ガラス面のコケの発生から分かる事と水草への影響

今日は水槽に発生するガラス面のコケ対策について、またその影響を紹介していきます。水槽を立ち上げてまず最初に発生するガラス面の茶色から緑色をしたコケ。このコケは水槽を管理する上で、また水槽の状態を確認する上で非常に重要です。このコケを観察して適切に管理することができるようになると、コケの発生しづらい綺麗な水草水槽づくりに役立てることができます。ガラス面のコケの発生スピードを確認することは、水槽内の栄養分の高さの目安になります。発生スピードが早いほど、水槽内の栄養分が高い傾向にあります。また栄養分が少なくても、光量が強い環境だと発生スピードはさらに加速します。水草水槽では、光量の強いLED照明が普及したことによりアオミドロやガラス面のコケが発生しやすくなりました。

ガラス面のコケが発生しやすい水槽ではどのような影響が出るのか?また水草への影響はどうなるのか?を解説していきます。ガラス面のコケが発生しやすい水槽の特徴は、まず少なからず魚がいて、定期的に餌を与えている水槽です。または底床にソイルを使って立ち上げて、ソイルから栄養分が水中に溶け出しやすい時期に発生します。ガラス面にコケが発生しているのに、何も対策をせずそのまま放置していると、水草水槽では大きく分けて2つの影響が出やすくなります。
黒髭ゴケが発生しやすくなる
ガラス面にコケが発生しているのに、水換えの頻度や量を増やさず水槽内に栄養分を蓄積し続けた場合、2~3週間ほどで黒髭ゴケが発生しやすくなります。水換えをしないと徐々に硝酸塩が蓄積して、黒髭ゴケが繁殖しやすい環境ができ、石や流木、水草の葉、器具などあらゆる場所に黒髭ゴケが発生します。

水草の育ちが悪くなる
ガラス面のコケは、あらゆる場所に付着します。特に成長の緩やかな水草の葉につくと、その水草の生長に悪影響を及ぼします。水草の葉についても初期は目立たず、分かりづらいことが多いですが、コケは成長の遅い水草や古い葉につきやすい性質があります。コケの発生スピードが早い場合は、水草の新芽にも付着して水槽全体の水草の育ちが悪くなりやすいです。水草の葉についたコケはガラス面と違って判別しにくいため、コケが原因で成長が妨げられていることに気づきにくいのが難点です。CO2添加など水草が育つ条件が揃っているにもかかわらず水草が育たない場合は、コケの付着によって成長が妨げられている可能性があります。特に魚の多い水槽では、このようなケースが起きやすいです。

成長が早いパールグラスなどは育ちますが、ヘアーグラスなど成長の遅い水草は影響を受けやすくなります。
負の連鎖が続く
ガラス面のコケが発生しやすい状態が長期に続いた場合、黒髭ゴケだけではなく、糸状のコケなどそのほかのコケも発生しやすくなります。また、ヤマトヌマエビやサイアミーズフライングフォックスなどのコケ取り生体を入れても、その効果が感じられなくなります。これは水槽内のコケの発生スピードが、生体の除去能力を上回ってしまうからです。
- 他のコケが発生しやすくなる
- コケ取り生体の効果が下がる
ガラス面にすぐ再発生してしまうような場合の対策
環境によっては、掃除してから数分で水中に舞ったコケが再びガラス面に付着してしまう場合があります。このようなケースでは、照明を7~10日間ほど消灯することで完全に除去することができます。その際、CO2添加は止めずに照明だけを消すことをおすすめします。照明を消している間もCO2を添加し続けることで、水草へのダメージを最小限に抑えることができます。消灯期間中も、部屋の明かりによって薄っすらとコケが発生することがあるため、1~2日おきの水換え時にガラス面の掃除も行いましょう。消灯期間中に「水換え」と「ガラス面のコケ取り」を2~3回繰り返すことで、完全にコケを消し去ることができます。

ガラス面のコケはメラミンスポンジで拭き取るようにして、極力水槽内にコケを撒き散らさないようにするのがコツです。

詳しい対策はガラス面の緑色のコケの発生原因と抑制対策をご覧ください。
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