クリスタルレインボーテトラ 究極に美しい小型カラシン

1.特徴
2.飼育方法
3.白色化の症状
4.クリスタルレインボーテトラの写真
5.飼育した感想

1.特徴

クリスタルレインボーテトラは透き通るからだに、美しいレインボーカラーに光る体色が最大の魅力です。流通しているクリスタルレインボーテトラは現地採取のワイルドが販売されています。クリスタルレインボーテトラは2センチほど非常に小さく飼育はとてもデリケートな魚です。秋から春の時期に輸入されることが多いそうです。現地の気候などによっては夏などにも輸入されることがあるそうです。この魚は水質に敏感で水温管理に注意が必要な魚です。

別名
学名 Heterocharax sp./Characidae sp.
分布 ペルー
体長 約2~3㎝
分類 アレステス科
ブラインシュリンプ 冷凍餌
価格 500円~1,500円
水質 弱酸性~中性
水温 23~27℃
おすすめ度 ★★☆☆☆

2.飼育方法

水草水槽にきっと美しい映える小魚だと思い何度か挑戦していますが、なかなかうまく飼育できません。クリスタルレインボーテトラは飼育情報が非常に少なく長期飼育の情報もほとんどありません。今回はそんなクリスタルレインボーテトラ飼育記録をまとめた記事になります。コケ取りのオトシンやヤマトヌマエビはいますが単独種で飼育をしました。今回ショップで情報収集してクリスタルレインボーテトラでの飼育で気を付けたい点をまとめてみます。

  • 飼育のポイント
  • 購入時の注意
  • 水合わせ
  • 餌の与え方
  • 飼育記録
飼育環境
飼育環境
飼育のポイント

クリスタルレインボーテトラを多く取り扱っているスタッフのアドバイスでは、白い濁りの発生はとにかく頻繁な水替えをすれば対処できるとのこと。また夏場の高温には注意が必要だそうです。水質は水温が25度~26度、PHや硬度を上げるものは水槽に入れず、弱酸性を保つとのことです。個体が小さいので餌はこまめに与えるとといいそうです。アドバイスから、餌は1日2回水槽の水はRO水で管理、水替えは魚が落ち着くまで毎日1/4の一程度換水していきます。

購入時の注意

購入の際は、体色に白い濁りがない個体を選んでもらうことが大切です。元気な個体でも体に白い点や白い濁りのある部分の個体は1~2週間で必ず死んでしまいます。購入後はこの症状を発症させないために水質管理が重要になってきます。今回ある程度の数を注文したので袋を3つに分けて配送してもらったのですが、それでも2匹は配送中の袋内で死んでいました。また購入時に気を使った点は配送時間や気温など魚に負担をかけないように近くのショップや寒くなる前の時期に購入することにも気を使いました。

水合わせ

クリスタルレインボーテトラを水槽に入れる際の水合わせを紹介していきます。袋を水槽に入れて、水温を合わせます。水槽は立ち上げて、6週目の水槽に入れていきます。袋を20~30分水槽で水温調整したら袋からバケツに魚を移します。非常に小さな魚で、袋内に魚が残っていないか、注意をしながらバケツに移していきます。できる限り魚に水質変化によるストレスを与えないように水合わせは時間をかけて行います。6mmのエアーチューブで水槽から点滴で水を合わせていきます。ここでクリスタルレインボーテトラが入っていたバケツの水の伝導率を測定したところ、2,000ppm以上もあり、非常に高い数値でした。ショップに確認すると、ショップの水槽内でも2,000ppm以上あるけれども特に薬品やコンディショナーなどは使っていないとのことでした。かなり水槽との伝導率に差があったので、水合わせのバケツの水位が高くなったら、バケツの水を水槽にくみ出して調整します。この作業を何度か繰り返して、徐々に水をならしていきます。水合わせが終わったら、魚を水槽に入れます。

餌の与え方

導入から二か月はブラインシュリンプを沸かして、一日2回あたえていました。その後冷凍のブラインシュリンプを与えています。食いつきは沸かしたブラインシュリンプは非常に食いつきが良いです。冷凍餌は若干食いつきは悪いですが、毎日与えるのには非常に便利で与えやすいです。与えていた冷凍ブラインシュリンプはキョーリンのクリーン・ベビーブラインシュリンプを与えていました。ブラインシュリンプの沸かし方の記事はこちらから

