底床の傾斜の付け方

2020年11月19日

長年、水草水槽をやっていて、底床の高さを付ける方法に苦労していました。今回は簡単にできる底床の傾斜の付け方を紹介します。ダッチアクアリウムだけではなく、ネイチャーアクアリウムにも応用が利く方法です。

1.メリット・デメリット

まず今回紹介する水草動画式、鉢底ネットを使った底床のセッティング方法のメリットとデメリットをまず紹介します。

メリット

安価で、気軽に簡単に作れる。鉢底ネットもPETタイも園芸用品の為、安価です。折り目を入れたり、切ったりする作業も簡単で誰でも作れます。

デメリット

やや見栄えが悪い。セッティング当初やレイアウトによってはネットが見えてしまい見栄えが悪い。見栄えが気になる場合は水草、流木、石などで隠す必要があります。

2.使うもの

準備するもは、鉢底ネット、PETタイ(釣り糸などでも代用可能)、ハサミ。鉢底ネットは製品によって、折り目をいれると切れやすい製品があります。今回使った鉢底ネットは折り目を入れると切れやすいタイプでした。

使うもの

鉢底ネット 使うもの
鉢底ネット 使うもの
PETタイ(菊用・黒)使うもの
PETタイ(菊用・黒)使うもの

3.作り方

作り方は簡単です。底床の高さに合わせて、ネットを折って、折り目の底床の部分に切り目を入れ、切れ目部分のつなぎ目をPETタイで止めるだけです。

手順1
手順1 折り目を入れる
手順1 折り目を入れる
手順2
手順2 底床面の折り目部分に切り目を入れる
手順3
手順3 切り目部分を重ねてPETタイで止める
手順4
手順4 対になるように同じ物を作る
手順5
手順5 二つを重ねてPETタイで止める
完成

完成 上から見た写真

背面は、水槽のガラス面に接するように設置することで、閉じていなくても問題ありません。

4.凸型構図のセッティング例

水槽サイズは45㎝キューブ水槽です。水草水槽のレイアウトで、底床の敷き方が重要です。底床に高さを付け、迫力のあるレイアウトを作ろうとすると水槽の高さの半分近くまで、底床に高さを付けることがあります。一般的には石や流木などを使って傾斜をつけることがおおいですが、時間の経過とともに傾斜は徐々に平になってしまいます。傾斜が平になると、ソイルの高さが低かった前景部分のソイルに高さがでてきてしまい、レイアウトに圧迫感が生まれてしまいます。こうした課題を長年悩みながら考えた末、鉢底ネットを使った水草動画式「底床の傾斜の付け方」のセッティング方法を紹介します。

45㎝キューブ水槽 凸型構図例

セッティング1
鉢底ネットをセット 凸型構図
セッティング2
鉢底ネット内にソイルを入れる 凸型構図
セッティング3
鉢底ネット内にソイルを入れる 凸型構図
セッティング4
鉢底ネット外にソイルを入れる 凸型構図
完成
完成 凸型構図

完成をご覧頂くと、普通に傾斜を付けた状態と変わりませんが、鉢底ネットがあるため、長期間維持したときに傾斜の崩れが軽減されます。

5.凹型構図のセッティング例

水槽サイズは60㎝規格水槽です。鉢底ネットのセッティング方法によって凹型構図や三角構図など自由に傾斜を付けることができます。

60㎝規格水槽 凹型構図例

セッティング1
鉢底ネットネットをセット 凹型構図
セッティング2

鉢底ネットにいれるソイルの粒はノーマルタイプの少し大き目の粒をいれています。前景にはパウダータイプの細かい粒のソイルをセットしています。

鉢底ネット内の半分程度の高さまでソイルを入れる 凹型構図

セッティング3
鉢底ネット外にソイルを入れる 凹型構図
セッティング4
鉢底ネット内にさらにソイルを入れる 凹型構図
完成
完成 凹型構図

この方法は、レイアウトの構図に合わせて自由に、高さを作る敷居をネットで作ることがポイントです。またネットなので、水流を遮ることなく底床のバクテリアに負担なくセッティングが可能です。小さなサイズの水槽から大型水槽まで応用がききます。