硬度・PHを下げる 水草が育つ水質の作り方

2024年3月1日

もし水草が育たなく困って、硬度(GH・KH)やPHを下げる方法を探した末に、このページに辿り着いた方がいたら嬉しいです。この記事では水草水槽に適した水質が作れるマーフィード エキスパート マリンZ(RO浄水器)を10年間使って水草水槽、熱帯魚水槽を管理して使い続けているメリットをわかり易く紹介します。メリットだけではなく使い方やデメリットも知っていただいた上でRO浄水器の魅力を知っていただけたら幸いです。

1.水草への効果

水草への効果
水草への効果

RO浄水器は水道水に含まれるミネラル分を除去することができます。水草育成はミネラル分が少ない軟水の水質を好みます。水道水はお住まいの地域によって含まれるミネラル分量が違い、このミネラル分を多く含まれている※地域では水草育成に適しません。そのためミネラル分を多く含んだ硬水の地域では書籍やインターネットの情報を見て同じような環境を作っても思い通りに水草を育てられないことがあります。また軟水の地域にお住まいの方でも水槽内の石や砂利、魚に与える餌の量などによって水槽内にミネラル分が蓄積して水草育成に不向きになる場合があります。水草水槽では底床にこのミネラル分を吸着できるソイルを使うことによって一定期間、水草が育ちやすい水質を維持することができます。ソイルを使い水槽を立ち上げて半年過ぎまで水草がよく育っていたのに徐々に水草が育たなくなるのは、ソイルによるミネラル分の吸着が弱まりだしたことが原因で水草の育成不良が起きます。

RO浄水器とは?

RO浄水器は水道水に含まれる様々な物質が溶け込んでいる水から水の分子だけを通過させ純水を精製できる逆浸透膜(ROはReverse Osmosisの略)というフィルターが付いています。家庭の浄水器との違いは、家庭の浄水器では塩素(塩素臭)、カビ臭などを除去できますが、RO浄水器では水道水に含まれているほとんどの物質を除去できるため、家庭の浄水器では除去できないミネラル成分のカルシウムイオン、マグネシウムイオンを除去することができます。RO浄水器のは詳しい仕組みはこちらのサイト(外部)をご覧ください。

RO浄水器とは?

このようにRO浄水器を使うことで、水草がよく育つ水質を維持することができます。ちなみにネイチャーアクアリウムのADA本社はミネラル分の少ない軟水の地域の新潟県に所在します。都内などミネラル分の高い地域でネイチャーアクアリウム展を開催する際はRO浄水器を使い水質を軟水に調整するそうです。※お住まいの地域の水質傾向はこちらの水草の種類に適した水質を知ろう記事を参考にしてください。

2.コケ抑制の効果

次の写真はRO水で水槽を立ち上げた、飼育生体がいない立ち上げ初期に発生した大量の黒髭苔です。写真の黒髭苔の発生原因はソイル初期に発生する栄養分が原因です。

黒髭苔 TDS25ppm(硬度が0に近い水質)

RO浄水器は海水魚ではコケの発生の原因の一つのケイ酸の除去を目的として使用することがあります。水草水槽でも水道水に含まれる不純物を除去することによって、コケの抑制効果があるという見解もありますが、水草水槽ではコケ除去の為にRO浄水器の導入を検討するのはおすすめしません。その理由として、いま発生しているコケをRO浄水器を導入してもコケの除去の効果は期待できません。コケの除去は水換え頻度、生体の数などコケの種類に合わせたメンテナンスや水槽環境の改善が重要です。

このように既に発生しているコケの除去は期待できませんが、RO水は水草の育ちやすい水質により水草の成長を促進し、コケの原因となる栄養分を水草が吸収できることによってコケの抑制効果は期待はできます。

3.熱帯魚への影響

熱帯魚の飼育はカラシン、ラスボラ、ディスカス、エンゼルフィッシュなど軟水(弱酸性)を好む種類にはとても相性が良いです。エンゼルフィッシュ、ディスカス、ビーシュリンプなどのブリーダーは、RO浄水器を使用することもあります。逆にグッピーやプラティなど弱アルカリ性を好む水質の熱帯魚には相性はよくありません。グッピーは丈夫なのでRO水(TDS30ppm)でも飼育は可能ですがおすすめできません。ヤマトヌマエビも飼育は可能ですが長期飼育に合わない印象があります。

