水草の肥料不足について
2020年10月5日
こんばんは、今日は水草水槽の肥料不足について紹介したいと思います。水草を育てていると、水草の成長が止まったり、枯れたり、葉が白化したり、葉先が縮れたりいろいろ症状をみることがあります。水草の成長不良の原因の一つに肥料不足があげられます。
液肥を添加しないと水草は育たないのか?
CO2、照明、水草、飼育魚の量のバランスがとれている場合、栄養分のない砂利の水槽で3,4か月に一度の最低限の固形肥料(テトライニシャルスティック)の追肥だけでも液肥を添加せず、肥料不足ならずに育成することができます。これは毎日魚に餌を与えていることによって栄養分が補給されて、最低限の栄養分が行き届いていることになります。
肥料不足による白化の症状
写真は成長の早いラージパールグラスです。CO2を添加しなかったときは、緩やかに成長していました。しかしCO2の添加量を増やし、光合成量が増えたことによって成長が促進され、毎日の魚に与える餌からの栄養分では不足になります。この栄養不足を補うのが、固形肥料や液肥による追肥になります。
ラージパールグラスの白化
ラージパールグラスの成長不足による小型化
CO2添加によって肥料不足が起きる?!
CO2を添加している場合、このCO2の添加量が原因で水草の肥料不足の症状が起きる場合があります。CO2を添加することによって、光合成を促し成長を促進します。しかし肥料分の少ない環境下だとCO2添加量に対しての光合成による成長に必要な栄養分の不足が起き白化の症状がおきます。CO2の添加量が多い場合や光合成に必要な栄養分が足りない場合、肥料不足の症状が現れます。
水槽のバランスに合わせたCO2量が大切
ロタラインディカ肥料不足による白化
一般的には白化などの成長不良は肥料を添加する対処方法が紹介されますが、私はまずは水槽のバランスに合わせたCO2添加量に調整することが大事に感じます。
このCO2の添加量を抑えて水槽の最低限の栄養分で成長させることによって、水草の育成速度やコケの発生を抑えることにつながると感じます。
液肥やCO2の添加方法については、次の機会に紹介したいと思います。
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