石垣風石組みレイアウト(凹型構図) レイアウト編

2023年2月13日

石垣風石組みレイアウト(凹型構図) レイアウト編

1.レイアウト作りのポイント

今回はリセット編に続きレイアウト編になります。レイアウトは石を使った石組みレイアウトです。今回の水槽のレイアウトのコンセプトは見ていて楽しめるアクアリウムです。水草と小魚が泳いでいて、ついじっと眺めていたくなるような「楽しい水槽」にしたいと思っています。水草のチョイスは陰性水草から明るい前景草までバラエティに選びました。水槽の中が少しにぎやかな印象になるレイアウトで楽しめる石組みレイアウトを作っていきます。

2.作業の流れ

レイアウトは水槽内の水を抜かないで作業していきます。レイアウトの水槽は前日に水槽とフィルターを掃除した状態です。はじめに底床を均していきます。底床は後景部に高さをつけ、手前の前景を低くします。今回は左側に大きな風山石を組んで底床に高さをつけます。右側は小さい粒の風山石を石垣風に石を積んでいきます。右側の後景には陰性水草のミクロソリウムナローリーフ、ミクロソリウム本ナローの2種類を流木に活着させたものを使います。さらに中景の石垣部分にはアヌビアスナナとプチを風山石に活着させて配置します。中央にはクリプトコリネ ウェンティー ブラウンを植栽します。左側の後景には有茎草のルドウィジアニードルリーフ、ロタラナンセアン、ミリオフィラムsp.(ガイアナドワーフ)の3種類を植栽します。中景の中央から左側にかけてクリプトコリネ ルーケンスを植栽します。右側前景にはオーストラリアン ノチドメを植栽を植栽します。左側前景にはニューラージパールグラスを植栽をします。前景は明るいグリーンの絨毯を作っていきます。左側の大き目の石の間にはブリクサショートリーフを植栽します。さらに左側前景から中景にかけてロタラマクランドラグリーンを植栽します。ワンポイントとして左側の前景にはルドウィジア レペンス ルビンを植栽します。左側の前景にはアルテルナンテラ カーディナリスを植栽してレイアウト作業が完了です。


レイアウト完成
レイアウト完成

3.ディフューザーの使用感

CO2拡散器をミキサーから新しいものに交換しました。今回新しく使うのはクリスタルディフューザーという水槽内に設置するタイプです。現在60㎝規格水槽でも使っていて2つめのクリスタルディフューザーです。クリスタルディフューザーはガラス素材でしっかりした製品という印象ですが、気泡の粒はさほど小さくないです、気泡の出方も若干むらがあるように感じます。拡散部分の下にバブルカウンターがついて添加量がわかりやすいのが特徴です。クリスタルディフューザーはやや気泡に偏りや大きい気泡が気になり、その後気泡が細かく評判の高いアンビリーバブルに交換しました。アンビリーバブルの使用感や価格はこちらの記事をご覧ください。

4.エーハイム ナチュラルフローパイプの使用感

フィルターの排水パイプの口に付けるパーツを購入しました。外部フィルターはエーハイムの2217でシャワーパイプだと水流が強すぎてしまい気になっていました。そこでナチュラルフローパイプを購入しました。使った感想は水流を緩やかに水槽に開放するような感じでとても良い印象です。また水槽の水が蒸発しやすい時期に水位が下がりチョロチョロ音がしていたのが、ナチュラルフローパイプを付けることによって水位が少し下がっても音がしなくて良いと感じました。

商品名 価格 備考
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エーハイム ナチュラルフローパイプ 1,212円 1,590円 1,192円
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5.風山石の水質の影響について

今回の石垣風石組みレイアウトに使った風山石は約5~20cmの石と、1~6cmの石を使います。風山石はレイアウトで何度か使用したことがある素材です。水草水槽で石を選ぶときに注意したいのが水槽の水質への影響です。水草水槽ではCO2を添加した場合、カルシウム分やマグネシウム分が含まれている石を使うと、その成分がCO2と反応してしまい、PH、KHを上げてしまうことがあります。その結果水草が育ちづらくなります。風山石は何年も使い続けていますがPH、KHの影響を感じたことはありません。今回の水槽もCO2添加している状態で風山石を入れる前と入れた後のPHを比較すると風山石を水槽に入れる前はPH7.0、入れた後はPH7.0でした。PHの結果を見る限り影響はありません。風山石の大きさや価格はこちらの記事をご覧ください。

6.レイアウト作成とその後の経過動画

今回のレイアウトは凹型構図で石を使ったレイアウトになります。凹型構図の後景左側には葉の細い有茎水草、右側には緑の濃い陰性水草を配置して左右対称の性格の水草を植栽しているのが特徴です。水草のチョイスは葉の形や色を楽しめる水草を植栽しています。凹型構図のレイアウトにしたことによって熱帯魚の泳ぐスペースも広く確保され、これからの鑑賞が楽しみな水槽になりました。このレイアウトの経過は変化とともに紹介していきます。

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