パックテストによるアクアソイルアマゾニアの水質チェック

2023年1月24日

パックテストで水草水槽を測定

こんばんは、今日はアクアソイルアマゾニアで立ち上げて一週間経過した水槽の水質変化をチェックした結果を紹介します。今回水質測定は、パックテストという排水検査や飲料水検査などの業務用に利用されている水質検査キットを使って測定します。

パックテストで水草水槽を測定
パックテストで水草水槽を測定

アクアソイルアマゾニアの水質の影響と変化

アクアソイル アマゾニアノ ノーマル 水質測定結果
アクアソイル アマゾニアノ ノーマル 水質測定結果

水質測定は水槽を立ち上げて1日目と6日目の水質結果になります。1日目の測定は水槽にアマゾニアをセットして、丸1日経過した水槽(水替えを1度もしていない)の測定結果です。6日目は測定までに5回(毎日の水替えは64Lの水槽のうち15L水替え)した状態の水槽の測定になります。水槽の水温は24℃です。また水槽はRO水で水替えをしています。伝導率TDSは5ppm程度の水を使っています。立ち上げ時の伝導率は34ppm、6日目は27ppmでした。アクアソイルアマゾニアノーマルはCODが高いというのが特長です。CODは有機物量を示す値です。ただ実際にCODを測定してみると公表されている値の半分以下、他社製品と同等の値のようでした。今回測定して感じたことは、6日目時点でも亜硝酸は検出されずに硝酸塩が検出されていることでした。硝酸塩はあらかじめソイルに含まれている窒素分のようです。引き続き定期的に水質変化を測定してソイルの変化をレポートしていきます。

パックテストによる水槽の水質測定

共立パックテスト(徳用 川の水調査セット)
共立パックテスト(徳用 川の水調査セット)

パックテストは今回はじめて購入した水質テスターです。これまではアクアリウム用の水質テスターを長く使っていました。アクアリウム用の水質テスターは長年使っていると、その測定結果の精度にがっかりすることがあり、もう少し精度のよい水質テスターが欲しくなり、いろいろ探した結果このパックテストが見つかりました。
パックテスト使い方
パックテスト使い方

お徳用の「川の水調査セット(10回分)」で5種類の水質を測定できるものを購入しました。使った印象はまず、使用期限がきちんと記載されており、製品の品質が落ちたときどのような結果になるかなどきちんと説明があり安心感があります。使いやすさは非常に簡単に測定できました。アクアリウム用の試薬液の硝酸塩やアンモニアなどは、複数の試薬液をつかって測る製品が多いのですが、パックテストはすべて使い方は共通しています。パックの先の黄色い糸を抜いて、その糸の口から測定する水を吸い取って測るだけです。非常に簡単で、測り方など誤差がなくいつでも同じ条件で測定できます。測定単位も非常に小さく、かなり精度の高い測定ができるのではと感じました。価格は非常に高価ですが、硝酸塩、リン酸塩、アンモニアなど個別にアクアリウム用の試薬液を購入したらもっと高価になります。またアクアリウムメーカーのADA、バイコムの水質測定製品は共立理化学研究所のパックテストを採用しています。正確な水質測定が簡単にできて、水槽の水質をきちんと測定してみたい方におすすめの商品です。

パックテストの価格

5項目(COD・アンモニウム・亜硝酸・硝酸・りん酸)のパックテストをセットにした2回と10回分の製品があります。

商品名 価格 備考
楽天 アマゾン Yahoo!ショッピング
川の水調査セット AZ-RW-3 2回分 1,980円~ 1,950円 2,288円~ 5項目(測定範囲 COD(低濃度):0~8以上mg/L アンモニウム態窒素:0.2~10mg/L 亜硝酸態窒素:0.005~0.5mg/L 硝酸態窒素:0.2~10mg/L りん酸態りん(低濃度):0.02~1mg/)
川の水調査セット 徳用 TZ-RW-3 10回分 6,990円~ 7,078円 6,844円~

この記事を書いて5年、現在(2023年1月)ではリン、硝酸塩、亜硝酸、アンモニアの測定はパックテストを使うようになりました。単価はやや高いですが、正確性、使いやすさが今でも使い続けている理由です。私が使っているおすすめの各項目の水質測定製品を紹介した測定しておきたい水質チェック項目ランキングも合わせてご覧ください。

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