水草水槽の失敗 アクアリウムで注意しておきたいこと2018年まとめ

2020年10月5日

45㎝キューブ水槽

立ち上げた45㎝キューブ水槽の崩壊の経緯をまとめました。立て続けに器具のトラブルと管理のミスが続き、水槽がうまく立ち上げられなかった失敗を紹介します。今回はそのトラブルの原因と対策をまとめて、少しでも情報を共有して、次の水槽の立ち上げに活かせたらと思います。

1.水槽の立ち上げ時の失敗とその原因
2.外部フィルターのインペラーの故障
3.CO2レギュレーターのトラブル
4.ソイルでのリセット時の失敗
5.ヒーターの事故への対策

1.水槽の立ち上げ時の失敗とその原因

45㎝水槽の立ち上げは、立ち上げ時の水槽の水質変化とコケの状態を観察しながら、動画を作っていく予定でした。底床はコントロソイル パウダーを使って立ち上げました。立ち上げ時から1週間おきに、硝酸塩、アンモニア、リン、PHを測定して、水草水槽の水槽の立ち上げ時の水質の推移を観察しました。まずコントロソイル パウダーはアンモニアの検出量は0.5ppm以下で、試薬液によるテトラのアンモニア測定では検出できませんでした。またコントロソイル パウダーは硝酸塩が立ち上げピーク時で1ppm以下で非常に栄養分が少ないソイルでした。水槽の立ち上げから10日ほどで茶ゴケが発生して、立ち上げから1ヶ月ほどで時の茶ゴケが発生がおさまり切らない状態で、その後生体を投入しました。立ち上げ時の失敗は水質を見て栄養分がなくコケの発生は起きないと判断して、茶ゴケが減ってきたタイミングで、水槽が立ち上がったものと判断したのが失敗でした。さらに反省点としては、栄養分の吸収が多くないヘアーグラスなどの水草を中心としたレイアウトにより、水景が出来上がる前に91Lの水槽に対して32匹の小型熱帯魚を入れてしまったことも良くありませんでした。この結果を経験して、どのタイミングで生体を入れると失敗する場合があるかということが明確にわかりました。もし茶ゴケが抑えられたタイミングで魚を入れた場合はどうなるか?やはりそれでも茶ゴケやアオミドロは発生します。しかし、立ち上げ時に生体が入っていない場合は水替えやヤマトヌマエビで茶ゴケやアオミドロが発生しても数日~1週間程度で除去できる状況まで抑えられます。したがって、水槽の立ち上げ時の生体の投入は、茶ゴケが発生して、ヤマトヌマエビやオトシンクルスをいれて、茶ゴケやアオミドロが抑えられかつ水草の成長がよく、コケが全くでていない状態を確認して生体を入れると良いことがわかります。生体の入れるタイミングはその水槽のレイアウトや使用しているソイルの栄養分など水槽の状態にも変わりますが立ち上げてから1ヶ月半から3か月後のタイミングになります。(この水槽の立ち上げは、他の水槽やバクテリアなどを入れずに、始めて水草水槽を立ち上げる初心者の方と同じような環境で立ち上げることを前提としています。)

2.外部フィルターのインペラーの故障

外部フィルターはエーハイム500を使っています。症状はカラカラ音がでるようになったり、水流が弱くなったりします。またエアーを噛む音は立ち上げ時やフィルターを掃除した直後にも発生しますが、インペラーが破損している場合もエアーを噛む音を発生することがあります。今回は新品を購入してしばらくしてで異常音がしたので、水槽を立ち上げ時のエアーを噛んでいる音だと思い込み、すぐに対処しなく、立ち上げ時の水槽に悪影響をあたえてしまいました。外部フィルターは使用期間に関係なくモーター部分のインペラーが破損してしまうことがあるということがわかりました。フィルターが壊れたときの記事はこちら

インペラー
インペラー

3.CO2レギュレーターのトラブル

CO2レギュレーターは、ボンベの圧力を調整する機器でCO2を添加する上で重要なものになります。CO2レギュレーターのトラブルに多いのが、CO2のガス漏れです。特に小型の74g用のボンベを使っていると、定期的にボンベを交換する必要があります。ボンベを交換する際にレギュレーターに接続する時にきんちんと接続できずにガスを漏らせてしまうことがあります。今回のCO2レギュレーターのトラブルもボンベを交換した翌日にトラブルが起きました。トラブルの詳しい内容はこちらの記事をご覧ください。ガス漏れの原因としてひとつは、パッキングが接続時にうまくかみ合わなかったり、強くねじ込みすぎてパッキンを破損させてしまう場合があります。新しいパッキングに変えてきちんとボンベとレギュレーターを接続したにもかかわらず漏れることがあり、ボンベとレギュレーターのかみ合わせが良くなくガス漏れするケースがあるように感じます。長年いろいろCO2レギュレーターを使ってきましたが、残念ながらずっと安定して使えるレギュレーター製品に巡り合えずにいます。解決策としては大型ボンベ用に乗り換えることで、これまでの間際らしい交換や新品のボンベを空にしていまうような無駄がなくなり解決しました。大型ボンベはコスパもよく非常に良いです。大型レギュレーターの記事はこちらから

CO2レギュレータートラブル2
CO2レギュレータートラブル2

4.ソイルでのリセット時の失敗

コケがおさまらず、またフィルター、レギュレーターのトラブルが続き一度リセットしようと水草を全て抜きました。根の張りが強いヘアーグラスが多く、水草を抜く際にソイルを巻き上がります。作業を夜中に開始して、濁りが取れたら、水草を入れ替えようとしていたのですが、翌日水槽を確認するとジェリービーンテトラが10匹程度が死んでいました。水草を抜くだけの濁りであれば、これほど生体に影響はなかったのですが、水草を抜く際にプロホースで底床の泥も抜き取りソイルをひっくり返して掃除したのが良くなかったようです。翌日には濁りはだいぶ取れていましたが、死なせてしまう生体をだしてしまいました。その他のヤマトヌマエビはペンシルは死ぬことはありませんでした。砂利の場合は、この方法をやっていて濁りで熱帯魚を死なせるケースは経験ありませんでしたが、この経験によりソイルの土を多く巻き上げてしまうようなリセットは、熱帯魚は他の水槽に退避させてあげる必要があることがわかりました。

5.ヒーターの事故の対策

リセット作業時に水槽の水を抜く作業の際にサーモスタットの本体部分のコードに、何かをひっかけたか、またはコードに力を加えたことが原因で、気づかずに、本体を固定していたものが外れてしまい、温度センサーが水槽から抜けて、水温を急上昇させてしまいました。ヒーターはいろいろ安全機能がついていますが、それでもセンサーが水槽から抜けてしまうと部屋の空気の気温を感知して、ヒーターの安全機能が作動するまで水温をいつまでも上げてしまいます。これが原因で、水槽にいた残りの一部の魚を除きすべて死なせてしまうことになりました。4と5のトラブルは完全にリセット作業の初歩的なミスにより生体を死なせてしまい反省しています。。

ヒーター事故の原因
ヒーター事故の原因

水槽を立ち上げ時やリセット時に確認しておきたいこと

・サーモスタットの本体はきちんと固定されれているか確認、またヒーターやセンサー部分のコードのキスゴムはきちんと付いてるか。
・センサーの位置が水位が下がっても、空気中に上がらない安全な高さか。
・数時間後、翌日の水温確認して、きちんとヒーターが作動しているか。

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