水草・熱帯魚への影響
水草・熱帯魚への影響

4.RO浄水器のメリットとデメリット

メリット

水草水槽でRO浄水器で精製したRO水を使用するメリットは大きく3つあります。

  • 育てられる水草の種類が増える
  • 水槽のレイアウトの幅が広がる
  • 水草水槽を長期維持しやすくなる
育てられる水草の種類が増える

RO水はこれまで難しいと感じていた水草が育てやすくなり、水道水の水質に影響されず幅広い水草を楽しむことができます。水草育成に悩まされている硬度の高い地域の方でも硬度の高さを気にすることなく、多くの水草の種類を楽しむことができるようになります。

RO水で育てた水草水槽

水槽のレイアウトの幅が広がる

石や砂利を使った水槽では育成が難しかった水草もRO水により育成できる種類が増えます。砂利を使った水槽でもまるでソイルで立ち上げた時のような※水草が良く育つ水槽環境を作ることができます。このように石や水道水の影響を最小限に抑え、水草の選択肢が増えレイアウトの表現の幅を広げることができます。※石や砂利の種類によってはミネラル分(カルシウムイオン・マグネシウムイオン)を多く溶け出すことがあり、硬度が下がり安定するまで時間がかかる場合があります。

水草水槽を長期維持しやすくなる

石を使ったレイアウト水槽や硬度の高い地域(TDS80ppmまたはKH3以上の地域)では、ソイルで水槽を立ち上げた場合でも半年を過ぎると徐々に軟水を好む水草が育ちが悪くなり、水草の栄養分の吸収が減ることで水槽内の栄養分が蓄積しやすくなりコケが増えやすくなり水槽のリセットに繋がります。RO浄水器を使った水換えにより、水槽内のミネラル分の蓄積を減らし、ソイルの劣化が起きても水草の成長不良が起きづらい環境をキープできます。

このように石・砂利、水道水の影響を最小限に抑え、時間をかけてじっくり水景を作り込んでいける環境ができます。軟水の水質を長期に維持できることにより、RO水の魅力はなんといっても水道水の水質に影響されず、水草水槽楽しめることです。これはソイルの劣化や砂利を使った水槽でも、水質を軟水に維持できるとういことです。
このように石や砂利のレイアウト素材やソイルの劣化の影響を最小限に抑え、時間をかけてじっくり水景を作り込んでいける環境ができます。

デメリット

RO浄水器は手間と時間がかかるということが最大のデメリットです。

手間・時間がかかる

RO浄水器は水道水からRO水(純水)を精製するのに時間がかかります。さらに水槽に入れる際に精製したRO水を水道水で調整する必要があります。エキスパート マリンZ 75の場合は1時間に約12L精製できます。生産量は水道の水圧と水温によって違い、例えば私の家の場合は、20Lを夏は48分、水温が低い冬は52分と生産量が低下します。またマンションなど水道の水圧が低い場合は別売りの加圧ポンプが必要になる場合があります。

設置例 エキスパート-マリンZ 75
RO水の精製・生産

さらに精製したRO水を水道水と混ぜて調整してから使います。誰でも簡単にできる作業ですが、やはり精製に時間かかるということが最大のデメリットです。

どんな人におすすめ?

RO浄水器は、CO2を添加した時や強いLED照明を使ったときのように、すぐに変化がわかるような効果は感じられないかもしれません。しかし長期的にRO水を使って水草水槽を管理していると、CO2添加の必要性が高いのと同じように、RO水で管理した水槽は水草がとても育てやすくなります。特にソイルが劣化した時期に水草が育ちにくさを感じて、改善したいと思ったことのある方、砂利で水草を育てたいと思っている方、一番におすすめしたい方は硬度が高くて、水草が育てるのが難しく感じている地域の方には、RO浄水器の導入により水草水槽の楽しさがより広がると思います。逆におすすめしない方はお住まいの地域の水質が軟水(TDS60ppm以下、KH2以下)で、既に水草が育ちやすい場合は必要性は低くなります。もちろん軟水の地域でも石や砂利など水槽内に硬度が上がる場合はRO水による水換えは効果的です。手間や時間をかけてでも水草を安定して育てたい方にはRO浄水器はおすすめです。

