ミクロソリウム・ナローリーフ 深い森のような茂みを作る陰性水草

1.特徴

ミクロソリウム・ナローリーフはミクロソリウムの仲間で、葉が細く育つタイプの水草です。ミクロソリウムはシダの仲間は株で育ちで流木などに活着させてレイアウトに使うことが多い水草です。成長は種類によって若干差がありますが、レイアウトを維持しやすい成長スピードの為、ネイチャーアクアリウムのレイアウトでもよく使われる水草です。ミクロソリウム・ナローリーフを上手に育て群生させたレイアウトは非常に見ごたえがあり美しい水景ができます。ミクロソリウムの群生させたレイアウトに、青と赤に輝くネオンテトラやカージナルテトラなどを泳がせて楽しみたい水草の一つです。ネオンテトラの写真や飼育方法はこちらからカージナルテトラの写真や飼育方法はこちらから。

ミクロソリウム・ナローリーフ
ミクロソリウム・ナローリーフ
別名 ミクロソリウム プテロプス ナロー、ミクロソラム、ミクロソリム
学名 Microsorum pteropus “Narrow”
難易度 B-C
照明 普通
CO2 普通
PH 6.5-7.2
KH 0.5-3.0
成長速度 遅い
大きさ・高さ 中型
おすすめ度 ★★★★★

2.育て方

育成は流木などに、糸などで固定させます。活着力があるため綿の糸で巻き付けても、糸が溶け出すころにはミクロソリウムが流木に活着します。簡単に巻くには園芸用のビニールのスチール線を使うと便利です。ミクロソリウムの育成ポイントの一つは、コケの発生しずらい水槽でじっくり育成することが重要です。比較的成長が遅いので葉がコケに覆われてしまうことがあり、うまく育たないということがあります。CO2は添加なくても枯れることはありませんが、綺麗なミクロソリウムの群生を作るにはCO2の添加は欠かせません。照明は強いほど成長が早く綺麗なミクロソリウムの茂みを作ることができますが、強すぎるとコケが付きやすくなるので注意が必要です。肥料は魚のいる水槽では特に与える必要はありませんが、魚がいるこなれた水槽ではミクロソリウムはよく育ち綺麗な状態になります。

3.ミクロソリウム・ナローリーフの種類

  • ミクロソリウム・セミナロー
  • ミクロソリウム・ナローリーフ(トロピカ)
  • ミクロソリウム・本ナロー
ミクロソリウム・セミナロー

ミクロソリウム・セミナローは、一般的によくレイアウトで使われる細い葉のタイプのミクロソリウム・ナローリーフのようです。他のナローより成長が早く育成しやすいです。流木を活着させて、数か月もすると綺麗な茂みができます。水槽を立ち上げた直後などは、しばらく成長が遅いですが水槽がこなれ落ち着いたころにはミクロソリウム・セミナローの成長が良くなり水槽内で存在感でてきます。

ミクロソリウム・セミナローを使ったレイアウト
ミクロソリウム・セミナローを使ったレイアウト

ミクロソリウム・ナローリーフ(トロピカ)

販売名はミクロソリウム プテロプス ナローとなっています。通常のミクロソリウム・プテロプスに近い印象です。購入時の説明には細くなるタイプとありましたが、写真のような感じになりました。水上葉はミクロソリウム・セミナローと同様に細い葉をしていました。成長はミクロソリウム・セミナローと比べると遅く、育成の難易度は少し高くなります。

ミクロソリウム・ナローリーフ(トロピカ)485日目
ミクロソリウム・ナローリーフ(トロピカ)485日目



ミクロソリウム・本ナロー

本ナローは、葉の幅が一番細いタイプのミクロソリウム・ナローリーフです。非常に幅が細いのでレイアウトでは繊細な茂みを作ってくれます。他のミクロソリウム・ナローリーフと比べて流通が比較的少なく高価な点が残念です。

ミクロソリウム・本ナロー 購入時
ミクロソリウム・本ナロー 購入時

4.コケの対処

ミクロソリウム・ナローリーフをうまく育てるコツは、コケの発生しづらい水槽で育成することが大切です。ミクロソリウムやアヌビアスナナのように成長の遅く、葉が固い水草はコケが付きやすいです。コケの抑制対策としては、熱帯魚の数と餌の量を抑えて、成長の早い水草を多めに植栽することでコケの発生を軽減できます。またコケをよく食べてくれるヤマトヌマエビを投入することでコケの予防からコケの除去策になります。詳しいヤマトヌマエビの記事はこちらをご覧ください。ミクロソリウム・ナローリーフにコケがついてひどい状態になってしまったら、その水草をバケツなどに入れ替えて、1週間~10日間程度、照明を当てないでコケを撲滅する方法やコケが付いた部分をすべてカットしてしまう対処方法があります。ミクロソリウムの仲間は非常に丈夫で、葉をすべてカットしても株が残っていれば枯れることはなく新しい芽がでてきて復活します。またミクロソリウムに活着させた流木に黒髭ゴケがついてしまう場合は、流木に食酢を筆で塗りつけて2,3分したらよく洗うと流木についた黒髭コケは駆除できます。食酢を使うときの注意点は、ミクロソリウムの葉にはつかないように注意ください。食酢が葉についてしまうと、葉が枯れてしまいます。また食酢以外に木酢や竹酢などで黒髭ゴケを駆除できますが、一番安い食酢で十分効果はあります。

5.病気

ミクロソリウムの種類の病気でシダ病という病気があります。夏の水温の高温や葉を密生させた状態などで発生しやすく、他の葉へ感染力もありシダ病気をみたら枯れた部分を取り除き駆除する必要があります。ミクロソリウムのシダ病を防ぐには、密生しすぎた葉の部分を定期的にカットしたり、株を間引いたりすることが大切です。
シダ病の写真はこちら

6.葉の裏のブツブツや葉の先の先端の色が変わる症状

  • 葉の裏のブツブツ
  • 葉の先の先端の色
葉の裏のブツブツ

ミクロソリウムの仲間では葉の裏に茶から黒色のブツブツした胞子を付けます。このブツブツを始めて見た方は、病気や何かの卵と間違え気持ち悪いと思いカットして捨ててしまいたくなると思いますが、そのまま育成すると写真ように胞子から芽や根がでて増えていきます。葉の裏のブツブツの写真はこちら

葉の裏のブツブツ
葉の裏のブツブツから芽がでてくる
葉の先の先端の色

葉の先が色が変わっている状態を見かけることがあります。始めてみる方は病気や肥料不足ではないかと感じますが、これは新芽や成長中の葉はこのような状態になります。

葉の先の先端の色
葉の先の先端の色


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