ブラインシュリンプ孵化器
ブラインシュリンプ孵化器

飼育記録
  • 投入日25匹投入しました。開封後、2匹が死着で残り23匹生存していました。
  • 1日目フィルターの吸込口に2匹死んでるのを確認しました。さらに体色が全体的に薄く白く濁り完全に弱っている個体一匹発見。数時間後吸水口に吸い寄せられて弱っている状態です。水替え1/4換水
  • 2日目前日の不調の魚は発見できず。エビに捕食されたようです。18匹は健康、1匹は餌を食べない状態で、群れと一緒に泳がない状態です。体は大きいが他の魚と比較して少しお腹が痩せている感じ、体色は普通、口が奇形ぽい感じに見えます。
  • 6日目新たに5匹投入
  • 18日目前回の投入から12日目に1匹死んでいるのを確認しました。(弱ってヤマトヌマエビ捕食される)さらに病気の可能性があるので、状態の悪い4匹をメインの水草水槽に移動しました。
  • 25日目1個体一匹の頭が白い部分を発見、病気なのか確認できない。小さ目の個体が、骨の部分に小さな傷を発見。
  • 27日目2匹 移動 合計6匹
  • 31日目朝、2匹 の魚の存在が確認できない。全身からだが白くなっていた魚と、体の中央に傷があった個体。移動合計4匹 20匹/30匹
  • 33日目朝 大きな個体の下ヒレ部分に白く濁る部分を発見、小さい二匹の頭部、白く濁ったような部分(3日くらいまえから確認)のある2匹、計3匹を移動、残り13匹、移動7匹 計20匹、121L水槽にオキシドール30ml投与開始
  • 34日目夕 一番体の大きな個体の頭部の白いできものを発生していた魚が落ちる。水替えご121L水槽にオキシドール30ml、残り13匹、移動6匹 計19匹
  • 35日目33日目に移動した3匹以外は、全て姿を確認できない。前日の消灯までは活発に泳いでいたのか確認していた。白く濁りだした個体は、徐々に白い濁りが広がり、一気に落ちるような傾向がある。残り13匹、移動3匹 計16匹
  • 38日目33日目に移動した下ヒレ部分の個体は、状態が良くなっている気がする。移動時に傷つけた体の傷が小さくなっているように見える。ヒレ下部分の傷はまだある。三日前から気になっていた中型サイズの個体を移動。白い部分や濁り部分は発症していないが、尾の付け根当たりがくすみ、また頭部分も怪しい感じなので念のため移動。前日と比較したとき進行していると感じたの。残り12匹、移動4匹 計16匹
  • 41日目33日目に発見した、大きな個体の下ヒレ部分に白く濁る魚は、ヒレの白い部分が消えたので水槽に戻す。前回救う時に体に傷ができてしまったのも完治している。泳いでできた外傷は治るということがわかった。残り13匹、移動3匹 計16匹
  • 46日目前日鼻上げをしていた小さい個体がみつからない。食欲もあり元気におよいでいたが、頭部白く濁った個体。残り13匹、移動2匹 計15匹
  • 47日目5日前くらいから体全体が薄い白くなっている、一番大きな個体が体にくすみを感じるようになったので移動。残り12匹、移動3匹 計15匹
  • 48日目移動していた水槽の小さい個体を掃除の際に網とガラス面に挟めてしまい、しなせてしまう。移動2匹の色がさらに白化が進んでいるので、気休めにオキシドールを30ml程度いれてみる。残り12匹、移動2匹 計14匹
  • 49日目小さい個体の頭部に白い部分を発見、まだ初期状態。前日の水替えが問題な気がしてくる。
  • 55日目朝 移動してた大き目の個体が死んでいるのを確認。55日目から温度調整していた水道水にカルキ抜き他に、アクアセイフ(重金属除去剤)の添加を開始。水替え後、白く濁る現象が発生する疑いがあるため、これでも改善しないばあいは。完全な純粋で対応をしてみようと思う。残り12匹、移動1匹 計13匹
  • 56日目前日に移動水槽のレイアウト変更により、すべての水草を取り除く作業など下た後、残る一匹が確認できない。餌を冷凍のブラインシュリンプにする。白化の症状がポツポツ発生して、安定しない。残り12匹、移動0匹 計12匹
  • 63日目朝小さい個体が死んでるのを発見。他にも体が白色になっている個体が3,4匹いる。残り11匹、移動0匹 計11匹
  • 64日目朝 一匹死んでるのが確認。そのほか3匹が白色になっている。さらに2匹白くなりそう症状。残り10匹、移動0匹 計10匹
  • 66日目朝 一匹死んでるのが確認。正常な個体6匹、白色化が進んでる個体3匹。残り9匹、移動0匹 計9匹
  • 68日目朝 ヤマトヌマエビに捕食され、骨だけになった亡骸発見。白色化が進んでる個体は残り2匹。残り8匹、移動0匹 計8匹
  • 76日目昼 ヤマトヌマエビに捕食されている個体発見。白色化が進んでる個体は残り1匹。残り7匹、移動0匹 計7匹
  • 79日目朝 白色化していた魚が確認できない。死んでヤマトヌマエビに捕食された。また中型サイズが一匹白色化現象の前兆になる頭部に濁りがでてきた。残り6匹、移動0匹 計6匹
  • 84日目殺菌灯導入。一番大きいサイズの頭部が白色化の疑い。残り6匹、移動0匹 計6匹
  • 87日目白色化は三番目に大きいい中型サイズ。一番大きいサイズ。残り6匹、移動0匹 計6匹
  • 91日目さらに頭部が白色化になりだした魚が一匹。残り6匹、移動0匹 計6匹
  • 96日目朝 大きいサイズの個体の死骸を確認。白色化した個体3匹、小さいサイズの2匹が正常。残り5匹、移動0匹 計5匹
  • 104日目朝 一匹確認できない。白色化した個体2匹、小さいサイズの2匹が正常。残り4匹、移動0匹 計4匹
  • 107日目朝 一匹確認できない。白色化した個体1匹、小さいサイズの2匹が正常。残り3匹、移動0匹 計3匹
  • 112日目朝 最後の白色化した残り個体1匹が確認できない。小さいサイズの2匹が正常。残り2匹、移動0匹 計2匹
  • 132日目掃除のゴミをすく際、網で2匹を掬い取り水の入っていないバケツにいれてしまい、弱らせてしまった。一匹は、体を傷つけてしまったようで体色が白く濁って弱っている。もう一匹は問題なさそう。残り2匹、移動0匹 計2匹
  • 133日目掃除で傷つけてしまった個体が今朝確認できない。残り1匹、移動0匹 計1匹
  • 134日目残り一匹に
  • 138日目頭部、エラ部分の白化を確認。残り1匹、移動0匹 計1匹
  • 142日目全滅