5.製品の選び方・価格

マーフィードのエキスパートシリーズは3種類販売されています。3種類は生産量に違いがあり、50は190L/日(130ml/分)、75は280L/日(190ml/分)、150は570L/日(390ml/分)となっています。短い時間で精製できる150が性能がいいことになります。90cm水槽まではエキスパート マリンZ 75、さらに90cm水槽以上や少しでも短時間で生産したい方はエキスパート マリンZ 150が水草水槽では良いと思います。私は75を使って45cm、規格60cm、ワイド60cmの3本の水槽を管理しています。

本体

マーフィード エキスパート マリンZ(本体)
商品名 価格 備考
楽天 アマゾン Yahoo!ショッピング
マーフィード エキスパート マリンZ 50 24,090円 24,112円 23,640円 190L/日(130ml/分)
マーフィード エキスパート マリンZ 75 24,876円 24,412円 280L/日(190ml/分)
マーフィード エキスパート マリンZ 150 30,098円 30,098円 570L/日(390ml/分)
※最新の価格は一覧のリンク先から確認してください。見つからない場合は楽天で探すのリンクから検索できます。
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加圧ポンプ

水圧が低いとRO浄水器は生産量が落ちるだけでなく、除去能力にも影響します。加圧ポンプは純正品の他にアクアリウム用として販売されているものを1機種紹介しています。


エキスパートマリンZ用 ローフロー加圧ポンプキット
商品名 価格 備考
楽天 アマゾン Yahoo!ショッピング
マーフィード ローフローポンプキット 26,785円 26,260円 エキスパートマリンZ50、エキスパートフレッシュZ50用
マーフィード ハイフローポンプキット 31,088円 30,512円 エキスパートマリンZ75・150用、エキスパートフレッシュZ75・150用
クロノスレイン LS−8100 17,451円 19,390円 17,128円 こちらの動画がとても参考になります。(外部リンク)
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6.使い方

RO浄水器(エキスパート マリンZ)の使い方から水草水槽の水質の作り方を実際にどのように使っていくか詳しく紹介します。

取り付けられる蛇口タイプ

まず最初にRO浄水器と接続できる蛇口の種類を確認します。蛇口がRO浄水器に対応できるか確認ください。

取り付けられる蛇口タイプ

設置方法

RO浄水器は風呂場や流し台にバケツをセットして精製することをおすすめします。時間を見ながらバケツに精製した水を溜めていきますが、ついつい忘れてバケツの水を溢れさせてしまうことがあります。風呂場や流し台であれば、溢れた水で浸水することはありません。

水道水とRO浄水器の接続方法

水草に適した軟水・弱酸性の水質のつくり方

水換えのバケツに水道水と精製したRO水の割合で水質を管理していきます。例えば軟水にしたい場合は5(RO水):1(水道水)、やや硬度が欲しい場合は3(RO水):1(水道水)にします。この割合はお住まいの水道水や水槽の硬度によって割合を調整する必要があります。数値を厳密に毎回同じにする必要はありません、RO水と水道水の割合はざっくりで大丈夫です。

RO水と水道水の割合

水草の水質の目安

水草水槽は、毎日の魚に与える餌などによって徐々にTDSやKHは上げる傾向にあります。水槽の水質は下記のように維持できると水草は育ちやすい環境になります。

  • 軟水に調整したい水槽例 TDS:25~40ppm KH:0~0.5°dH
  • やや硬度欲しい水槽例 TDS:40~60ppm KH:1~2.5°dH

定期的にTDSやKHを測定して水草や水槽の状態を確認しながら水質を調整することで理想の水質に近づきます。

あると便利な測定器

TDSメーターで測定した結果は0に近いほど純水に近い結果になります。TDSメーターは瞬時に測定できるため、気軽に使えて便利です。またTDSの値によってフィルターの劣化具合なども把握できます。私が使っているTDSメーターはTDSメーター EZを使っています。安価で使いやすい製品です。

TDSメーターによる水質チェック
TDSメーターによる水質チェック

KHは水草の育てやすい水質傾向を確認できます。またソイルが劣化してくるとこのKHが上昇し、水草の成長不良が起きやすくなります。RO水によりKHは1以下をキープできます。私は簡単に測定でききるテトラテスト 炭酸塩硬度試薬KHを使っています。どちらもリンク先に使い方を紹介しています。
テトラテスト 炭酸塩硬度試薬KH

