【初心者向け】30cm水槽で作るお洒落な水草レイアウトの器具選び

今回は30cmキューブ水槽でお洒落なレイアウトを作るために購入した器具を紹介します。はじめてアクアリウムに挑戦する初心者の方にもわかりやすく紹介します。今回は、水槽、水槽台、ライト(LED照明)、水草、レイアウト素材などアクアリウムに必要な器具はすべてネットショップで購入できるものを紹介します。水草動画が一度使ったことのある製品を選んで使用感などを合わせて紹介します。

1.ライト(LED照明)
30㎝水槽用のライトはLEDが主流です、スタンドタイプや、水槽の上に設置するタイプ吊り下げタイプなどあります。30㎝水槽用のライトにはアクロ TRIANGLE LED BRIGHTを選びました。アクロ TRIANGLE LED BRIGHTは、非常に光量が強いタイプの照明です。詳しいアクロ TRIANGLE LED BRIGHTの特徴は過去の水草水槽におすすめの光量が強いLED照明の記事をご覧ください。
2.水槽・バックスクリーン
水槽は、正方形の30cmキューブ水槽を選びました。30cm水槽でもいろいろな寸法の水槽がありますが、正方形の30cmキューブ水槽は水量もある程度あり、扱いやすい水槽サイズです。選んだスーパークリア アクロ30Sキューブ(30×30×30㎝)は、若干値は張りますが、透明度の高い水槽です。アクロ30Sキューブの特徴や使用感はおすすめの30cm水槽の記事をご覧ください。
スーパークリア アクロ30Sキューブ(30×30×30㎝)オールガラス水槽 Aqullo.jpg)
また水槽の背景には、曇りガラスのような半透明のバックスクリーンを選びました。半透明のバックスクリーンにすることで、背景から光を取り込み、より美しく見せるための工夫をしています。
鉢底ネットは、レイアウト素材の石をガラス水槽の底に直接置いて傷つくのを防ぐために敷きます。
商品名 | 価格 | 備考 | ||
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楽天 | アマゾン | Yahoo!ショッピング | ||
バックスクリーン ARTI(アルティ)30 サンド | 574円 | アマゾンで探す |
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バックスクリーン ARTI(アルティ)30 サンド(35×50cm)+フィルム貼り道具セット | 1,364円 | アマゾンで探す |
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鉢底ネット(20×30㎝) | 777円 | 198円~ |
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必需品ではありません。 |
3.水槽台
水槽台は、白を基調の収納用のドアが木目のシンプルな水槽台です。1万円前後の水槽台はGEX、コトブキなどを使ってきましたが、今回は、オルカORCA エクセルキャビネット ウッディ 301という30cm水槽専用の水槽台を選びました。デザインは和風、洋風どちらの部屋にもマッチするようなデザインで気に入ってます。品質は1万円程度の安価の水槽台としてはしっかりした製品です。組み立てはドライバー一本で組み立てられ比較的簡単に組み立てられます。組み立て時に一か所、ネジの穴が開いていない部分がありましたが、きりなどで簡単に穴をあけて対応できました。収納スペースは外部フィルター(エーハイムフィルター 500)とCO2ボンベ(74gタイプの小型ボンベ)が十分収納できるスペースです。安価な30cm水槽用の水槽台としておすすめです。エクセルキャビネット ウッディの使用感や価格は安くてお洒落な30cm水槽台の記事をご覧ください。
4.底床
底床のソイルはJUN プラチナソイル パウダーを使って立ち上げます。ソイルの量は8L分を使います。30cm水槽の量としては、多いですがレイアウトで高さを付けていくと8L程度必要になる場合があります。プラチナソイル パウダーは水の立ち上がりを早め、ろ過バクテリアを増殖できる特徴があります。使い勝手の良い初心者の方にもおすすめのソイルです。JUN プラチナソイルの使用感や価格は水槽の立ち上がりが早く水草水槽に使いやすいソイルの記事をご覧ください。
5.フィルター・ろ材
フィルターは外部フィルターを使います。30cmの外部フィルターサイズは、エーハイム2211が適切ですが、使うのはエーハイムフィルター500というタイプです。30cm水槽用としては一つ大きいサイズのフィルターです。一回り大きいエーハイムフィルター500を使う理由としては、一つ目は価格がさほど変わらない、二つ目は、ろ過能力が高いという点です。一回り大きいフィルターを使うデメリットもあります。一つ目は給水口のパイプが長すぎ、カットして調整する必要があります。二つ目としては30cmとしては水流が強いです。しかしデメリットを差し引いてもエーハイムフィルター500を使うことで、強力なろ過能力で安定した水質管理が期待できます。また30cmキューブ水槽など小型水槽にはろ材もセットで販売されているエーハイム クラシックフィルター 2211も扱いやすくおすすめです。エーハイムフィルター500の購入の際は東日本用(50Hz)、西日本用(60Hz)と別れているのでお住まいの地域に合わせた製品をお選びください。エーハイムフィルター500の使用感や価格は小型水槽から中型水槽におすすめの外部式フィルターの記事をご覧ください。
