流木レイアウト ウィローモスを綺麗に育てる

流木に活着したウィローモスの茂みは美しい水景を作ります。今回はそんな流木レイアウトで使うことの多いウィローモスの育て方について紹介します。

1.流木に活着させるポイント

流木レイアウト ウィローモスを綺麗に育てる
おすすめのウィローモスの種類

ウィローモスといっても多くの種類が販売されています。多くの種類は活着できますが、流木におすすめの種類の一つに南米ウィローモスがあります。南米ウィローモスは、写真のように先端が三角形状に成長していくので、活着した流木に陰性植物のシダのような独特の雰囲気を作ります。また通常のウィローモスより南米ウィローモスはやや緑が明るい茂みができます。

流木におすすめの南米ウィローモス

使う量

水槽サイズや巻きつける流木サイズにも違いはありますが、目安として、30cm水槽なら1パック(500円~1000円)、45cm1~2パック(1000円~2000円)、60cm水槽であれば1~3パック(1000円~3000円)が目安になります。比較的成長が早いので、導入時は1~2パックと少なめにして、トリミング時にカットして増えたウィローモスを流木に巻いて使う方法もできます。少ない量で始めるデメリットは、ウィローモスのボリュームのバランスが悪くなる場合があります。しかし少ない量で増やしながら育てた場合でも2~3ヶ月もすればバランスの取れた綺麗な茂みが作れます。

3本の流木に巻くために使ったウィローモス使う量

南米ウィローモス ボール2個(1ボールは成長具合にも違いはありますが、1パックと同等程度の量になります。)

育成環境

南米ウィローモスも容易に育成できるモスですが、通常のウィローモスよりやや育成難易度は高く感じます。育成環境は、CO2添加は無くても育成はできますが、美しい茂みを作るにはCO2添加と合わせ強い光量が重要です。底床は砂利でも育成は可能ですが、ソイルを使った軟水から中性の水質を好みます。栄養分は窒素系の栄養分を要求してくるように感じます。ソイルで立ち上げ時など窒素分が豊富に含まれた水質の場合、綺麗なウィローモスの茂みが作りやすいです。

育成環境

2.流木の巻き方

流木とウィローモスを活着させる方法は糸を使う方法と接着剤を使う方法があります。一般的な方法としては、糸を使い流木や石に巻きつけます。使う糸には、水に溶けないナイロン(合成繊維)と水に溶ける木綿糸があります。また水草用の糸も販売されています。

釣り糸と水草用の糸

釣り糸の使用例

釣り糸(ハリス、テグス)はナイロン製で安価で使いやすいです。色は透明、太さは1号程度のものが扱いやすいです。

水草用の糸の使用例

写真のプラントツイストは水草用でナイロン製です。この製品は結び部分を指でねじるだけで、簡単に結べるユニークな製品です。

プラントツイスト

プラントツイストでウィローモスを巻いた流木

その他に木綿糸(ADA モスコットン)があります。木綿糸は巻いてからしばらく経過すると糸が自然に水に溶けてなくなります。溶けるタイミングが水草がうまく活着した場合は、良いのですが活着できなかった場合は、水草が取れてしまう場合があります。木綿糸は、裁縫で使う通常の木綿糸でも代用できます。

私のおすすめは釣り糸を使い、結んだ部分が目立ちづらく、しっかり固定する方法が好きです。

接着剤の使用例

水草専用の接着剤が販売されています。接着剤は糸では巻きづらい形の流木や石などに水草を活着させるときに使いやすい方法です。接着剤の詳しい使い方はこちらの記事を御覧ください。

接着剤の使用例

接着から3日目 ウィローモスの接着例
接着から38日目 ウィローモスの接着例

3.綺麗な茂みができるまでの成長記録

南米ウィローモスを流木に巻いて綺麗な茂みができる約一ヶ月の成長記録をご覧ください。育成環境は、底床はJUN プラチナソイルを使っています。照明のLEDはアクロ TRIANGLE LED GROWを使用しています。CO2は45cm水槽(36L)に2秒に1滴を添加しています。その他に砂と石を使った環境で育成しています。

流木に巻いて1日目 南米ウィローモス

流木に巻いて7日目 南米ウィローモス
流木に巻いて7日目 南米ウィローモス
流木に巻いて15日目 南米ウィローモス
流木に巻いて15日目 南米ウィローモス
流木に巻いて15日目 南米ウィローモス
流木に巻いて15日目 南米ウィローモス
流木に巻いて22日目 南米ウィローモス
流木レイアウト 22日目の水景
流木に巻いて34日目 南米ウィローモス
トリミング(34日目) 南米ウィローモス
流木レイアウト 34日目の水景

4.トリミング方法

トリミングにより、長く綺麗なウィローモスを楽しむための2つのポイントを紹介します。1つめはトリミングするタイミングです。成長させ過ぎて、ウィローモスに厚みができてしまい下部が枯れてきてしまう状態はよくありません。逆にトリミングが早すぎるとウィローモスの綺麗な茂みを楽しめません。目安は見頃がトリミングのタイミングです。綺麗だと思いトリミングが遅れると、ウィローモスが成長しすぎ流木から剥がれやすくなります。

トリミングは短くカットする 南米ウィローモス

2つめはトリミングする長さです。写真の様に短くトリミングすることがポイントです。短くカットすることで、流木とウィローモスが活着しやすく長期に維持しやすくなります。流木とウィローモスの活着部分に光量が当たるようにすることポイントです。

トリミング後 南米ウィローモス

トリミング前 南米ウィローモス
トリミング後 南米ウィローモス
トリミングから12日目 南米ウィローモス
トリミングから12日目 南米ウィローモス