水換えのルーティーン

精製に時間のかかるRO浄水器はスームズに水換えを行っていくことがポイントです。

水換えのルーティーン

具体的な水換えのルーティーンを紹介すると、3本の水槽のためにあらかじめ40L(20L×2)のRO水を精製します。水換え作業をはじめる前にRO水を生産をはじめ、生産が終わったら3本の水槽の水換え作業をはじめます。砂利水槽(ワイド60cm水槽)は15L×バケツ2杯分(RO水10L:水道水2~3L)、ソイル水槽(規格45cm水槽)は15L×バケツ1杯分(※RO水10L:水道水2~3L)、ソイル水槽(規格45cm)は15L×バケツ1杯分(※RO水10L:水道水2~3L)で水換えをしています。※立ち上げ初期は(RO水10L:水道水3~4L)でした。水道水は予め別のバケツで中和してからRO水と割っていきます。コツはRO水生産のためのバケツ(20L)とRO水専用のバケツ2個(15L)を使っています。バケツの数の目安は普段使うバケツの数の倍のバケツがあるとRO水の水替え作業がしやすくなります。バケツはRO水用に、色の違うバケツを用意しておくとRO水と水道水の判別が付きやすくなります。もし水道水とRO水の区別がつかなくなった場合は、TDSメーターで確認します。
青がRO水用15L(入れる水)、白は水換え用15L(捨てる水)

商品名 価格 備考
楽天 アマゾン Yahoo!ショッピング
ポリバケツ本体 青 (15リットル) B-15 760円 668円 746円 アマゾンは白もあり
ポリバケツ本体 青 (20リットル) B-20 フタセット 1,670円 2,210円 1,651円
ポリバケツ本体 青 (25リットル) B-25 フタセット 1,846円 ※1,644円 1,830円 ※アマゾンは蓋は別売りです。25L用の蓋はこちら

RO水を貯めるバケツは収納用にも使える※20L

掃除が終わったら、写真のようにRO浄水器(エキスパート マリンZ75 幅35×奥行8×高16cm)をバケツに蓋をして収納しています。写真はB-20の20Lに収納していますが、※20Lはサイズ的にぎりぎりなので収納する位置やチューブの曲がり方では蓋がうまくしまらないことがあり、画像のようにバケツの蓋を止める部分(持ち手の根本)からRO浄水器のメーターが90度の位置に来るように入れるとうまく収まります。収納までの利便性を考えたら一回り大きいB-25 フタセットのバケツでも良いと思います。

注意点

RO浄水器を使っていて失敗を経験して気をつけていることなどを注意点をまとめて紹介します。

  • 夏場は放置すると2~4日で腐ってくる
  • RO水に調整された水槽に、直接水道水は入れない
  • RO水(純水)をそのまま水槽に入れない
夏場は放置すると2~4日で腐ってくる

RO水(純水)は、不純物が含まれていないため、空気中の菌が入り込みやすく繁殖しやすい水です。夏場など気温が高い時期は痛みやすく、そのままバケツに放置しておくと2~4日で腐ってきて腐敗臭を発します。ストックする場合は、予め中和していない水道水をそのままRO水と割って置くと、夏場でも塩素の効果で3~5日はバケツでストックできます。また冬の場合は逆に水道水を入れずにストックしておき、使う時に水道からお湯をいれて水温を合わせて使うと便利です。冬は3~4日程度であればすぐに腐ることはありません。

RO水に調整された水槽に、直接水道水は入れない

水槽の硬度を下げるに分には水草や魚は大きな影響ありませんが、RO水で軟水に下げた水槽に硬度の高い水道水を直接入れると、水草には悪影響を与えます。水草は急激に水質の硬度を上げると、葉は脱水症状のようにしおれてしまうことがあります。特にハイグロなど葉が大きい水草に影響が出やすいです。逆にヘアーグラスなど葉の細い水草には影響は小さいです。RO水は硬度を下げる分には生体や水草に影響は少ないですが、低い硬度から高い硬度に調整する場合は徐々に水を合わせが必要です。

