水槽で発生する糸状のコケを【糸状のコケ】、【黒髭コケ】、【アオミドロ】の3つの種類にわけて紹介します。

【糸状のコケ】1~3cm程度の糸状のコケ

強い照明の水槽では、生体をいれて、わずかな栄養分が蓄積するだけで糸状のコケが水草の葉の表面に発生しだします。最初は気づかないくらいの薄い糸状のコケですが、徐々に色が濃くなったり、長く伸びたりします。

糸状のコケ
糸状のコケ

【糸状のコケ】産毛状の糸状のコケ

水草の葉や石に薄っすら緑色した産毛状のコケは、栄養分がある水槽で発生しやすいです。ある程度光量が強く、魚の数が多すぎたり、餌の量が多すぎる水槽に発生しやすいコケです。

産毛状の糸状のコケ
産毛状の糸状のコケ

【糸状のコケ】根っ子のような糸状のコケ

根っ子のような糸状のコケは、水槽を立ち上げて初期に発生しやすいコケです。アオミドロの発生と混じって根っ子のような糸状のコケを確認することがあります。コケの種類としては、アオミドロや黒髭コケに近いコケの種類に感じます。生体のいない水槽でもソイルから発生した栄養分だけで発生することがあります。水槽が安定しだすと、根っ子のような糸状から黒髭コケや糸状のコケの勢力が強くなる傾向があります。

根っ子のような糸状
根っ子のような糸状

【黒髭コケ】刷毛状・灰色・茶色・黒色・緑色した糸状のコケ

黒髭コケは比較的短い刷毛状のコケです。水質環境によって形状や色がかわります。黒髭コケの詳しい発生原因や除去方法などの対策はこちらの記事をご覧ください。

黒髭コケ
黒髭コケ



【アオミドロ】長く伸びた糸状のコケ

アオミドロは、水槽を立ち上げて、最初に発生しやすい糸状のコケです。アオミドロの特長は長く伸びたり、水草に絡み合ったりします。水質によって、形状や色が変化します。アオミドロの詳しい発生原因や除去方法などの対策はこちらの記事をご覧ください。

アオミドロ
アオミドロ

3.糸状のコケの除去・駆除方法

糸状のコケは微量の栄養分で発生する為、糸状のコケの除去は厄介とされています。しかし今回紹介する3つの除去・駆除方法により、水草を枯らさずに綺麗に糸状のコケだけを消滅させることができます。

10日間で簡単に除去できる方法

10日間で簡単に除去できる方法は、水槽の照明を10日~14日間の消すことによって、糸状のコケを消滅させることができます。この方法は水草に影響が少なく、非常に効果的でおすすめの除去方法の一つです。詳しい方法はこちらの記事をご覧ください。

10日間で簡単に糸状のコケを除去できる方法
10日間で簡単に糸状のコケを除去できる方法

対処前
対処後
生体による除去

糸状のコケの発生が限定的で、大発生していない場合は、サイアミーズフライングフォックスやヤマトヌマエビによる除去が効果的です。詳しい生体によるコケの除去方法はこちらの記事をご覧ください。

コケ抑制剤による除去

水草水槽では、テトラのアルジミンクリアが糸状のコケの除去効果があります。詳しくはこちらのテトラアルジミンクリアの記事をご覧ください。熱帯魚水槽であればバイコムのアルジーガードを使うことによって、糸状のコケを除去です。詳しくはこちらのバイコムのアルジーガードの記事をご覧ください。

4.糸状のコケの抑制対策

糸状のコケの抑制対策は、水替えによる水槽内の栄養分の除去が重要になります。光量の強い水草水槽の場合は、水草の活発な光合成により栄養分の吸収できる為に必要なCO2添加が重要になります。CO2添加をしてない水槽の場合は、強い光量を抑えることで糸状のコケの発生の抑制に効果があります。また餌の与え方も1日回、2~3分で食べきる量を与えるようにして、餌の与え過ぎには注意が必要です。