バナナプラントの育て方　魅力ある水草

2022年6月29日2023年3月17日

１．特徴

バナナプラントはその名の通り根っこ部分にバナナ状のものができます。バナナ状は球根ではなく栄養分を蓄えた殖芽(しょくが)です。殖芽は水生植物に形成することが多いです。バナナプラントは睡蓮の仲間です。水槽内での大きさは直径5cm～12cmの大きさの円状の葉です。水草としても綺麗でロゼット状に広がり水槽内ではアクセントになります。レイアウトでは中景のワンポイントに適しています。水槽サイズは中型水槽から大型水槽に扱いやすいです。屋外のビオトープでも育成は可能な種類で、苺の花のような可愛らしい花を楽しめます。流通は水草を多く扱っているショップで入手しやすい水草です。

別名	ハナガガブタ、ニムフォイデスアクアティカ
学名	Nymphoides aquatica
難易度	C
照明	普通
CO2	普通
PH	6.0-7.5
KH	0.5-3.0
成長速度	普通
大きさ・高さ	中型～やや大型
おすすめ度	★★★☆☆

２．育て方

バナナプラントは水質は弱酸性から中性を好みます。葉の裏に気泡が確認できる程度のCO2添加をすることによって美しい茂みが作れます。底床はソイルが育てやすいです。

植え方

バナナ部分はあまり深く植えないでバナナ部分が少し顔を出す程度の深さに植えます。根っこがある場合は、ピンセットで根っこを掴み底床に埋めると浮かんで来ないです。

トリミング・増やし方

バナナプラントは溶けたり枯れたりした葉はハサミでこまめにカットします。葉が密生しすぎても溶けてしまう事があるので、密生過ぎた場合も間引くようにしてカットします。増やし方はある程度葉が増えたら球根から株を切り離して、根の付いた株を底床に植え直すことによって、葉の付いた根っこから球根がまた再生します。さらに葉のない球根は新しい葉が展開して増えていきます。

枯れる・溶ける

バナナプラント状の部分は、水中では１～２ヶ月で溶けてしまいます。葉が徐々に小型化したり、葉の色が白化、黄色く枯れたり、溶けたりする場合は、長期にわたり光合成に必要なCO2や光量が不足したことが原因で起こります。砂利や石を使った水槽やソイルが劣化した水槽の場合、水質のKH（炭酸塩硬度）が高くなり、CO2の溶解度が減り水草の育ちが鈍くなることが多いです。

３．成長記録

バナナプラントの育成環境は、照明はアクロのトライアングル　グロウ、底床はJUNのプラチナソイルパウダーを使っています。CO2添加は60Lの水槽に対して1秒に1滴の量を添加しています。肥料は立ち上げ時のソイル栄養分だけで育成しています。今後、様子を見ながら底床にテトライニシャルスティックを追肥していきます。

４．バナナプラントの写真

５．価格・選び方

バナナプラントは３０～４５ｃｍ水槽であれば１株、６０ｃｍ水槽は１～２株、９０ｃｍ水槽は１～３株が目安になります。私はビオトープ用に販売された値段がやすいものを購入しました。ビオトープ用はバナナ部分の殖芽無と記載がありましたがバナナ部分はついていました。バナナ部分が欲しい場合は水中葉の株がよいです。

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ビオトープ向け（殖芽無）１株

水中葉　１株

商品名	価格			購入目安	備考
商品名	楽天	アマゾン	Yahoo!ショッピング	購入目安	備考
バナナプラント（殖芽無）（１ポット）	930円	1,080円	920円	★	チャーム
バナナプラント（水中葉）（無農薬）（１株）	1,060円		1,060円	●	チャーム

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