水草の選び方

2020年10月5日

水草の選び方

水草水槽の魅力は数百種類の様々な水草の中から、好みの水草を選んでレイアウトを作っていく楽しみがあります。作りたいレイアウトをイメージして、それに合わせた美しい水草を選んでいくこともワクワクします。今回22種類の水草を購入した際の選び方のポイントを整理して紹介したと思います。

1.水槽のレイアウトに合わせて水草を選ぶ
2.水槽の環境に合わせて水草を選ぶ
3.水槽のバランスを考えて水草を選ぶ

水草の選び方
水草の選び方

1.水槽のレイアウトに合わせて水草を選ぶ

水草を購入する前に、どのようなレイアウトにするか頭の中でイメージができていると水草の購入に迷いがなくなります。私の場合は、まず「テーマ」を決めます。例えば今回の場合は「秋の色彩を感じるレイアウト」をテーマにしました。次に選ぶ水草の数はレイアウトの方法や水槽のサイズで決まってきます。ネイチャーアクアリウムであれば、水草の数は数種類、ダッチアクアリウムや自分が好きなレイアウトにする場合は好きな水草を水槽のサイズに合わせて選んでいきます。

水槽のレイアウトに合わせて水草を選ぶ
水槽のレイアウトに合わせて水草を選ぶ

2.水槽の環境に合わせて水草を選ぶ

育てたいと思う水草が決まったら、まずはその水草が自分の水槽の環境で育ててられるか確認することが大事です。難易度が高いとされる水草はCO2添加、強い照明、軟水(ソイル)この3つが必須になります。逆に容易とされる水草はCO2無添加や砂利を使った水槽で育てることができます。水質はソイルであれば、軟水の水質になり水草全般の育成ができます。ソイルでない砂利の場合は、ある程度育てられる水草が限られてきます。
軟水のソイルであれば、水草全般育てられると紹介しましたが、軟水より硬度が少し高めを好む水草もあります。ソイルより砂利のほうが育成がよいのは、バリスネリアやパールグラスなどはある程度硬度がある水質を好みます。ソイルが劣化してくるとパールグラスは成長のスイッチがはいり成長がよくなることがあります。

軟水を好む水草、硬水を好む水草
軟水を好む水草、硬水を好む水草

3.水槽のバランスを考えて水草を選ぶ

水質のバランスやトリミングなどを考えると、成長の早い水草と遅い水草を組み合わせてメンテナンスしやすくできます。成長の遅い水草のみの水槽にした場合、水槽管理の難易度が上がり、コケの発生のリスクを高める可能性があります。逆に成長の早すぎる水草ばかり選ぶとトリミングの回数が増えメンテナンス性が悪くなります。

成長の早い水草、成長の遅い水草
成長の早い水草、成長の遅い水草

●成長の早い水草 有茎水草(ロタラの仲間、ルドウジィアの仲間、ハイグロの仲間)
成長の早い水草の特長は、成長が早いため水槽の浄化能力が高く、養分を多く吸収します。成長が早いため肥料やCO2を多く要求する水草が多くトリミングなどメンテナンスの手間がかかります。

●成長の遅い水草 陰性水草(アヌビアスの仲間、ミクロソリウムの仲間)
成長の遅い水草の特長は、水質変化に強く成長が緩やかで幅広い水質に適応します。成長が遅いため、コケが付きやすく見た目が悪くなる場合があります。

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