ブリクサショートリーフ 繊細な茂みを作るテープ状の水草

1.特徴
2.育て方
3.ブリクサロングリーフ
4.ブリクサショートリーフを使ったレイアウト
1.特徴
ブリクサショートリーフは繊細なテープ状の茂みを作る水草です。前景から中景で使われる定番の水草です。私がはじめてこの水草を知ったのは、まだネイチャーアクアリウムがメジャーではないダッチアクアリウムが主流だった25年も前のことです。ダッチアクアリウムのレイアウトの一画に美しいブリクサショートリーフの茂みがとても印象的でした。ブリクサショートリーフの独特な深みのある色合いに、葉先がカールした細い葉の茂みはとても魅力的に見えました。ブリクサショートリーフの色は、照明量や栄養分、水質などでによって赤みがかった茶色から明るい緑まで色が変わります。
別名 | ブリクサ ノボグイネエンシス |
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学名 | Blyxa novoguineensiss |
難易度 | B-C |
照明 | 普通 |
CO2 | 普通 |
PH | 6.0-7.2 |
KH | 0.5-2.0 |
成長速度 | 普通 |
大きさ・高さ | 中型 |
おすすめ度 | ★★★★★ |
2.育て方
ブリクサショートリーフは水槽の水質に合えば育てやすい水草です。CO2、照明、栄養分は特別多く要求はしませんが、バランスよく与えることにって成長スピードも上がりどんどん増えます。肥料はブリクサショートリーフの状態を見ながら根元に固形肥料(イニシャルスティックなど)を2~3か月に一度、2~3本追肥してげるようにします。CO2は無くても枯れることはありませんが、添加することによって美しい茂みを作る事ができます。育成時の照明量は高く求めてきませんが、強い照明により赤~茶色になり背丈も抑えられます。逆に照明量が弱いと明るいグリーンになり背丈が高くなる傾向があります。
トリミング方法
ブリクサショートリーフは一見ロゼット状の株で育つ水草に見えますが有茎草です。ブリクサショートリーフは他の有茎草同様に脇目から新しい葉がでてきます。トリミングは脇目をカットしていきます。高さを低くトリミングしたい場合は、差し戻しをするか、ばっさり水草の上部をカットします。
増やし方は新しい脇目の茎の葉をカットして、差し戻してあげます。
枯れる・溶ける原因
ブリクサショートリーフは比較的育てやすい水草ですが、溶けたり、枯れたりすることがあります。
購入時やリセット時に枯れる・溶ける
購入時してから1~2週間で溶けるように枯れてしまう場合は、環境の変化やストレスによって溶け出してしまうことがあります。また水槽のリセット時も極端に水替えをした際などに水質の変化によって溶け出してしまたっり、成長が鈍ることがあります。ブリクサショートリーフが溶け出してしまった場合は、溶けた葉をカットします。根と茎の部分がしっかりのこっていれば、葉がすべて枯れてしまってもまた再生します。
コケによって枯れる・溶ける
水槽立ち上げ初期など茶ゴケやアオミドロがでるような水槽では溶けたり、枯れたりすることがあります。これは茶ゴケなどによって葉が覆われてしまい、その原因で枯れたり、溶けたりしてしまいます。状況によってはすべての葉が溶けてしまうこともあります。
育成のポイント
ブリクサショートリーフはしっかり根を張って成長していく水草です。葉が溶けたり、枯れたりしても、しっかり底床に根が張っていれば1~2週間もすれば新し葉が再生してきます。育成のポイントは、一度植栽したらじっくり根が張るまで同じ場所で育成していくことが大切です。
3.ブリクサロングリーフ
ブリクサロングリーフはその名の通り葉を長くしたタイプのブリクサの仲間です。ブリクサロングリーフは比較的大きくなります。



4.ブリクサショートリーフを使ったレイアウト
明るい緑の水草を中心に使ったレイアウトです。中景の深い緑の茂みがブリクサロングリーフです。
写真はネイチャーアクアリウム展で撮影したレイアウトです。ブリクサショートリーフを前景に使ったレイアウトです。