マーサハチェット 水槽上層を群れで泳ぐユニークな熱帯魚

2023年4月15日

1.特徴

マーサハチェットは水槽の上層を泳ぐ小型のカラシンの仲間です。体長は約4cm、体高が高く約1.5cmもあり三角形のユニークな体型をしています。水槽サイズは中型水槽から大型水槽に適した魚です。3~5匹以上の群れで楽しみたい魚です。マーサハチェットの寿命は一般的には3~4年、寿命は購入時の状態(成魚・幼魚)や飼育環境(混泳魚の相性など)によって短命、長寿と大きく違ってくることがあります。流通もコンスタントにあり、熱帯魚ショップやネットショップで入手しやすいです。ハチェットの種類は意外と多くマーブルハチェットやグラスハチェットが有名です。

マーサハチェット

別名 ブラックウィング・ハチェット
学名 Carnegiella marthae
分布 ペルー
体長 4㎝
分類 カラシン
フレーク 顆粒、冷凍餌
価格 500円~
水質 弱酸性~中性
水温 22~27℃
おすすめ度 ★★★☆☆

2.飼育方法

マーサハチェットは弱酸性から中性の水質を好みます。性格はおとなしいので、幅広い魚と混泳が可能ですが、比較的のんびりした魚なので、落ち着いた温和の魚と一緒に楽しみたい魚です。

導入方法

写真は購入した袋を水槽に10分程度浮かせて置き、水温合わせをしてからバケツに移し水槽の水と袋の水が1:1になる程度の割合で水合わせしています。水合わせ時間は20分程度です。水槽への導入(水合わせ)方法はこちらの記事も合わせてご覧ください。

水温合わせ マーサハチェット

水合わせ マーサハチェット

餌の与え方

マーサハチェットは沈んだ餌は食べないので、フレークなど浮力のある餌を与える必要があります。与える量は、すべての魚にいきわたるように様子を見ながら少量を数回にして2~3分で食べきる量を与えます。写真の飼育では顆粒タイプのテトラ プランクトンを与えています。沈降性のある顆粒タイプの場合、指で擦り潰し粉状にして与えることで、すぐに餌は沈まず与えやすいです。与えすぎて、餌が残るようであれば残ってしまった餌は救い出します。餌を与えすぎると水槽の水が汚れてコケが発生しやすくなります。

飛び出し・病気

マーサハチェットは飛び跳ねる習性があるので水槽の蓋は必須です。水位を6cm下げても軽く飛び越えてしまいます。また上層をのんびり泳ぐ魚なので、水草のトリミングの後に出るゴミなどを網で救う際に間違って、マーサハチェット救わないように注意が必要です。注意していないと救ってしまう事故がおきやすいです。

病気は導入当初や季節の変わり目など水温差がある時期は白点病にかかることがあります。また新しい魚を入れた際に感染させることもあります。白点病の対処方法は熱帯魚の病気の種類をご覧ください。

飛び出し マーサハチェット

飛び出し マーサハチェット

3.飼育記録

飼育は45センチのキューブ水槽で飼育しています。

導入直後 マーサハチェット

導入直後 マーサハチェット

飼育から9日目 マーサハチェット

飼育から9日目 マーサハチェット

飼育から85日目 マーサハチェット

4.マーサハチェットの写真

マーサハチェットの写真

5.価格・選び方

マーサハチェットの購入時に意識していること、気をつけていることを紹介します。

購入のポイント

マーサハチェットの購入数は30~45cm水槽であれば2匹、60cm水槽は3~4匹、90cm水槽は4~8匹の数が目安になります。水槽に入れるタイミングは水槽立ち上げから1~3週間後、水槽内の透明度が上がってから購入したいです。

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