ラスボラ ヘンゲリー 清涼感ある美しい熱帯魚

1.特徴
ラスボラ ヘンゲリーは黒のスポットに薄いオレンジのラインが特徴のコイの仲間です。体長は約3cmで水槽の上層を群れで泳ぎます。一見地味に見えますが、清涼感ある雰囲気が魅力です。性格は温和で同種サイズとの混泳に向いています。ヤマトヌマエビなどのエビとの混泳も可能です。エンゼルフィッシュなど口に入る小型魚を食べてしまう魚との混泳は向いていません。寿命は一般的には2~4年、寿命は購入時の状態(成魚・幼魚)や飼育環境(混泳魚の相性など)によって短命、長寿と大きく違ってくることがあります。水槽サイズは小型水槽から大型水槽で飼育しやすく、5匹~10匹以上の群れで楽しみたい魚です。流通は多くありませんが、ネットショップで入手しやすいです。
別名 | |
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学名 | Trigonostigma hengeli |
分布 | インドネシア(スマトラ島・ボルネオ島) |
体長 | 3㎝ |
分類 | コイ科 |
餌 | フレーク 顆粒(沈降性があるタイプ)、冷凍餌 |
価格 | 150円~ |
水質 | 弱酸性~中性 |
水温 | 22~28℃ |
おすすめ度 | ★★★★☆ |
エスペイとヘテロモルファ
ラスボラ ヘンゲリーとよく似た種類にラスボラ エスペイとラスボラ ヘテロモルファがいます。ラスボラ ヘンゲリーは2種類と比べて、やや小さく細身の体型をしています。また色味もやや薄く透明感があります。
2.飼育方法
ラスボラ ヘンゲリーは丈夫で初心者にも飼育しやすい熱帯魚です。水質は弱酸性から中性を好み、弱酸性の水質により色が上がりやすいといわれています。底床はソイルが好ましいですが、砂利など中性付近になる底床でも十分飼育可能です。水草がよく茂った水槽で楽しみたい魚です。
導入方法
写真は購入した袋を水槽に10分程度浮かせて置き、水温合わせをしてからバケツに移し水槽の水と袋の水が1:1になる程度の割合で水合わせしています。水合わせ時間は20分程度です。初心者の方は導入方法(水合わせ)のポイントも合わせてご覧ください。
餌の与え方
ラスボラ ヘンゲリーはフレーク、顆粒タイプなどの人工飼料が与えやすいです。餌の与え方は1日1回、照明が点灯してから少し時間(15分~30分)を空けて与えています。与える量は、すべての魚にいきわたるように様子を見ながら少量を数回にして2~3分で食べきる量を与えます。与えすぎて、餌が残るようであれば残ってしまった餌は救い出します。餌を与えすぎると水槽の水が汚れてコケが発生しやすくなります。さらに魚の病気の原因にも繋がるので餌の与えすぎには注意が必要です。写真の飼育では顆粒タイプのテトラ プランクトンを与えています。与える際に手のひらの上で餌を指で軽く擦り潰すようにして、細かくしてから与えると魚が食べやすくなります。
飛び出し・病気
飛び出し事故は比較的少ないですが、上層を泳ぐ魚なので飛び出してしまう可能性はあります。病気は導入初期や季節の変わり目など水温差がある時期は白点病にかかることがあります。また新しい魚を入れた際に感染させることもあります。白点病の対処方法は熱帯魚の病気の種類をご覧ください。
3.飼育記録
ラスボラ ヘンゲリーの飼育はソイルを使った45センチのキューブ水槽で飼育しています。






4.ラスボラ ヘンゲリーの写真

5.価格・選び方
ラスボラ ヘンゲリーの購入時に意識していること、気をつけていることを紹介します。
購入のポイント
ラスボラ ヘンゲリーの購入数は30~45cm水槽であれば5匹、60cm水槽は10匹、90cm水槽は20匹の数が目安になります。水槽に入れるタイミングは水槽立ち上げから1~3週間後、水槽内の透明度が上がってから購入したいです。
※最新の価格は一覧のリンク先から確認してください。見つからない場合は楽天で探すのリンクから検索できます。 |
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