ミクロソリウム プテロプス 丈夫で存在感のある美しい水草

2020年10月23日

1.特徴

ミクロソリウム プテロプスは、濃い緑の存在感のある丈夫な水草です。ミクロソリウムといえばプテロプスを指すことが多いです。葉の色は、新芽はライトグリーンをしていますが、徐々に濃いい緑になります。葉は厚みがあり、しっかりしています。葉の長さは15cm~30cm、葉幅は2cm~4cmの大型になる水草です。レイアウトでは、流木に活着して使うことが多いです。流木に活着させることで、水草の高さを自由に調整でき、レイアウトでは扱いやすい水草です。水槽サイズは、中型水槽から大型水槽に適した水草です。流通も多く、熱帯魚ショップやネットショップで入手できます。ミクロソリウムは種類も多く魅力ある人気のある水草です。

ミクロソリウム プテロプス

別名 ミクロソリム
学名 Microsorum pteropus
難易度 B-C
照明 普通
CO2 普通
PH 6.0-7.5
KH 0.5-3.0
成長速度 遅い
大きさ・高さ 大型
おすすめ度 ★★★★☆
アヌビアスとミクロソリウムどっちが育てやすい?

ミクロソリウムといえば、ミクロソリウムプテロプス、アヌビアスといえばアヌビアスナナというくらい、初心者向け、丈夫な水草の2種類の水草です。どちらも美しく定番の水草ですが、どちらも成長が遅くコケの付きやすい水草です。それでは初心者にどちらが育成しやすいか?と聞かれれば、環境にも違いはありますが、ミクロソリウムの方が丈夫で育てやすい印象があります。アヌビアスナナも丈夫ですが、コケがついた葉をすべてカットした場合、ミクロソリウムの方が再生しやすい印象を受けます。また生体が多い場合もアヌビアスナナよりミクロソリウムプテロプスのほうが育てやすいです。小型水槽であれば、大きくならないアヌビアスナナが扱いやすいです。

アヌビアスナナ

2.育て方

ミクロソリウム プテロプスは、弱酸性から中性の水質を好む水草です。底床は、ソイルが育てやすいですが、砂利でも十分育成できます。CO2添加はなくても育成できますが、CO2添加することでより美しい状態を楽しめます。CO2添加がない場合は、生体の数をできる限り減らし、コケが発生しずらい環境にすることがポイントです。ミクロソリウム プテロプスは、成長が遅く、半年から1年以上の時間をかけて綺麗な茂みができます。その間、葉にコケがつきやすく枯れる前にコケまみれになることがあります。美しく育てるコツは、ミクロソリウム プテロプスの葉の裏に光合成による気泡が確認できる程度のCO2添加と光量があると良いです。

育て方のコツ 葉の裏から光合成の気泡が見える状態 

また水槽立ち上げから3~6か月間はCO2添加をおこなっている環境でも成長が遅い場合があり、この間コケがつきやすく、コケに覆われてしまう場合があります。具体的なコケ対策はこちらのコケの原因と対策をご覧ください。

活着方法

ミクロソリウム プテロプスは、流木や石に活着できるタイプの水草です。流木に活着できることにより、レイアウトに使いやすくネイチャーアクアリウムでも定番の水草です。活着方法は様々ですが、水草動画では、園芸用で使われているPETタイ(菊用・黒)という針金のようなタイプで流木に巻きつけています。黒色のタイプを使うことで、流木に巻いた部分も目立ちづらくなります。

流木に活着させ方 ミクロソリウム プテロプス

PETタイ(菊用・黒) ミクロソリウム プテロプス

PETタイを使い流木に巻く ミクロソリウム プテロプス

トリミング・増やし方

ミクロソリウム プテロプスのトリミングは、群生しだすまでは枯れてきたり、コケがついた部分をこまめにカットします。葉の数が増えてくると株も大きくなり株分けできる状態になります。株が長く伸びた部分をハサミでカットして増やすことができます。またミクロソリウムは、葉の裏に茶色や黒いぶつぶつのような胞子をつけ、葉から芽がでてきて増やすことができます。うまくいけば胞子がついた葉を流木に巻くだけで増やすことも可能です。

葉の裏の胞子(茶色い丸い部分)

葉の裏の胞子から新しい芽がでてくる
枯れる・溶ける

ミクロソリウム プテロプスが枯れたり、溶けたりする原因はいくつかあります。水草が成長せずに枯れてしまう場合は、CO2量や光量が不足している場合があります。また成長がよい状態に発生しやすい、シダ病により枯れてしまう場合があります。シダ病は葉が増えてきた時期に発生しやすいです。症状は写真のように葉が黒くなり、その黒い部分が徐々に他の元気な葉にも感染します。シダ病は、葉が密生した部分や照明に近い部分に発生しやすい印象を受けます。シダ病については詳しくはこちらの記事をご覧ください。

葉が黒く枯れるシダ病 ミクロソリウム プテロプス

3.成長記録

写真をご覧いただくとミクロソリウム プテロプスの成長スピードがわかります。ミクロソリウム プテロプスの育成環境は、60cmワイド水槽、底床は園芸用の富士砂、CO2添加(1秒1滴)、照明はアクロ トライアングル ブライトを使用してします。肥料は定期的に水替え後2~3日空けてからアイアンエイド自作液肥を添加しています。

4.ミクロソリウム プテロプスの写真

ミクロソリウム プテロプスの写真
真上から撮影 ミクロソリウム プテロプス
深い緑が美しいミクロソリウム プテロプス