エンドラーズ・ライブベアラー 野生のグッピーを楽しもう

2020年8月9日

1.特徴

グッピーを水草水槽に入れた時の気持ちは、初心者だった時のワクワク感がよみがえります。エンドラーズ・ライブベアラーは、通常のグッピーと比べて地味で、野生に近い原種系のグッピーです。オスは尾びれがメスの様に小さいですが、体色はカラフルな色彩で、非常に美しいグッピーです。改良された通常のグッピーのような華麗さはありませんが、そのワイルドな野性味が水草水槽にマッチします。体色は、個体に違いはありますが、オレンジ、エメラルドグリーン、黒の配色が多いです。寿命は約1年と短いですが、繁殖力があり世代交代しながら長期に楽しめる魚です。水槽サイズは、小型水槽から大型水槽まで幅広い水槽で楽しめます。性格も温和で小型魚との混泳水槽も可能です。流通も多く、熱帯ショップやネットショップで入手しやすい魚です。またエンドラーズ・ライブベアラーは種類もバラエティ豊かで、ジャパンブルー、 タイガーなどの改良品種がいます。

エンドラーズ・ライブベアラー

オスとメスの見分け方

オスは約2.5~3.5cmになりカラフルな体色です。メスは3cm~4cmとオスより一回り大きくなり、体色はグレーで地味です。エンドラーズ・ライブベアラーは通常のグッピーよりやや小さいサイズです。

オス エンドラーズ・ライブベアラー

メス エンドラーズ・ライブベアラー
別名 エンドラーズグッピー
学名 Poecilia wingei
分布 ベネズエラ
体長 2.5~3.5cm
分類 カダヤシ科(グッピー属)
フレーク 顆粒(沈降性があるタイプ)、冷凍餌
価格 1ペア1000円~
水質 中性
水温 22~28℃
おすすめ度 ★★★★☆

2.飼育方法

グッピーの飼育は、中性から弱アルカリ性が良いといわれていますが、水草水槽の弱酸性から中性の環境でも十分飼育は可能です。底床はソイル、砂利どちらでも飼育は可能です。グッピーは初心者向けの丈夫な熱帯魚として、古くから親しまれている魚です。購入直後の水温合わせや水合わせに気を付けて、1~2週間で落ち着きます。季節の変わり目の温度差や、水替えの少ない水質が悪化しやすい水槽では、白点病にかかる場合があります。また水槽のサイズに対して魚の数が多かったり、餌の与え過ぎにより、硝酸塩が蓄積しPHが弱酸性に傾く水槽では、尾ぐされ病や松かさ病になる場合があります。病気の対策としては、定期的な水替えと合わせ、水槽には成長の早い有茎草を入れることで、汚れの原因の硝酸塩が蓄積しずらい環境ができます。

餌の与え方

エンドラーズ・ライブベアラーの餌は一般的な小型用の熱帯魚の餌ならなんでもよく食べます。餌の与え方のタイミングは、1日1回、照明がついたあとに与えるとよいでしょう。与える量は、すべての魚にいきわたるように様子を見ながら少量を数回にして2~3分で食べきる量を与えます。与えすぎて、餌が残るようであれば残ってしまった餌は救い出します。餌を与えすぎると水槽の水が汚れてコケが発生しやすくなります。コケの発生は栄養分の蓄積が原因によるもので、魚の病気の原因にも繋がるので餌の与えすぎには注意が必要です。写真の飼育では、顆粒タイプのテトラ プランクトンを与えています。与え方は一日1回、2~3分程度で食べきる量を与えています。

3.飼育記録

エンドラーズ・ライブベアラーの飼育環境は、規格60㎝水槽で飼育しています。混泳にはブラックモーリーを一緒に飼育していましたが、稚魚を追う姿をみて、ブラックモーリーを別の水槽に移動させています。水草が多く茂っていれば、他の魚がいても全ての稚魚が食べられてしまうことはありませんが、生存率がぐっと下がります。底床はJUNのプラチナソイル パウダーを使っています。CO2添加は60Lの水槽に対して1秒に1滴の量を添加しています。水替えは、魚の数が少なく、水草が多く植わっている為コケが発生しずらく、水替えは足し水のみで管理しています。通常は週1回、水槽の3分の1程度の換水が必要になります。

飼育から1日目(オス) エンドラーズ・ライブベアラー


飼育から217日目 エンドラーズ・ライブベアラー

4.繁殖記録

エンドラーズ・ライブベアラーは、卵を産まず直接稚魚を生む卵胎生です。そのため、繁殖力があり初心者の方でも容易に繁殖を楽しめる種類です。エンドラーズ・ライブベアラーは原種に近いタイプのグッピーですが、他のグッピー同様に繁殖は難しくありません。繁殖方法には産卵箱を使う場合が一般的ですが、水草が良く茂った水槽であれば、自然繁殖も可能です。今回のエンドラーズ・ライブベアラーの繁殖は1ペアから自然繁殖の記録になります。稚魚は2~3か月もするとオス、メスもはっきりわかり区別がつくようになります。

産卵まじかのメス エンドラーズ・ライブベアラー

生まれたばかりの稚魚 エンドラーズ・ライブベアラー
稚魚を確認してから31日目 エンドラーズ・ライブベアラー
稚魚を確認してから92日目 エンドラーズ・ライブベアラー
稚魚を確認してから108日目 エンドラーズ・ライブベアラー
繁殖のポイント

繁殖は、次の2点がポイントです。稚魚を食べてしまう魚がいると、産卵しても他の魚に食べられて繁殖がうまくできませんので、混泳水槽の場合は、お腹がパンパンになった状態のメスを産卵箱にいれて、生まれた稚魚を隔離してます。グッピー単独種や2~3cm小型魚の混泳水槽場合は、水草を多く植えることで、稚魚の隠れ家ができ自然繁殖を楽しむことができます。稚魚の餌は、稚魚用の餌を与えるか、または成魚に与えている餌を軽くすりつぶして与えるとよいでしょう。

  • 稚魚を食べてしまう魚がいる混泳水槽の場合は産卵箱を使う
  • 自然繁殖を狙う場合は、水草を多く植える

5.エンドラーズ・ライブベアラーの写真

エンドラーズ・ライブベアラーの写真
エンドラーズ・ライブベアラーの群れ
稚魚から成魚になったエンドラーズ・ライブベアラー
水草水槽に泳ぐエンドラーズ・ライブベアラー