3.白色化の症状

11月中旬から飼育しはじめて4月の上旬までの約4カ月間という短い期間でした。クリスタルレインボーテトラの死因の白化の症状と、クリスタルレインボーテトラの死因は体が白く濁り、死んでいくという症状がほとんどです。今回、飼育していて症状の経過がわかりました。写真の①から④と症状の経過の写真を並べてみました。①は正常な、個体の写真です。②は、一見正常に見えますがエラの左部分が少し曇っているように見えます。③はさらにエラ部分の濁りがはっきりしてきます。またエラより少し上部分が水膨れのような状態にはれることもあります。④は白化が体全体に広がった末期の状態です。このように、最初はエラ左部分が白く濁りだしてから体全体の白化が進んでいくことがわかりました。

白色化の症状
白色化の症状

4.クリスタルレインボーテトラの写真

クリスタルレインボーテトラの写真
クリスタルレインボーテトラの写真

ブラインシュリンプ
クリスタルレインボーテトラの写真

クリスタルレインボーテトラの写真
クリスタルレインボーテトラの写真

5.飼育した感想

ショップでは白く濁る原因としては、水質の悪化(硝酸塩)や水温の変化などが原因と言われています。しかし実際飼育して、硝酸塩や水温をコントロールできていても白化は防げない事がわかりました。私が飼育して感じたことは小さな変化がストレスになり白化の症状の原因になっているように感じました。硝酸塩や水温を含め、「変化」のない環境が必要なのでは?と感じました。水替えやPHの変動を含めた水質変化をできる限り最小限で飼育が必要だと感じます。今回飼育して失敗したことをまとめて、もし飼育が可能であれば次のようなことを考慮した飼育環境が必要と感じます。まず60センチ水槽以上で単独種の飼育環境を用意します。PHの変動を防ぐためにCO2添加がいらない環境の水草水槽によって硝酸塩を水草で完全に吸収できるくらいの量を植栽します。その結果、足し水で水質維持ができるくらいのバランスがとれた環境が必要に感じました。その他は、底床はソイルなら2か月以上半年未満のコケの抑えたられた環境で飼育スタート。砂利ならRO水で、外部フィルターのろ材はパワーハウスなどKHを下げるろ材によって、PHを低く維持できる環境が良いと思います。夏場は、25℃以上にならないように水温管理も重要だと思います。最後にクリスタルレインボーテトラの飼育方法など長期飼育やコツなど経験ある方がいらっしゃればコメントでアドバイスをいただけると幸いです。



3 thoughts on “クリスタルレインボーテトラ 究極に美しい小型カラシン

  • 2018年7月18日 at 8:46 AM
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    はじめまして。綺麗な魚がいるんだなあ、と思ってここにたどり着きました。

    調べるとこの魚は原産国がペルーらしいです。ところでペルーの最高気温が20(場所によっては真夏一時的に27度もある)のに、23〜27度は暑すぎるのではないでしょうか?

    釣り餌の余ったシラサエビを餌として熱帯魚水槽に入れると頭が白くなって死にます。それに似てるかも?

    Reply
  • 2018年7月18日 at 8:50 AM
    Permalink

    ちなみにシラサエビの頭が白くなるのは、秋以降に釣りに行って余った餌を熱帯魚水槽に入れた場合です。水あわせなどしないのでPHショックの可能性もありますが、むしろ温度差かなあ?と思います。

    Reply
    • 2018年7月18日 at 4:28 PM
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      コメントありがとうごいます。
      水温変化や、高温という可能性もあるかもしれませんね。ただ、他のペルー産のソルソル テトラ、ウォルターレッドなどは
      そういった25°前後で白く濁るという経験はありませんでした。
      貴重なご意見ありがとうございました。

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