アオミドロの発生の原因と除去方法

2018年12月19日

アオミドロの発生の原因と除去方法

アオミドロは、ぬるっとしたとろろ昆布のような感じのコケです。水槽を立ち上げて2~4週目に発生しやすいコケです。特に水草水槽を立ち上げた際に悩まされるコケの一つです。アオミドロの発生した状態から水槽の水質が把握できます。さらにアオミドロの発生の原因から除去方法までを紹介します。アオミドロをアクアリウムの世界の英語ではthread algaeという糸状のコケと訳されることが多いようです。アオミドロ属の学名はSpirogyraと訳されます。

1.アオミドロの発生の原因

アオミドロの発生は、水槽を立ち上げ、水槽内の汚れを分解する好気性のバクテリアが活動してから発生しやすいコケです。水槽を立ち上げ初期は、魚やソイルから出るアンモニアが好気性のバクテリアによって分解されて、栄養分(硝酸塩)が検出した時期に発生します。比較的茶ゴケが発生した直後に発生しやすいと感じます。また外部からアオミドロを持ち込んでしまったりすると発生することがあるといわれますが、水槽が不安定な時に特に発生しやすい印象を受けます。アオミドロの特徴は、栄養分の窒素や硝酸塩が検出されない、生体がいない水槽でも繁殖するコケです。特に水草水槽では強い光量とCO2添加の二つの条件がそろうと、栄養分の蓄積していない管理された水槽でもアオミドロは爆発的に増えることがあります。

水槽全体に発生したアオミドロ
水槽全体に発生したアオミドロ

2.アオミドロの種類・形状

アオミドロは水槽の栄養分によって緑、茶色、白の色に変化します。また環境によって長く糸状に伸びたり、水草に絡まったりして繁殖します。アオミドロの色から分かる、水槽の栄養分の目安を紹介します。

糸状のアオミドロ
糸状のアオミドロ

栄養分が高い時に発生したアオミドロ

栄養分(硝酸塩やリン酸塩)の高い水質の場合は、アオミドロは緑色になりやすい傾向があります。アオミドロの色が緑色の場合は、水替え不足だと判断できます。ソイルで立ち上げた水槽の場合は、ソイルから発生するアンモニアが分解される2~5週間目(製品によってアンモニアの発生のタイミングが若干違いがあります。)には硝酸塩が10ppm前後になり、発生した栄養分(硝酸塩)によりアオミドロが写真の様に緑色になります。

栄養分が存在する時に発生したアオミドロ

硝酸塩が1~5ppm程度、リン酸塩が0.05~0.1ppm程度の栄養分が残っている場合は、アオミドロは薄い茶色~茶色になります。水槽立ち上げ初期の栄養分が残ってたり、生体を入れた場合は茶色のアオミドロが発生しやすいです。茶色のアオミドロが発生しているときは、同時に茶ゴケも発生している場合があります。

栄養分がない時に発生したアオミドロ

栄養分が低いほど、アオミドロは白から透明に近い色になります。写真の水槽はアンモニア、亜硝酸、硝酸塩はすべて0です。アオミドロは生体がいなく、水替えを頻繁にしている水槽でも、CO2と強い光量があれば写真のように爆発的に繁殖します。この状態で、熱帯魚を投入すると茶色のアオミドロに変化します。

3.アオミドロの除去・駆除方法

アオミドロの除去は、他のコケと違い、水槽の栄養分が取り除かれても発生し続けることができるコケです。強い光量とCO2量に比例して繁殖していく傾向があります。アオミドロの除去方法は次の3つの方法が効果的です。

10日間で簡単に除去できる方法

10日間で簡単に除去できる方法は、水槽の照明を10日~14日間の消すことによって、アオミドロを消滅させることができます。この方法は水草に影響が少なく、非常に効果的でおすすめの除去方法の一つです。詳しい方法はこちらの記事をご覧ください。

10日間で簡単にアオミドロを除去できる方法
10日間で簡単にアオミドロを除去できる方法

ヤマトヌマエビによる除去

アオミドロの発生が限定的で、大発生していない場合は、ヤマトヌマエビによる除去が効果的です。水槽にヤマトヌマエビを投入する際は、あらかじめプロホースで除去しておくとヤマトヌマエビの効果が発揮しやすいです。詳しい生体によるコケの除去方法の記事も合わせてご覧ください。

ヤマトヌマエビによるアオミドロの除去
ヤマトヌマエビによるアオミドロの除去

コケ抑制剤による除去

水草水槽では、あまりおすすめできる方法ではありませんが、バイコムのアルジーガードというコケ抑制剤を使うことによって、簡単にアオミドロを除去です。詳しくはこちらのバイコムのアルジーガードの記事をご覧ください。

バイコム アルジガード
バイコム アルジガード

4.アオミドロの抑制対策

これまで水草動画ではアオミドロの抑制方法をいろいろ検証してきました。エアーレーションによる抑制効果やバクテリア剤による抑制効果など・・・、残念ながらどれも今一つ効果を感じる成果は得られませんでした。アオミドロの厄介なところは、水替えの管理された水槽でも抑制できないということです。特に水草水槽の強い光量、CO2添加の環境が非常にアオミドロにとって繁殖しやすい環境です。抑制するには光量を弱くしたり、照明の点灯時間を短くすることが抑制の効果があります。抑制方法としては、アオミドロが茶色~緑色している状態であれば、水替え頻度増ふやします。アオミドロが白色していれば光量を下げ、CO2量を減らすことである程度繁殖を抑制することができます。