RO水(純水)をそのまま水槽に入れない

RO水を水道水で調整せずに水槽に入れ、水槽の水質が極端に軟水(TDS0~15ppm)になる場合、悪影響を与える場合があります。純水は軟水を好む魚や水草に直接の悪影響はありませんが、極端に軟水になった水はPHの変動が大きくなりやすく、魚に大きなストレスをかける場合があります。水槽のTDSは15ppm以上になるように調整することをおすすめします。

交換・寿命

製品のフィルターの交換や寿命は、お住まいの水道水の水質、使用頻度・量、さらに使う排水調整チップの種類によって違ってきます。

生産量・排水調整方法

メーカーの説明では、新品は95%の除去率あり、90%以下になったらフィルターの交換目安になり、熱帯魚にはミネラル分が必要で水道水を割って使う場合は、90%以下の除去率になっても問題ないということです。フィルターは筒状の2種類の「セディ&カーボンXX」と「マリンメンブレン」が交換できます。「セディ&カーボンXX」は5ミクロン以上の大きな物質を除去するフィルターです。「マリンメンブレン」は水に溶けてセディ&カーボンXXで除去できなかった小さい物質を除去できるRO(逆浸透膜)フィルターです。

「セディ&カーボンXX」が劣化してくると塩素が検出されてきます。硝酸塩はマリンメンブレンで除去されるそうですが、私の経験では「セディ&カーボンXX」を交換したことによって硝酸塩も下がりました。「マリンメンブレン」が劣化してくるとTDSが上昇します。これまで10年間使用した際の劣化具合は、新品時は2~5ppm(除去率93~97%)、5年目では8~10ppm(86~89%)、10年目では10~13ppm(82~86%)の精製能力を維持しています。この10年間で交換したのは「セディ&カーボンXX」1回交換のみでした。排水調整チップは1:3のフィルターの寿命を長く維持できるタイプをセットしています。私の場合は長く目詰りすることなく使えましたが、水道水の水質によっては短い期間で目詰まりやTDSの上昇により「マリンメンブレン」交換が必要な場合もあると思います。水草水槽の場合は定期的に精製した純水をTDSを測定して、15~20ppmを超えたら「マリンメンブレン」の交換目安になります。

交換品 フィルター
商品名 価格 備考
楽天 アマゾン Yahoo!ショッピング
マーフィード セディ&カーボンXX(50/75/150用) 6,040円 6,910円 6,040円 交換目安:残留塩素が検出時、6ヵ月以上使用時目詰まりによる生産量低下
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商品名 価格 備考
楽天 アマゾン Yahoo!ショッピング
マリンメンブレン 50G 7,050円 5,300円 7,050円 1~3年(水質による)目詰まりによる生産量低下TDS値が上昇時
マリンメンブレン 75G 7,676円 7,676円
マリンメンブレン 150G 13,029円 13,029円
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7.RO水を使った水草水槽例

動画はRO水で管理している水草水槽です。

ソイルとRO水を使った水草水槽例

軟水を好む水草や赤系水草も育てやすくなります。またRO水を使うことでソイルの劣化を緩和する効果も期待できます。

ソイルとRO水を使った水草水槽例
ソイルとRO水を使った水草水槽例

ソイルとRO水を使った水草水槽例
ロタラマクランドラ

砂利とRO水を使った水草水槽例

写真は現在の水景です。10年間RO水を使って管理している水槽です。

RO水で管理した水草水槽

混泳水槽ですが熱帯魚も調子がよいです。

RO水で管理した熱帯魚水槽

水草が成長不良が起きたときに、追肥したり、光量を改善したり、CO2量を調整したり・・それでも解決しないことがあります。しかしRO水にしてからこれらの水草の成長不良に悩まされることがほとんどなくなり、水草の調子をキープできるようになり綺麗な水槽を長期に維持できるようになります。CO2量、光量が十分ある水槽で、毎日餌を与えている熱帯魚を飼育している水槽での水草の肥料不足と感じる葉の白化、小型化などの症状は水質(硬度)による影響が大きいと感じるようになりました。上記の水槽は液肥は添加していません。固形肥料もいつ追肥したのか覚えていないくらい期間が空いています。水草の肥料は魚の数が少ない水槽やCO2量や光量が高く、水草の成長が良い水槽の場合は追肥が効果的です。

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