ペンギンテトラ 泳ぐ姿を楽しめる熱帯魚

2023年4月17日

1.特徴

ペンギンテトラは、その名の通りペンギンを連想するような黒のラインに、斜め45度に泳ぐ姿が可愛い魚です。群れで泳ぐ傾向があり見ていて楽しめる熱帯魚です。体長は4.5cm~6.5cmとやや大きくなるタイプの小型魚から中型魚です。混泳は可能ですが、同種同士の小競り合いがあり気性はやや荒い魚です。5匹以上の群れで楽しみたい魚です。ペンギンテトラの寿命は4年~5年、長寿になると8年近く生きる個体もでてきます。水槽サイズは中型水槽から大型水槽に適した魚です。流通も多く、熱帯魚を取り扱っているショップでは入手しやすい魚です。ペンギンテトラの種類には改良品種のバルーンペンギンテトラがいます。

ペンギンテトラ

別名 サンタマリア
学名 Thayeria boehlkei
分布 ブラジル、アラグアイア川、アマゾン川
体長 5cm~7cm
分類 カラシン
フレーク 顆粒(沈降性があるタイプ)、冷凍餌
価格 150円~
水質 弱酸性~中性
水温 22~28℃
おすすめ度 ★★★☆☆

2.飼育方法

ペンギンテトラは丈夫で飼育しやすい熱帯魚です。環境によって5~7cm程度の大きさになるので、45cm水槽以上の水槽で飼育したい魚です。底床はソイル、砂利どちらでも飼育は可能ですが、水質は弱酸性~中性を好みソイルでの飼育が適しています。ペンギンテトラは初心者向けの丈夫な熱帯魚として、古くから親しまれている魚です。飼育は容易ですが、成長とともにやや性格がきつくなる傾向があるようです。また柔らかい水草の葉を食べてしまう場合があります。飼育の注意点は購入時の運搬や水質変化などのストレスで弱らせてしまう場合があります。購入直後の水温合わせや水合わせに気を付けて、1~2週間で落ち着きます。また季節の変わり目の温度差や、水替えの少ない悪化しやすい水槽では、白点病にかかる場合があります。飼育は水草を多く植えると良いです。

餌の与え方

餌は、フレーク、顆粒タイプの餌など人工飼料を与えるとよいでしょう。写真の個体の飼育では、顆粒タイプのテトラ プランクトンを与えています。与え方は一日1回、2~3分程度で食べきる量を与えています。またペンギンテトラは、草食性がややあるので、テトラ プランクトンのような栄養バランスが取れた餌を与えることで、草食性を弱まるように感じます。餌のやり方次第では、パールグラスやグリーンロタラのような草食性の強い魚に食べられやすい水草も、草食被害を防ぐことができます。

3.飼育記録

飼育は45センチのキューブ水槽で飼育しています。底床はリーフプロソイル ノーマルを使用しています。購入は5匹、飼育から約5月経過しました。通常のカラシンだと半年でほぼ成魚のサイズになることが多いですが、ペンギンテトラは環境によって成長がやや抑えられるような印象を受けます。餌の与え方や水槽サイズ次第では、飼育から約半年経過しても、4.5cm程度の大きさに抑えられています。飛び出し事故は少ない種類の魚に感じますが、小競り合いが激しい場合は飛び出し対策も必要になります。

飼育から1日目 ペンギンテトラ


飼育から140日目 ペンギンテトラ

飼育から154日目 ペンギンテトラ 

4.ペンギンテトラの写真

ペンギンテトラの動画はこちらの記事でお楽しみ頂けます。

ペンギンテトラの写真

群れで泳ぐペンギンテトラ

5.価格・選び方

ペンギンテトラの購入時に意識していること、気をつけていることを紹介します。

購入のポイント

ペンギンテトラの購入数は30~45cm水槽であれば2~5匹、60cm水槽は5~10匹、90cm水槽は10~20匹の数が目安になります。水槽に入れるタイミングは水槽立ち上げから1~3週間後、水槽内の透明度が上がってから購入したいです。

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