45cmキューブ水槽の立ち上げ1ヶ月後の状態

前回は立ち上げ3週目までの45cmキューブ水槽立の立ち上げ時の発生しやすいコケの種類などを紹介してきました。今回は立ち上げから27~42日目(4~6週目)の水槽管理方法と全景の写真を紹介していきます。
立ち上げから27日目
立ち上げから27日目の水槽全体の写真です。
次は横から撮影した写真です。
立ち上げから4週目の時点では、まだまだ水草のボリュームは少なく、水換えは週2回しています。生体もコケ取り対策の生体のみで他の観賞魚はいれていません。このころ成長の早いのは有茎草のパールグラスやロタラHraです。
真っ白だった化粧砂は、表面にガラス面と同じように薄っすら緑茶色のコケがつきやすいですが、軽く砂の表面を均すと真っ白な状態に戻ります。
この時期から水草の成長は加速してくる印象があります。この時期確認することは水草が育っていること、苔を食べてくれる生体がいることが大事です。この時点でコケをコントロールできているか大きな分かれ道になります。コケの色、生えているコケの種類(危険なのはアオミドロや黒髭苔)の確認が重要です。
立ち上げから36日目
左側後部に植栽したパールグラスとラージリーフハイグロ、パールグラスは成長が早くトリミングと差し戻しにより茂みにボリュームをつけています。
ラージリーフハイグロは伸びた部分をカットして背丈を低く維持しています。
CO2の添加量
CO2添加は2秒に3滴程度の量を添加しています。
立ち上げから42日目
ここからは立ち上げから6週目の水槽全体の写真です。
水槽全体の水草の成長もさらに良くなり、ウィローモスはトリミングが必要な状態になっています。
この時期は水草が成長が良くなると同時に、アオミドロや黒髭苔も増えやすいタイミングになります。この時期のガラス面のコケは立ち上げ時から比べてだいぶ減りましたが、まだ水草の量が少なく水中の微量の栄養分により薄っすらガラス面のコケが発生します。また流木の先端部分には白い髭状のコケ(黒髭苔)が発生しています。黒髭苔は水槽の生体が少なく水換え管理されている水槽でもソイルの栄養分が原因で流木や水草の葉にコケが発生します。栄養分が少ないと黒髭苔の色は白から灰色になり、逆に毎日餌を与えているような栄養分が蓄積しやすい水槽では茶から黒色になります。
42日目(7週目)から週2回の水換えを週1回に減らしています。また立ち上げから弱めていた照明も5割り程度だった光量を8割までの強さに調整しました。
今回紹介した水槽4~6週目の管理方法は長年の経験と記録してきた水槽の水質データをもとに、独自にたどり着いた管理方法になります。参考の一つにしていただけたら幸いです。次回は黒髭苔やアオミドロ対策など一ヶ月後の水槽管理を紹介していきます。更新は不定期になりますが水草動画のチャンネル登録いただけると今後の活動の励みになります。ブログの更新はツイッターのフォローをいただくと通知で確認いただけます。
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