【失敗しない為の水草の選び方】初心者向けおすすめの水草と種類

2019年3月20日

【失敗しない為の水草の選び方】初心者向けおすすめの水草と育て方

はじめて水草を育てる初心者の方や水草が育たなくて困っている人向けに水草の選び方、水草の種類を紹介します。はじめて水草を触れる機会はいつでしょうか?小学生のときのメダカや金魚の飼育に入れていた水草でしょうか?それとも学校の理科の実験で光合成の観察に使う水草でしょうか?水草は水中で育つ為、普段の生活から少し距離のある植物です。それによって水草の育成方法や疑問点が多いのも事実です。そこで水草を育てる為に必要なポイントを抑えて、水草の疑問を解消します。さらにおすすめの水草から上手に育てるコツまで詳しく紹介します。

1.水草育成に必要な環境

水草は水槽の中に植えただけでは、なかなかうまく成長しません。水草を育てるために次の3つの育成条件が重要です。

光量

光は水槽用の照明を7時間~10時間点灯することで水草に必要な光が与えられます。また照明がないメダカ水槽や金魚水槽など、屋外でも育つ水草を選ぶことで、直射日光で水草を育てることができます。

光(LED照明)
光(LED照明)

CO2(二酸化炭素)

CO2は光と同様に水草が成長する為に必要な要素です。このCO2量は水草の光合成量に大きく影響します。水槽内では魚の呼吸から排出されるCO2はわずかですが、水道水には豊富なCO2が溶け込んでいます。水替えによりCO2を補給できます。また水草水槽ではCO2ボンベから強制的にCO2添加して、水槽内にCO2を溶かします。CO2添加が無い場合はCO2が少量でも光合成できる丈夫な水草を選ぶことで育成できます。

CO2添加
CO2添加

栄養分

栄養分はメダカや熱帯魚など水槽内に魚がいる場合は、魚が出す糞がバクテリアに分解されて栄養分として水草に補給されます。この水草が栄養分を吸収することで、水槽内の汚れが浄化されます。飼育魚が少ない水草水槽の場合は、定期的に肥料を追肥する必要があります。

栄養分(肥料添加)
栄養分(肥料添加)

2.水草が育てやすい環境

上記の3つの育成条件に加え、水草が育てやすい環境を知ることで育てられる水草の幅も広がります。

水草に適した水温

水草に必要な水温は22度~28度で、ヒーターの水温設定は24度~25度の設定が最適です。ヒーターがないメダカ水槽や金魚水槽の場合は、冬の寒さに耐えられる種類の水草を選ぶ必要があります。夏などは、30度以上になる場合は、水草の成長が鈍くなります。水草水槽の場合は、冷却ファンなどで水温を調整します。

水草に適した底床

底床は土を焼き固めたソイルを使うことで水草が育ちやすい水質を作ることができます。ソイルは洗わずそのまま水槽に使います。ソイルのメリットは水草が育てやすい水質と栄養分が含まれています。デメリットは、水槽を立ち上げた時にソイルの栄養分によりコケが発生しやすいです。水草動画がおすすめするソイルは、JUN プラチナソイル水草一番サンドです。おすすめしたソイルはバクテリアの立ち上が早く使いやすい底床です。ソイルのコケ対策としては水槽の立ち上げ時の2週間までは1~2日おきの水替えが必要です。底床が砂利の場合でも水草は育成できますが、ソイルに比べると成長が悪くなる種類が多いです。

ろ過器・フィルターの選び方
・水草に適した踏フィルター

ろ過器の種類は豊富にありますが、水草には外部式フィルターや内部式フィルターが適しています。水草に適したフィルターの特徴は、空気(酸素)を水槽内に取り込まない密閉されたタイプです。CO2を添加している場合は、上部式フィルターやブクブクとエアーを送るフィルターは水中に酸素が溶け込み、せっかく溶かしたCO2が水中から抜けてしまいます。十分水草が植わっている水槽では、水草の光合成から十分に酸素が供給される為にエアレーションは※必要ありません。※水槽内に魚の数が多い場合には夜間のエアレーションが必要になる場合があります。

メダカ水槽・金魚水槽に適したフィルター

CO2添加をしていないメダカ水槽・金魚水槽に適したフィルターは、上部式フィルターやエアリフト式水中フィルターが適しています。CO2添加をしていない場合は、エアレーションによりCO2が抜ける心配がありません、逆にエアレーションによるCO2の溶解が期待できます。エアレーションを使ったタイプのろ過器は安価でメダカ水槽や金魚水槽に導入しやすいフィルターです。

3.水槽に合わせた水草の選び方

水草の選び方は、水槽環境に合わせて選ぶことが重要です。まず水草を育てる為に重要な照明の有無、温度管理のヒータの有無、CO2添加の有無によって選ぶ水草が絞られます。

