アクアリウムの極意!この3つで綺麗な水槽を作る

水草の茂る透き通る水に青や赤に輝く熱帯魚が泳ぐ水槽はとても癒やされます。そんな癒される水槽を作るためには何をしたら良いのか?長年(31年)の経験からアクアリウムが上達する3つの極意を紹介します。極意はお金をかけずに今すぐできる方法で、初心者から綺麗なネイチャーアクアリウム(水草水槽)を作りたい方に是非最後まで読んで頂きたい内容です。
アクアリウムの極意
3つのアクアリウムの極意は水槽の状態や目安を意識しながら管理することで綺麗な水槽づくりに役立てられます。
- 1.水換えのタイミングを知る
- 2.魚の数と餌の量を知る
- 3.光量の調整方法を知る
1.水換えのタイミングを知る
水換えはいつしたら良いか?重要なのは水槽が汚れる前に、コケが発生する前に水換えを行うことが大切です。水換えのタイミングを簡単に確認する方法があります。それは水槽のガラス面を横から見て、ガラス面につくコケの発生スピードで水換えのタイミングがわかります。
ガラス面にコケがすぐ発生する場合は水槽内の栄養分が高く、水換え頻度が高くなります。詳しい発生スピード・量から水換えする方法はこちらの記事をご覧ください。
2.魚の数と餌の量を知る
魚の数や餌の量が多いほど水槽は汚れます。アクアリウムが上手な人ほど水槽の大きさに対して適切な魚の数を飼育しています。魚の数は少なければ少ないほど水槽は汚れづらく綺麗な水槽を維持しやすくなります。逆に魚の数が多いほど水槽の管理が難しくなります。適切な数とは熱帯魚の大きさ1㎝に対して水量1Lが目安となり、ネオンテトラなど3cmの大きさの小型魚は60㎝水槽(60L)に20匹が理想の飼育数です。ショップで購入する際は成魚になった大きさを目安に水槽の水量に合わせた飼育数を決めることが重要です。水槽のサイズと魚の飼育できる数の目安はこちらの記事をご覧ください。
適切な餌の量
餌の量は1日1回、魚が1~2分で食べ切る量を与えます。魚の数が多い混泳水槽の場合は、※2日に1回与え1回に与える量を2~3分で食べ切る量をあえることでコケ対策ができます。(※餌の食いつきが悪い種類やデリーケートな魚の場合は毎日与えることをおすすめします。丈夫なカラシンやコイ科の小型魚は2日に1回で飼育可能です。)
魚や餌が多く、水換え不足により発生しやすいコケ


水換えを減らす方法
定期的な水換えは自動化ができないか?!なんて人間なら楽してアクアリウムを楽しみたいなんて思いますよね。魚が多く水換え頻度が多い水槽では特にそう感じます。しかし水換えの自動化にも劣らないおすすめできる水槽内の栄養分を減らす方法があります。それは水草が育つ環境を作ることです。十分水草が育つ環境であれば水槽の栄養分を水換えしたとき以上に減らすことが可能です。つまり水草が繁茂している水槽ではコケが発生しづらい理想の水槽ができます。詳しい水草の育て方はこちらの記事をご覧ください。
3.光量の調整方法を知る
光量の調整は点灯時間や光量の強さによって水槽の管理のしやすさが大きく違ってきます。
点灯時間
ついつい水槽を長く眺めたいため照明時間を長く点灯しがちですですが、照明の点灯時間は6~8時間が目安です。8時間以上の点灯はコケの発生リスクを高めます。照明時間の管理は1000円程度で自動管理ができるコンセントタイマーを使うことで長時間点灯によるコケ対策ができます。
光量の調整方法
光量を弱める調整が必要な水槽は立ち上げ初期やコケが発生して困っている水槽です。水草がよく育ちコケが発生していない水槽であれば光量を弱める調整は必要はありません。
光量の調整方法は照明本体で調整できる機種が簡単です。
オープンアクアリウム(蓋を使わない水槽)では照明を吊り下げて、水槽と照明の高さにより光量を調整します。
また近年アプリと連携して光量を調整できる機種もでてきています。
光量を調整できない照明の場合は、点灯時間を6~7時間に短めに設定し、さらに水面に浮き草を浮かせることで、光量を弱めることができます。
光量が強いと発生しやすいコケ
コケの発生は水槽内の栄養分が原因で発生し、さらに光量が強いことでガラス面のコケの成長が促進されます。また水換えなどの管理の行き届いた、コケが発生しづらい栄養分の低い水槽でも一度発生してしまったアオミドロは光量とCO2により増え続けます。
まとめ

- 1.水換えのタイミングはコケが発生する前に行うことが重要です。水槽のガラス面につくコケの発生スピードを確認することで水換えのタイミングが把握できます。
- 2.魚の数は水槽サイズに余裕をもって少なめに飼育することが大切です。水槽の大きさに対して適切な魚の数は熱帯魚の大きさ1㎝に対して水量1Lが目安です。
- 3.照明時間と光量の調整が重要です。照明時間は6~8時間タイマーを使って自動管理がおすすめです。コケが発生している場合は光量を弱めたり・消したりする調整が必要です。
アクアリウムの魅力から水槽の立ち上げ方やアクアリウムの極意まで、これからアクアリウムを始めたい方に読んで頂きたい記事
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