キューバパールグラス 極小の葉が水景に美しい絨毯を作る

2020年10月21日

1.特徴

キューバパールグラスは、極小の葉が美しい絨毯を作り上げる人気の水草です。密生したキューバパールグラスの絨毯は、美しいだけではなく、水槽にスケール感を与えてくれます。葉の大きさは約2~3mm、葉の色はライトグリーンです。水槽サイズは、30㎝の小型水槽から大型水槽まで幅広い水槽に適しています。レイアウトでは、前景に植栽されることが多いですが、石組レイアウトでは、水槽全体にキューバパールグラスを敷き詰めて草原レイアウトが作れます。流通も多く、水草を取り扱っている熱帯魚ショップやネットショップで入手しやすい水草です。

キューバパールグラス

ニューラージパールグラスとの違い(比較)

キューバパールグラスによく似たニューラージパールグラスの違いと選び方について解説します。キューバパールグラスとニューラージパールグラスは非常によく似ていますが、同じ環境で育成した場合に比較すると、葉の色や成長スピードに違いがでてきます。葉の色は、キューバパールグラスよりニューラージパールグラスの方が濃い緑になります。また葉の大きさはややキューバパールグラスの方が小さく、均一性のある葉の大きさに感じます。また成長スピードはニューラージパールグラスの方が多く、育ていやすいです。そのためニューラージパールグラスが普及する前は、キューバパールグラスが主流でしたが、現在は育成の容易さによりニューラージパールグラスが使われることが多くなりました。ニューラージパールグラスの記事はこちらから

キューバパールグラス(左)とニューラージパールグラス(右)

ニューラージパールグラス

別名 へミアントゥス カリトリコイデス、パールグラスsp. キューバ
学名 Hemianthus callitrichoides
難易度 C-D
照明 強い
CO2 多い
PH 6.0-7.3
KH 1.0-2.5
成長速度 やや遅い~遅い
大きさ・高さ 小型
おすすめ度 ★★★☆☆

2.育て方

キューバパールグラスの育成は、強い光量、CO2添加の環境重要になります。底床はソイルが育てやすいですが、アクアソイル アマゾニアなど極端にKH(炭酸塩硬度)を下げるソイルは、キューバパールグラスの育成には向いていません。ソイルは、プラチナソイル パウダー水草一番サンドなどが育成しやすいです。光量、CO2が十分あり、KHが1°dH以上あり育成条件が揃っていても成長はやや遅いです。

植え方

キューバパールグラスは、塊になっている状態から約1cmの大きさに小分けにしてから植えていくとよいです。植え方は、一部の葉が底床に埋め込むように、植えると浮かんできづらくなります。写真のように約1cm間隔に空けて植えていくと良いでしょう。

トリミング・増やし方

キューバパールグラスは成長していくと、葉が重なるように成長し絨毯の厚みがでてきます。トリミングが遅れると、絨毯の高くなりすぎ下部の葉が枯れてくるので、1cm程度の高さをめどにこまめにトリミングするとよいでしょう。増やし方は、ランナーのように絨毯が広がっていくように増えていきます。

枯れる・溶ける

キューバパールグラスは、光合成に必要な光量、CO2が不足すると、葉が黄色くなったり、白化したりします。また極端に硬度が低いと、成長が著しく遅くなり、枯れたりする場合があります。また、コケ対策で使うコケ抑制剤やオキシドールでも影響を受けやすい水草です。

枯れる・白化 キューバパールグラス

3.成長記録

キューバパールグラスの育成環境は、標準60cm水槽、底床はADAのアマゾニア、CO2添加(1秒1滴)、照明はアクロ トライアングル ブライトを使用してします。肥料は定期的に、底床にテトラ イニシャルスティックグランパワー GPを合わせて追肥しています。また水替え時にエフイーエナジーを添加しています。アマゾニアとRO水で管理している水槽の為、KHが1以下の水質により、1年たっても絨毯ができないほど成長が緩やかでした。ソイルが劣化しだしたり、硬度がやや高くなると成長スピードが上がってきます。

4.キューバパールグラスの写真

キューバパールグラスの絨毯
キューバパールグラスの上を泳ぐカージナルテトラ