はじめてのレッドビーシュリンプ~小型水槽で楽しむ~

アクアリウムにはエビを飼育する楽しみ方があります。今回はそんな観賞用として人気の高いレッドビーシュリンプの魅力から飼育方法まで、実際に飼育した経験を動画と合わせ紹介します。飼育方法は、ブリーディングするめの方法ではなく、初心者の方や水草水槽でのレッドビーシュリンプの飼育方法の一例です。動画と合わせてお楽しみください。

1.特徴

レッドビーシュリンプは、赤と白の模様が美しいエビの仲間です。水草水槽の明るいグリーンにとても映え、パールグラスの茂みにレッドビーシュリンプがいるだけで、癒される景色を楽しめます。レッドビーシュリンプは体長約2cm程度、ミナミヌマエビと同じくらいのサイズのエビです。寿命は約2年程度です。私がレッドビーシュリンプに出会ったのは1997年頃、ショップで見たのがはじめてでした。当時はクリスタルレッドシュリンプ(CRS)という名前で、今より数倍の価格で販売されていた記憶があります。レッドビーシュリンプは、人気でブリーダーによりバンドタイプ(赤白バンド)、モスラ、日の丸タイプなど、様々な模様のタイプが改良品種により作られています。今回飼育したレッドビーシュリンプは、一番安価でポピュラーな、赤白バンドです。

レッドビーシュリンプ

別名
学名 Neocaridina sp.
分布 改良品種(香港?不明)
体長 2cm(最大3cm)
分類 ヌマエビ科
エビ用の餌、顆粒(沈降性があるタイプ)、冷凍餌
価格 400円~
水質 弱酸性~中性
水温 22~28℃
おすすめ度 ★★★☆☆

2.飼育方法

レッドビーシュリンプはややデリケートなエビとして、気難しそうなイメージのあるエビです。しかし実際に飼育してみると、水草が良く茂った安定した水槽であれば、特別難しさは感じません。水質は弱酸性から中性を好みます。水草が良く茂った水槽であれば、PH7.0以上になることがありますが問題ありません。水温は24~25℃で飼育しています。夏場30℃を超えることがありましたが、死ぬようなことはありませんでした。しかし一般的には、夏場の高温は弱いとされ、水温対策は必要になります。夏場の高温対策も参考にしてください。

水替え頻度

熱帯魚水槽では水替えは、週に1~2回、水槽の3分の1を変えることが多いです。レッドビーシュリンプの飼育も基本的には変わりませんが、この水槽では水替え頻度は2~3週間に1回の水替えで管理しています。水替え頻度は、水槽の状況に応じて行うことをおすすめします。ソイルはアンモニアや亜硝酸が発生している立ち上げから2週間は週に3~4回必要です。さらに立ち上げ1~2か月は硝酸塩が蓄積しやすい場合があるので、週に1~2回の水替えが必要なことが多いです。水草が良く育ち、コケがでない状態になれば、水替え頻度を減らした管理も可能になります。水替えは、必ずカルキを抜いてから使用してください。カルキ抜きはテトラ コントラコロラインがおすすめです。

水合わせと飼育時の注意

水温合わせ、水合わせは熱帯魚と同様の方法で行いました。導入方法はこちらの記事をご覧ください。レッドビーシュリンプの飼育時に心がけたことは、水質の悪化に気を付けました。餌の与え過ぎや水替え頻度の少ない水槽では、水質が悪化しやすいです。適切な水替え頻度は重要な管理になります。今回飼育した30cm水槽は、水槽立ち上げて約2年以上たつ水草水槽です。安定した水槽の場合、ポツポツ死ぬような経験はありません。私の経験、ポツポツ死なせない為には、水草が良く茂った水質変化が少ない安定した水槽を維持することがポイントだと感じます。

混泳できる魚

レッドビーシュリンプと混泳できる魚は、約2~3cm程度の大人しい小型魚が向いてます。小型魚はミクロラスボラ・エリスロミクロンボララス・マキュラータラスボラ・アクセルロディ ブルーレッドテトラなどがいます。

レッドビーシュリンプの混泳に向いた魚 ミクロラスボラ・エリスロミクロン

レッドビーシュリンプの混泳に向いた魚 ボララス・マキュラータ

また水草動画の水槽では、オトシンクルスオトシンネグロは、レッドビーシュリンプを捕食されることはありませんでした。環境によっては、稚エビや小さいエビは、上記の小さい小型魚でも捕食してしまう場合があるので注意が必要です。サイアミーズフライングフォックスは、大きなレッドビーシュリンプも食べてしまう場合があるので注意ください。今回の動画で話していた少し大きな魚とは、サイアミーズフライングフォックスです。ヤマトヌマエビやミナミヌマエビとの混泳も可能ですが、混泳はおすすめしません。一番の理由としては、飼育した時のレッドビーシュリンプの観賞価値をさげてしまいます。またレッドビーシュリンプより、繁殖力や生命力の強いエビに抑制されてしまう可能性があります。

餌の与え方

レッドビーシュリンプは、熱帯魚と同様の小型熱帯魚の餌を与えます。餌の種類は顆粒タイプの沈降性のあるテトラ プランクトンを一日1回少量を与えます。与える量は記事の下にある動画内をご覧いただくと目安になります。与える際に、指で軽くすりつぶすようにして、細かくして与えると魚が食べやすくなります。

繁殖方法と水質データ

繁殖するには、良く水草が茂った環境で、水草の光合成の浄化により、コケが発生しづらい環境であれば、比較的容易に自然繁殖が楽しめます。水質は一例です、この水質が理想というわけではありません。水質の目安は、良く水草が育ちコケが少ない水質がよいと感じました。ソイルは2年以上使い続けていますが繁殖を楽しめました。産卵してから1~2週間で、稚エビが確認出来ることが多いです。小さくてもしっかり赤と白のバンドが入り可愛いです。

抱卵 レッドビーシュリンプ

産卵できる状態 レッドビーシュリンプ
PH (※1)7.0~(※2)7.5
TDS(伝導率) (※3)100~140ppm
GH(総硬度) 2.5~3.0°dH
KH(炭酸塩硬度) 2.0°dH
HN4(アンモニア) 0ppm
NO2(亜硝酸) 0ppm
NO3(硝酸塩) 1ppm以下
PO4(リン酸塩) 1ppm以下
  • (※1)飼育した水槽ではPH7.0以上になることが多いです。弱アルカリ性になる原因は、水草の光合成が活発な為、常に溶存酸素量が7ppm以上になりに飽和溶存酸素量に近い状態な為、弱アルカリ性に傾きやすくなります。
  • (※2)飼育した水槽では7.5くらいまで上がる場合があります。
  • (※3)水道水は60~80ppmを水替えをしています。測定した水槽の水質は、水替えせずに足し水で管理している期間がある為、やや伝導率が高くなっています。

おすすめの水草は、丈夫で成長の早い水草がおすすめです。CO2を添加していない場合は、ウィローモスが良いです。ウィローモスは丈夫で、稚エビの隠れ家にもなります。

ウィローモス

CO2を添加して水草が良く育つ環境であれば、パールグラスがおすすめです。動画で紹介したようにライトグリーンがレッドビーシュリンプの白と赤の色が映えます。

パールグラス

4.飼育記録

30cm水槽の環境はこちらの記事をご覧ください。

5.レッドビーシュリンプの写真

レッドビーシュリンプの写真
バリスネリアナナとレッドビーシュリンプ
水草の茂みにレッドビーシュリンプ

6.動画

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