【ph計・ph測定器】PHメーターの選び方

2020年6月16日

これまでPHメーターは国産製品からアマゾンで売っている安価な海外製品まで様々な製品を使ってきました。今回はいろいろな製品を使ってみた経験から製品の違いや選び方など、はじめてPH測定器を購入する方やPHメーターの購入を検討されている方向けにわかりやすく紹介します。

1.PH測定器の選び方

PHの測定方法は、PHメーター(デジタル式)、試薬液、試験紙の3つの方法が一般的です。PHメーター、試薬液、試験紙のメリット、デメリットを知り、予算や目的に合わせて選ぶことが大切です。

PH測定器の選び方

PHメーターの特徴・メリット・デメリット

PHメーターは、数値で結果が把握できます。コンマ0.01まで測定できる機種もあります。数値を比較したい場合や記録を残す場合に適した測定方法です。価格は2,000円~30,000円のものが多いです。

PHメーターの特徴・メリット・デメリット

メリット

PHメーターは数値で把握できるので、試薬液や試験紙と違って色の判定による個人差はでません。特に微妙なPHの違いや水質変化の推移などの測定にはPHメーターが使いやすいです。

デメリット

精度を保つために定期的な校正が必要です。センサーも消耗品で寿命があり交換が必要です。

試薬液の特徴・メリット・デメリット

試薬液は測定したい水に、試薬液を数滴入れて、色の変化を見てPHの値を測定できるタイプの測定方法です。とても使いやすくアクアリウムでもよく使われる測定方法です。価格は1,000~2,000円程度のものが多いです。

試薬液の特徴・メリット・デメリット

メリット

簡単に測定できます。測定の精度はPHメーター>試薬液>試験紙という順にPHメーターの次にわかりやすい測定方法だと感じます。

デメリット

試薬液には使用期限があり、開封から徐々に制度が落ちます。また色がついた水や濁った水の測定には向いていません。

試験紙の特徴・メリット・デメリット

試験紙は、測定したい水に試験紙を付けて、比色紙と比較してPHの値を測定します。価格は1000~2,000円程度のものが多いです。

試験紙の特徴・メリット・デメリット

メリット

PHを測定する方法としてはもっとも簡単な方法です。他の測定方法と比べて、一番コストがやすく気軽に測定できることで幅広い用途で使われています。また試験紙の判定をスマホのアプリを使って判定する製品もあります。

デメリット

試験紙には使用期限があり、開封から徐々に制度が落ちます。測定方法としては、精度が低い測定方法に感じます。PHの微妙な変化や推移などの測定には向いていません。

【PHメーター】おすすめの価格帯別の選び方

PHメーターは数千円の安価な製品から数万円の高価な製品まで、多くの種類の製品が販売されています。PHの測定方法は、一緒の手順ですが、実際に安価な製品と高価な製品を使ってみると違いは感じられます。

5,000円以下

価格帯5,000円以下のPHメーター

予算が5,000円以下なら、PHメーターより試薬液、試験紙の方が扱いやすく感じます。その理由としては、実際にアマゾンの安価なPHメーターを使ってみましたが、使い始めは良いのですが、使っているうちに測定が安定しなくなりました。また校正方法も粉末状のものから精製水を使い標準液を作る為、手間がかかります。耐久性や校正の手間を考えると、試薬液、試験紙の方が扱いやすく感じます。もしPHメーターをアマゾンなどで購入する際は、レビューの低評価の☆1や2の評価を確認するのも参考になります。

校正方法が面倒
5,000円~10,000円

アクアリウム製品では、5,000円~10,000円のPHメーターが多いです。この価格帯の製品は、試薬液や試験紙などと比べて扱いやすいです。アクアリウム用ならエコペーハーがおすすめです。

価格帯5,000~10,000円のPHメーター

10,000円~30,000円

精度が求められる場合や使用頻度が多い使い方の場合は、しっかりした製品を選ぶことをおすすめします。今回はじめて国産の堀場アドバンスドテクノ(堀場製作所)のPHメーターを使い、安価な製品やアクアリウム製品と比べて、やはり性能や使いやすさは大きく違いを感じました。

価格帯10,000円~30,000円のPHメーター

3.日本製PHメーターの実力

日本製PHメーターの実力

これまで様々なPH測定器を使ってきましたが、やはり一番性能が良く安心感のある製品は国産のPHメーターでした。なにが一番違うかというと、やはり継続的に使った時の中性付近の値の変化の分かりやすさです。安価な製品、アクアリウム製品含めて、使い始めは気にならないのですが、使っているうちに中性付近6.5~7.5の結果が不安定になります。今回使った国産のPHメーターは中性付近もキビキビした動きで結果が確認しやすかったです。特に今まで使っていたアクアリウム製品や安価な海外の製品と比べて下記の2つの点に違いを感じました。

利用シーンが広い

利用シーンが広い

少量を測定できるメリットは大きく2つあります。1つ目は果汁などこれまで測定しずらかった少量の液体を測定できるようになります。PH測定の幅を大きく広げる画期的な製品だと感じました。2つ目は校正のしやすさ、精度を保つために校正は必須になりますが、少量の標準液で校正できるため、使う前に気軽に校正できます。

安心感がある

安心感がある

アクアリウム製品のでは使用回数は約400回程度でのもを使ってきましたが、堀場アドバンスドテクノ(堀場製作所)のコンパクトpHメータは約1,500回と4倍近い耐久性があります。また水の中に落としても大丈夫な防水性なため使用していても安心感があります。ラクアツインのコンパクトpHメータは熱帯魚の飼育水・河川・湖沼・温泉・排水・土壌・発酵・醸造・化学・薬品・学校教育などで使われているPHメーターです。

もちろん今回使ったPHメーター、試薬液、試験紙は正しい使い方が大切になります。【PH計・測定器】本当にその測定は正しい?水質測定の使い方のコツは動画と記事でまとめて紹介しています。