メダカ水槽・金魚水槽での水草選びのポイントは、図のようにヒーター、照明の有無などの水槽環境によって違ってきます。メダカ水槽・金魚水槽で屋外で照明、ヒーターがない場合には、【水草A】屋外でも育成できる水草がおすすめです。屋外なら浮き草のホテアオイも定番です。屋内で照明がありヒーターがない場合も【水草A】屋外でも育成できる水草がおすすめです。ヒーターがある場合は【水草B】砂利で育つ丈夫な水草がおすすめです。さらにヒーターがあり、ソイルを使ったメダカ水槽であれば、【水草C】ソイルを使ってCO2がいらない丈夫な水草がおすすめです。金魚がいる場合は食べられてしまうので注意が必要です。【水草C】の育成環境があれば、【水草A】【水草B】の水草の種類も育成できます。

メダカ水槽・金魚水槽のおすすめ水草(金魚藻)
メダカ水槽・金魚水槽のおすすめ水草(金魚藻)

水草水槽・熱帯魚水槽での水草選びのポイントは、図のようにソイル、CO2の有無などの水槽環境によって違ってきます。底床が砂利でCO2添加がない場合は、【水草B】砂利で育つ丈夫な水草がおすすめです。底床がソイルでCO2添加がない場合は、【水草C】ソイルを使ってCO2がいらない丈夫な水草がおすすめです。底床がソイルでCO2添加がある場合は、【ソイルとCO2を使って初心者におすすめの水草がおすすめです。【水草D】の育成環境があれば、【水草A】【水草B】【水草C】の水草の種類も育成できます。(水草水槽・熱帯魚水槽の水草B~水草Dはヒーターを設置しているものとします。)

水草水槽・熱帯魚水槽におすすめの水草
水草水槽・熱帯魚水槽におすすめの水草

【水草A】屋外でも育成できる水草

アナカリスマツモバリスネリア スピラリススクリュー バリスネリア

【水草B】砂利で育つ丈夫な水草

アマゾンソードウィローモスハイグロフィラ ポリスペルマミクロソリウムアヌビアス ナナバリスネリア スピラリス

【水草C】ソイルを使ってCO2がいらない丈夫な水草

パールグラスミリオフィラム マトグロッセンセロタラsp.セイロン、ルドウィジア レペンス グリーン、レッド ルドウィジア、ロタラ ロトンディフォリア、テネルス

【水草D】ソイルとCO2を使って初心者におすすめの水草

グロッソスティグマラージパールグラスグリーンロタラ、ロタラ ロトンディフォリア ベトナム H’ra、ブリクサ ショートリーフクリプトコリネ ウェンティーグリーンロタラ マクランドラグリーン

4.水草に付くコケや付着物・水槽の濁り

はじめて水草を育成すると今まで見たこともないものを目にすることがあります。たとえば葉にはカビのような茶色いものが付く、腐ったような糸状の見苦しいものが発生したりする場合があります。水槽や水草に付着する大半はコケです。コケは水槽の水質によってさまざまな色や形状に変化します。コケの発生は、水中の栄養分が原因です。対処方法は水槽内の栄養分を抜く為の水替えが重要です。コケの種類やコケ対策はこちらの記事をご覧ください。また水槽を立ち上げて間もない1週間~3週間程度は水が白く濁ることがあります。これはバクテリアが活性してくるのと同じころに濁りも自然に消えてきます。この白い濁りは、水替えを2~3日に1回(水槽の3分の1)程度行うことで、濁りを取ることと同時に、コケの発生を抑制できます。

水草に付くコケや付着物・水槽の濁り

5.水草が育たない・枯れる原因

水草が育たない、枯れる原因は、水草が光合成できないことが一番の要因です。光合成に必要な光量、CO2量、栄養分が不足すると、水草の種類によっては光合成に必要な光量やCO2量が違い、光量やCO2量を多く求めてくる水草は枯れてしまったり、溶けてしまったりします。また金魚水槽やメダカ水槽の場合、水替えが少ないコケが発生しやすい極端にPHが低い水質などは、水草が溶けてしまう場合があります。水草が育たない、枯れる場合は、定期的な水替えが水草の回復につながります。さらに育成が難しい水草などはCO2を水中に効率よく溶解するために、低い硬度(KH2°dh以下)や適温(28度以下)などの条件が必要な種類もあります。水草が育たない原因についてはこちらの記事をご覧ください。水草が溶ける原因についてはこちらをご覧ください。
水草が育たない・枯れる原因

さらに詳しい水草水槽の初心者向けの水草の育て方、水槽の管理方法の記事はこちらをご覧ください。