ロタラを真っ赤にしたい!赤くならない原因とは?

真っ赤に燃えるようなロタラインディカやロタラロトンディフォリアベトナムH’raは、見ごたえがありレイアウトでは一際目を引くワンポイントになります。この記事では、ロタラが赤くならくて悩んでいる方、ロタラを赤くしたい方向けに、ロタラを赤くする方法を紹介します。この記事の内容を次の動画でもご覧いただけます。
1.なぜ赤くならない?
ロタラを赤くする方法には強い光量(波長)やCO2を添加することでロタラは赤くなりやすいと言われています。しかし強い光量やCO2添加をしても薄っすら赤味を帯びるだけでなかなか赤くならないことが多々あります。どうしてもロタラが赤くならないと、ロタラの種類や光量などが悪いのか?など疑ってしまいます。ロタラが赤くならない原因としては、光合成量や水質さらに植栽期間など様々な理由があります。ロタラの赤くするポイントを一つずつ改善していくことでロタラの美しい赤を楽しむことができます。
2.赤くするためのポイント
ロタラを赤くするためには、光合成量を最大化できる育成環境が重要なポイントです。光合成量を最大化するには、次の5つの育成環境を確認することが重要になります。
光量
光量は、水草用のLED照明を使うと十分な光量が得られます。照明の光量は光束(lm)の値が高いLEDがロタラを赤くしやすいです。光束(lm)は「光るの明るさの量」を表します。光束(lm)以外に光の波長なども光合成に関係しているといわれています。
また赤く光る植物育成用LEDのロタラを赤くする効果は水草動画が使った限り、有効な効果は感じられませんでした。
CO2量
CO2量は葉に光合成の気泡が見られる量の添加が必要です。ロタラの葉に大量の気泡が付く状態が目安になります。
硬度
KH(炭酸塩硬度)は0.5~2.0°dH以下が理想的です。ソイルを使用している場合は、2.0以下に維持しやすいです。ソイルが劣化してくると、KHが上がりだしてロタラの赤味が薄れてくる場合があります。
水温
水温は、24~25°が理想です。夏場の30°を超える環境では本来赤くなる環境でも赤味はでなくなります。
栄養分
夏場になると、赤味が薄れたり、寒い季節になると水温が下がりロタラが突然赤味が出てくることがあります。水草に必要な栄養分(窒素、リン、カリウム)に加えて鉄分を添加すると効果があります。栄養分は、生体に毎日餌を与えている水槽であれば鉄分が含まれた固形のイニシャルスティックがよいです。
3.赤く染まるまでの時間
赤くするための条件をすべてクリアした場合でもロタラが赤くならないことがあります。ロタラは植栽直後は赤味が出ずらいことがあります。植栽から3~7週過ぎに赤味が増しやすいです。トリミングを数回繰り返し、根が十分に張り環境に適応したころに徐々に赤味が増すことが多いです。
4.まとめ
光量とCO2量
光量とCO2量はロタラの葉に光合成の気泡が見られる状態が目安です。光量とCO2量のどちらか片方が不足すると気泡の量が減ります。光量が不足すると、間延びしやすく成長します。十分光量があると茎は間延びせずに成長してくれます。CO2量が少ないとロタラは葉の形は、短く小型かしやすいです。十分CO2を吸収できると葉は細く長く成長します。
水温と硬度
水温は、24~25°、硬度のKHは0.5~2.0が理想です。28°でも赤味は出せますが、真っ赤にはなりづらいです。
植栽からの経過期間
購入時は真っ赤だったロタラが植栽して徐々に葉の赤味が薄れることがあります。条件の揃った環境でも、植栽直後は赤味が抜けやすいです。トリミングを繰り返すことで徐々に赤味が増していきます。
栄養分
窒素、リン、カリウムに加えて鉄分の添加は赤を促進します。水替え時に適量の鉄分を添加すると効果を感じます。
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