45cmキューブ水槽の立ち上げ

前回はレイアウトの下準備まで作業を進めてきました、今回はいよいよ45cmキューブ水槽の立ち上げ記事になります。ここからはイメージの水槽を一気に組み上げていきます。

1.底床を敷く

リセット後はしばらく水を張っていましたが、新しいレイアウトをつくるために水は全部抜いています。

45cmキューブ水槽

前回作成した傾斜を維持するための鉢底ネットを設置します。

傾斜用ネットを設置

底床ソイルは前景のグロッソスティグマを植栽する1段目はJUN マスターソイル ネクストを敷きます。マスターソイル ネクストは栄養分が豊富に含んだソイルです。2段目、3段目はJUN プラチナソイルを敷きます。粒の大きさはノーマルを選ぶことで鉢底ネットの穴からソイルが漏れづらくなります。

ソイルを敷く

JUN プラチナソイルのノーマルは8L、ノーマルの上にプラチナソイルのパウダー7Lを敷いています。(ノーマルのみ15LでもOKです。私はパウダーが余っていたので合わせて使っています。)

メインにJUN プラチナソイル ノーマルを使用

前景の1段目にはマスターソイル ネクストのノーマルを2L敷いています。

2段目にはJUN マスターソイル ネクスト HG ブラックを使用

鉢底ネットによって3段の綺麗な段差の傾斜ができました。

鉢底ネットによって3段に敷いたソイル

最前列の化粧砂はソイルと混じって手間を増やさないためにレイアウト完成後に敷いていきます。

2.器具を配置

底床のソイルを敷いて傾斜を整えたら、ヒーターやフィルターの給水口パイプを設置します。器具はレイアウト作成後に設置してしまうと、レイアウトを調整する必要が出てくることがあり先に器具を設置しています。

レイアウト作成前にヒーターとフィルターを設置

3.レイアウト素材・流木の配置

陰性水草を固定した流木を水槽中央に配置します。流木は3本のスパークウッドを水槽のレイアウトイメージに合わせて組んでいきます。

レイアウト素材の流木を設置

流木を組む際に意識した点は2つ、1つめは掃除などで流木の配置が壊れないように安定した位置に組んでいます。2つめは流木にコケが付いた際に流木を水槽から取り出せるような流木の組み方をしています。この2点を考慮することで長期維持しやすい流木レイアウトができます。

流木の枝先端3cmから中央までにウィローモスを巻いています。

ウィローモス(水中葉)

流木の中央にアヌビアス ミニマ、さらにその脇にミクロソリウム セミナローを固定しています。

流木の中部にるアヌビアス ミニマとミクロソリウム・セミナローを固定

流木に固したアヌビアス ミニマ

上に伸びた枝にはミクロソリウム プテロプス ソードリーフを固定しています。

流木の上部にミクロソリウム・ソードリーフを固定

ひな壇ように3段の高さに敷いた底床の頂上に流木を設置することで高さができ、レイアウトに立体感がでてきます。また流木前の1~2段目に前景草と中景草の植栽に余裕ができました。

レイアウト素材の流木を配置

4.後景草を植栽する

水槽の後ろ部分から後景草を植栽していきます。左側にはパールグラスロタラ hra、さらにその少し手前にアクセントにラージリーフハイグロを植栽しました。

後景草左側にパールグラス、ロタラハラ、ラージハイグロ

左側の後景草には繊細な茂みが美しい赤系のニードルリーフ・ルドウィジアを植栽していきます。

後景草右側にルドウィジア・ニードルリーフ

5.前景草と中景草を植栽する

1段目には前景草のグロッソスティグマを植栽していきます。

前景草にグロッソスティグマとクリプトコリネ3種類

2段目にはテネルスを中央に配置し、その両脇に色の濃い茶色になるクリプトコリネ ウェンティー ブラウンクリプトコリネsp.インドネシアを植栽しています。色のアクセントにクリプトコリネ ウェンティー グリーンも植栽しています。今回この色の濃い茶系のクリプトコリネ ウェンティー ブラウンの茂みが流木レイアウト全体の雰囲気をつくっていきます。また2段目のテープ状のテネルスの茂みが自然感を演出します。

クリプトコリネ ウェンティー ブラウン

クリプトコリネsp.インドネシア(デナリー)

レイアウト中央にはラゲナンドラ ミーボルディ グリーンを植栽しています。広い丸い緑の葉がレイアウトのアクセントになります。

水槽中央に植栽したラゲナンドラ ミーボルディ グリーン

6.化粧砂を敷く

Makeup Sand Snowは今回使用した砂は目の細かい真っ白な色でpHや硬度、導電率など、水質にほとんど影響を与えない100%天然素材により、水草水槽には使いやすい化粧砂です。

化粧砂はカミハタ Makeup Sand Snow 2.0kg

前面にMakeup Sand Snowを2~3kg使いました。

前景には真っ白な化粧砂

洗わずに使っても濁りは少ない砂でしたが説明書通り洗って使いました。化粧砂の敷き方は砂が乾いている場合は、水を入れる前に敷きます。私は水槽に水を半分くらい入れてから小さいスコップで洗った砂を水槽に入れていきました。

7.レイアウト完成

45cmキューブ水槽のレイアウトの完成です。白の化粧砂を使うのははじめてなので新鮮に感じる雰囲気の流木レイアウトができました。

45cm水草水槽のレイアウト完成

流木に活着させたミクソロリウムの茂みや中景草のクリプトコリネの色彩が楽しみです。

45cm水草水槽のレイアウト完成

次回は水槽立ち上げ後の管理方法やトリミングのタイミングなど綺麗な水草水槽ができるまでの経過を紹介していきます。

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