水草を上手に育てる為のCO2添加方法

2020年10月19日

これからCO2添加検討している初心者から、CO2添加しても水草がうまく育たてられなくて悩んでる方に、水草を上手に育てるコツをわかりやすく解説します。書籍やネット情報にはない、水草動画の検証や経験を分かりやすく紹介します。

1.CO2の添加の目安

CO2添加量は60cm水槽に※1秒に1滴が目安とされています。この目安を基準に水槽の環境や水草の種類に合わせ調整することで、より美しく水草が育てられます。適切なCO2量の確認方法は、水草の状態を見ながらCO2添加量を調整することが大切です。※バブルカウンターによって1滴の量は違います。ADA製のバブルカウンターが目安とされていますが、似たような製品であれば、同等の目安として扱えます。

CO2の添加の目安

CO2添加後は、水草が成長しているか観察が重要です。目安としては水草の葉の裏から気泡が確認できれば、成長に必要な光合成が行われていることがわかります。葉に気泡が見えなくても、光合成は行われ、丈夫な水草であれば十分育成は可能ですが、軟水を好む水草は成長が止まったり、葉の色が薄くなったり、葉が小型化しやすいです。

2.CO2添加調整方法

CO2は水槽の環境によって、必要なCO2量が違います。水草の植わっている量が多ければ、CO2添加量も多く必要になります。CO2量に影響しやすい項目として、KH(炭酸塩硬度)、溶解方法、水温、水草の量の違いによってCO2量の消費量が大きく変動します。

水槽内でCO2量に影響するもの

※上記には記載していませんが、光量も重要な要素になります。光量が多ければCO2量は多く消費でき、光量が低ければCO2の消費量は減ります。

CO2量を多く必要とする場合

目安からCO2添加量を多く必要とする場合は、KH2°以上の場合、水温が30℃以上の場合、水草の量が多い場合には、CO2量を目安から多めに調整します。また光合成量が成長の早い有茎草の葉から光合成の気泡がでてない時にも多めに調整します。60cm水槽の場合、2秒3滴~1秒2滴に調整して水草の状態を観察します。

CO2量を少なくても良い場合

目安からCO2添加量を少なくする場合は、KH1°以下の場合、ミキサーなど効率よく溶解できる場合、水草の量が少ない場合、光量が少ない場合には、CO2量を目安から少なめに調整します。60cm水槽の場合、2秒1滴~3秒2滴に調整して水草の状態を観察します。効率よく溶かせるCO2拡散器はこちらをご覧ください

3.水草の種類に合わせた添加量

水草の種類によってCO2を求めてくる量が違ってきます。CO2が無くても育つ、丈夫な水草と紹介されている種類は、CO2量が少なくても育てやすい傾向があります。逆に軟水を好む、難しい種類と紹介される水草は、CO2量を多く必要とされる傾向があります。

水草の種類に合わせた添加量

4.CO2添加の注意点

CO2量が多すぎたり、少なすぎたりすることで、コケや魚に影響が出ることがあります。CO2添加の注意点をまとめて紹介します。

CO2添加の基本

CO2添加時の2つの基本があります。CO2の添加時間の目安は6~8時間、照明が点灯している時間帯にCO2を添加します。CO2は水槽内のエアーレーションなど酸素によって、水中にから水槽外に放出されCO2は抜けます。CO2添加時のエアーレーションや上部フィルターは、CO2添加の効率を下げるので注意が必要です。エアーレーションは水草水槽の場合は照明、CO2が切れている夜間の時間帯にします。

魚やエビへの影響

過剰にCO2添加をすると、水槽内の酸素は減ると思われますが、実際は過剰にCO2添加をしても水槽内の溶存酸素濃度(DO)は減りません。つまりCO2を添加して、水草から気泡が活発に出ている水草水槽では、CO2添加によって酸素が極端に減って酸欠になる心配はありません。さらに夜間の水草の呼吸によって、酸欠になるといわれていますが、水草から気泡がしっかり出ている水槽では、夜間エアーレーションが無くても溶存酸素濃度は6ppm程度あり、酸欠になる2ppmまでに減ることは少ないと考えられます。しかし過剰にCO2添加することで、高濃度のCO2によって魚は呼吸量が多くなるという研究結果も報告されています。水草水槽では、飽和溶存酸素量に達しやすく、実際には小型熱帯魚が酸欠により鼻上げになる状況は起こりづらいです。しかし過剰にCO2を添加すると、高濃度のCO2によって、魚は二酸化炭素中毒をおこして死んでしまうことがあります。この二酸化炭素毒は、エビより魚の方はが影響が受けやすいと感じます。

ヤマトヌマエビ

コケへの影響

CO2はコケの種類によって、コケが減ったり、コケが増えたりします。水槽の状況に合わせて、CO2の添加量や光量を調整することが重要です。水草は十分な光量とCO2量によって、活発な光合成を行われている水槽では、コケが消費する栄養分を水草が吸収することによってガラス面のコケや黒髭コケなどを抑制する効果があります。
調子のよい水槽では水替えがなくても、水草の光合成によって、水槽内の栄養分が完全に水草が吸収することもあります。

CO2の添加によってガラス面のコケが減る

水槽を立ち上げてから2~3週目に発生しやすいアオミドロはCO2量や光量に影響しやすく、水槽内の栄養分に関係なくCO2量を増やすとアオミドロの発生を促進します。アオミドロが発生している場合は、CO2量と光量を弱めて調整することでアオミドロ発生を抑えることができます。

強い光量とCO2によって増えるアオミドロ

5.動画解説

動画では水草の好む軟水と水道水の比較によるCO2量の溶け方の違いや、効率よく溶かすための方法などを紹介しています。水草動画のチャンネル登録、通知ボタンを有効にして頂くことで最新の水草動画をご覧頂けます。是非登録よろしくお願いします!水草動画のチャンネル登録はこちらから