水草が溶けるようにして枯れる原因

1.水草が溶ける原因

水草が溶ける場合は通常の水草が枯れる場合と症状や経過が違う場合があります。水草が枯れる場合は、成長が遅くなり葉が白化したり徐々に葉が黄色や茶色になり成長遅くなり枯れていくことが多いです。しかし水草が溶ける場合は、葉が突然溶けたり水草全体が溶け出すことがあります。こういった溶け出す原因は次の4つのケースに分けることができます。

  • 水質の変化によって水草が溶ける
  • ソイルを使って水槽を立ち上げた時に水草が溶ける
  • ストレスや傷の影響で水草が溶ける
  • 溶けやすい水草の種類がある

この他の水草が枯れたり・育たない原因はこちらの記事をご覧ください

水質の変化によって溶ける

水草は購入してから1~2週間で溶けて枯れてしまう場合があります。溶けて枯れてしまう水草は共通して言えることは水槽に移った影響や水質の変化によって溶けてしまうことです。また水槽の水を大量に変えた場合にも、急激な変化によって溶け出すことがあります。

ソイルを使って水槽を立ち上げた時に溶ける

ソイルを使って水槽を立ち上げて1~3週間の間に溶けやすい水草があります。溶けやすい水草としては、パールグラス、ニューパールグラス、ブリクサショートリーフなどが溶けやすいです。水槽を立ち上げた時に溶けやすい水草は、水替え頻度を増やすことで溶け出す症状の軽減や改善が期待できます。

ストレスや傷の影響で水草が溶ける

水草は株や茎が折れたり傷がある場合はそこから溶け出すことがあります。また水草は冬の寒い時期に店から自宅の水槽までに水草にストレスをかけてしまい、葉が1週間で溶けたり、抜けたりすることがあります。夏は32°を超えるような水温の場合も必要な光合成ができずに枯れたり溶けたりすることがあります。

溶けやすい水草の種類

クリプトコリネの仲間は、水上葉が水中葉に適応するために一度完全にすべて溶け出す種類もあります。また葉をトリミングした後に一枚の葉が溶け出すと連鎖ですべての葉が溶け出すことがあります。クリプトコリネの仲間は葉が全部溶けても株が残っていればまた水中葉が生えるので、葉が溶けても株や根っ子は捨てずに新しい葉が出てくるのを待ちます。

溶けて葉がなくなったクリプトコリネ
溶けて葉がなくなったクリプトコリネ

2.水草が溶け出す根本

長年水草を育成していると水草が溶け出す根本は、水草の光合成と関係があるように感じます。水草を観察していると光合成が止まったり、光合成ができなかったりすると溶け出しやすいです。光合成量が減ると溶けやすい水草の傾向として、軟水を好む難易度の高い水草が多いです。光合成量が不足する原因はいくつかあります。水草が必要とするCO2量、光量、栄養分の3つの育成条件が満たしていない場合です。特にCO2量、光量が不足しているときに光合成量が減り成長が止まり溶け出すことがあります。難易度の高い水草は硬度が高かったり、水温が高くなるとCO2の溶解率が下がり、光合成ができなくなり成長が止まり溶け出すことがあります。

光合成して成長できる環境が重要
光合成して成長できる環境が重要



3.溶けた水草の対処方法

水草は溶け出すと葉が透き通るような半透明や灰色になって、とろーんとした状態になります。この状態の水草や葉を発見したら溶けた部分を取り除きます。溶けただした部分を放置すると水質の悪化や他の水草まで影響を及ぼすことがあります。溶けだした茎や葉は溶けだした部分をはさみでカットして水槽から取り除きます。水草は根や茎が溶けていなければ回復して再生します。

4.溶けた水草の回復のポイント

溶けた水草の回復のポイントは、水草が水槽の水質に適応できる状態になるということです。購入時含め、水草が溶けてしまう症状は、致命的な枯れ方です。水草にとってストレスや水質が極端に合わなかったことが原因になる症状なので回復できないケースも多々あります。しかし水草は生命力は強いので、根や株、茎が溶けていなければ、溶け出した水草に合った水質環境であれば回復します。溶けてしまった場合は、まずは水草にストレスを与えずにじっくり回復できるだけの水質(硬度)、光量、CO2量の確認が重要です。水草の回復ポイントは、光合成の気泡が確認できる状態がポイントです。水槽全体の水草が光合成をしているような水槽では回復の見込みが高いです。溶けて葉がなくなったりした水草は前景など光量が多く当たる場所に植栽しなおして、そこからじっくり新しい葉が生えるのを待ちます。

水草の光合成に必要な5つのポイント
水草の光合成に必要な5つのポイント

CO2(二酸化炭素)が不足している場合は、二酸化炭素の添加方法を確認してください。効率よく拡散できる拡散器は安価で気泡が小さいアンビリーバブルがおすすめです。またすぐにできる対処としては、水槽の水位を5cm下げるだけでCO2の溶解量が上がります。さらに水温を24°程度まで下げるのも効果的です。光量不足の対策は、水草水槽用の強いLED照明がおすすめです。アクロ トライアングルシリーズが光量が強くおすすめです。またすぐにできる光不足の対処方法は、水槽の水位を5cm程度下げることで光不足の対策になります。肥料不足は生体がいる場合は、固形肥料のイニシャルスティックを水草の根元に追肥してください。生体の数が少ない水槽の場合は、リン、窒素が含まれたグランパワー GP-30iconの固形肥料がおすすめです。
硬度は底床にソイルを使うと軟水を維持できます。長期的に水槽の水質を軟水に維持するのは手間がかかるので、初心者の方は水槽の水質にあった水草を選ぶことがポイントです。水草動画では軟水を好む水草水槽ではRO水を使った水質管理により軟水を維持しています。RO浄水器による水質管理方法はこちらの記事をご覧ください。


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