サジタリア・ナタンス 中景から後景に使えるテープ状の水草

2023年3月18日

1.特徴

サジタリア・ナタンス(サジタリア・スプラータ)は、濃い緑が美しいテープ状の水草です。葉は黄緑色から濃い緑色をしています。葉の大きさは葉幅は5mm~10mm、葉の長さは20cm~40cm、バリスネリア スピラリスより少し小さくした雰囲気の水草です。レイアウトでは、小型水槽~中型水槽であれば後景、大型水槽であれば中景から後景に使える水草です。同じ仲間のピグミーチェーンサジタリアによく似ているので、ピグミーチェーンサジタリアと組み合わせて、前景から中景にピグミーチェーンサジタリア、中景から後景にサジタリア・ナタンスを使うのも面白そうですね。流通は多くありませんが、水草を多く取り扱っている店舗やネットショップでは入手しやすいです。

サジタリア・ナタンス

別名 サジタリア・スプラータ
学名 Sagittaria natans(Sagittaria subulata)
難易度 C
照明 普通
CO2 普通
PH 6.0-7.3
KH 0.5-2.5
成長速度 普通
大きさ・高さ 中型~大型
おすすめ度 ★★★☆☆

2.育て方

サジタリア・ナタンスの育成は、弱酸性から中性の水質を好みます。軟水を維持しやすいソイルが育成しやすいです。砂利での育成も可能ですが、美しい茂みを作るには十分な光量、CO2添加が重要です。

購入時 サジタリア・ナタンス

大きさ(水中葉) サジタリア・ナタンス
植え方

サジタリア・ナタンスは植栽時は、2cm~3cm程度の間隔で一本ずつ植えていきます。水上葉は浮力があり浮かんできやすいので、根の部分をピンセットでつかみ3cm~4cmの深さに植えると浮かんできづらくなります。

トリミング・増やし方

サジタリア・ナタンスは、枯れてきた葉や伸びすぎた葉をカットします。またランナーで増える為、環境のよい水槽では1か月もすると、あちらこちらから芽がでてきます。放置しておくと、増えすぎてしまうので、こまめに長く伸びたランナーを間引く必要があります。

枯れる・溶ける

成長は根が張るまでにやや時間がかかることがあり、コケがついて弱らせてしまう場合があります。また葉が徐々に小型化したり、葉の色が白化、黄色く枯れたり、溶けたりする場合は、長期にわたり光合成に必要なCO2や光量が不足したことが原因で起こります。砂利や石を使った水槽やソイルが劣化した水槽の場合、水質のKH(炭酸塩硬度)が高くなり、CO2の溶解度が減り水草の育ちが鈍くなることがあります。

3.成長記録

サジタリア・ナタンスの育成環境は、照明はアクロのトライアングル グロウ、底床はJUNのプラチナソイル パウダーを使っています。CO2添加は60Lの水槽に対して1秒に1滴の量を添加しています。肥料は立ち上げ時のソイル栄養分だけで育成しています。今後、様子を見ながら底床にテトラ イニシャルスティックグランパワー GPを合わせて追肥していきます。

4.サジタリア・ナタンスの写真

サジタリア・ナタンスの写真
サジタリア・ナタンスの花
サジタリア・ナタンスの小さな花

5.価格・選び方

サジタリア・ナタンスは30~45cm水槽であれば2~3株、60cm水槽は3~5株、90cm水槽は5~10株が目安になります。

※最新の価格は一覧のリンク先から確認してください。見つからない場合は楽天で探すのリンクから検索できます。
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