猛暑を乗り越える?!レポート2 ~観察日記~

エアコンがない水槽部屋の水草水槽の観察の続編記事になります。平均室温30℃の部屋にある2本の水草水槽を観察してわかったことをまとめて紹介します。前回の記事をご覧になっていない方はこちらの記事からご覧ください。
1.7月の水槽の水温変化
今年は記録的な速さで梅雨が明け7月から暑い日が続くと予想していましたが、天気が悪い日が続き予想に反して猛暑というほど熱くありませんでした。2本の水槽の水温と合わせ毎日の※最高気温、最低気温をグラフにしてみました。※天気予報は住んでいる地域の最高気温、最低気温になります。
室内は予報の最高気温より室温が高くなり、 7月上旬から中旬すぎの平均最高気温は29℃、室温の平均は30℃でした。しかし水槽用冷却ファン(クールファン)により平均水温は28℃までに抑えられています。
2.水草への影響
それでは室温平均30℃の部屋の水槽の水草への影響を見ていきます。3週間観察した水槽は45cm水槽、60cm水槽の水草の状態を写真でご覧いただきます。
45cm水槽
45cm水槽の3週間の平均水温は27℃でした。軟水を好みCO2添加が必要なミリオフィラムsp ガイアナ ドワーフやロタラマクランドラグリーンの成長の影響は感じられませんでした。またやや葉が溶けやすいニムファ ミクランサも影響はなく順調に育っています。他の種類も7月になって育成が悪くなった水草はありませんでした。
60cm水槽
60cm水槽の3週間の平均水温は28℃でした。やや育成が難しい種類のロタラマクランドラも大きな影響は感じられません。ロタラマクランドラは環境がよくないとトリミングや差し戻しで、枯れてしまったり溶けることがありますが、28℃では問題なくトリミングや差し戻しも可能でした。また赤系のニードルリーフルドウィジアや初心者向けのパールグラス も特に影響は感じらません。どちらも成長がよく1~2週間に1回トリミングが必要なくらい成長しています。
エアコンがない夕方の時間帯の室温平均30℃の2つの水槽では大きな成長の影響はありませんでした。ただ28℃の60cm水槽ではやや水面に枯れたり溶けたりした葉が多く感じました。
3.水槽用冷却ファン(クールファン)の使い方
クールファンは水槽の水温を2~3℃下げる効果がありますが、室温が31℃の日でも水槽は26℃を維持できる日もあります。これは一日の最低気温が低いことで、水槽の水温の上昇が抑えられています。さらにクールファンは24時間稼働することで最大の効果を発揮できます。最低気温が25℃以上の場合は24時間クールファンを稼働させ、逆に最低気温が25℃以下になる時期は、クールファンは日中照明が点灯している時間帯だけ稼働させます。24時間稼働する場合はヒーターの温度は22℃など低く設定しておくと、クールファンとヒーターの同時稼働を防ぐことができます。エアコンがない部屋は換気をして、部屋の風通しをよくして室温が上がらないようにしています。
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次回はいよいよ8月、一番暑くなる季節の水草への影響をレポートします、どうぞお楽しみに。
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