エーハイムフィルター500にはろ材ネットを購入しています。ろ材を入れてフィルターにセットすることで、ろ材を洗う際に便利です。
6.ヒーター・サーモスタット・クーラーファン
水温を管理するヒーター・サーモスタットが必要になります。小型水槽用のGEX NEW セーフカバー ヒートナビSH120を選びました。ヒートナビSH120は一体型可変式で、ヒートカーバーも付いた小型水槽用のコンパクトタイプのヒーターです。コンパクトで安全機能が充実したタイプを選びました。
夏には水槽の水温を冷やすためのクーラーが必要になります。部屋が常に室内クーラーで管理されている場合は必要ありませんが、部屋が30度を超すような場合は、クーラーファンが必要になります。安価で効果的に冷やせるテトラ クールファンCF-30Nを選びました。クールファンは、扇風機のように水槽に風を当て、水槽の水を蒸発させる仕組みにより、蒸発熱により水槽の水温を下げる仕組みの製品です。ファンなので音がするのがデメリットです。
30cm水槽の水温計は、GEX クリスタル水温計 Sを選びました。GEX クリスタル水温計は、コンパクトで設置時にあまり目立たない大きさの水温計です。
タイトル
商品名 | 価格 | 備考 | ||
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楽天 | アマゾン | Yahoo!ショッピング | ||
GEX NEW セーフカバー ヒートナビSH120 | 3,019円 | 2,891円 |
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テトラ クールファン CF-30N | 2,505円 | 2,477円 |
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GEX クリスタル水温計 S アクアブルー | 190円 | 330円 |
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7.CO2機器
CO2機器は、レギュレーター、電磁弁、ボンベ、ボンベスタンド、タイマー、拡散器、耐圧チューブ(2m~3m)、エアーチューブ(2m~3m)、逆流防止バルブ、バブルカウンターを揃えることによって、全自動化したCO2添加が可能になります。CO2添加方法はいろいろありますが、全自動化によるCO2添加が一番管理しやすいです。ただしすべてそろえると2万円前後してしまうのがデメリットです。CO2機器で一番重要になるのがレギュレーター選びです。レギュレータによってボンベの大きさが決まります。最もポピュラーなのが74gボンベに対応したレギュレーターです。またレギュレーターはパッキングが劣化するもので定期的に交換が必要になります。電磁弁は、レギュレーターから水槽へCO2添加の電源のオン、オフを制御する装置です。このオン、オフをタイマーを接続することでCO2添加の自動化が行えるようになります。タイマーは、デジタルとアナログ式があります。デジタル式は、時間が正確に管理できますが、設定があり、電池切れなどした時の再設定がめんどくさいです。アナログ式は若干時間がずれますが簡単に設定ができ、安価なのがよいです。写真のようなアナログ式が断然使いやすくおすすめです。
おすすめのCO2機器(フルセット)を初心者の方にわかりやすく解説した「CO2器具の選び方 予算に合わせた最適な方法が見つかる!」の記事も合わせてご覧ください。
8.30cm水槽に使うレイアウト素材
レイアウト素材は、今回は気孔石という石を使って30cm水槽をレイアウトを作ります。気孔石は、土を石化させたような非常にもろい石です。特徴は、石に凹凸があり、水草レイアウトに独特な自然感を演出してくれる石です。今回はセットになっているものを購入しています。気孔石の使用感や価格は水草水槽のレイアウトで自然な景観を演出の記事をご覧ください。
9.30cm水槽レイアウトに使う水草
水草は5種類の水草を選びました。30cm水槽の水草の選び方は、大型にならない種類の水草を選んでいます。また葉は小さい種類の草を選ぶことによって、30cm水槽のでもスケールを感じるレイアウトができます。前景には、グロッソスティグマ、前景から中景はニューパールグラス、クリプトコリネ パルヴァ、中景から後景にブリクサショートリーフ、ヘアーグラスを選びました。ブリクサショートリーフは3本、写真の量のグロッソスティグマは、30cm水槽には多いので、少なめの量を購入することをおすすめします。
10.メンテナンス用品
メンテナンス用品はアクアリウムを管理していく上で必要な器具を紹介します。プロホースエクストラは、水槽の水を交換する際の水槽の水を抜く道具です。テトラ コントラコロラインは、水道水を塩素を抜くための中和剤です。塩素の中和は必ず必要になり、必須用品になります。
プロホースエクストラは、小型水槽用にはMサイズ、Sサイズがあります。写真はMサイズのものを使っています。小型水槽でもパイプの口径が大きいMサイズが扱いやすくておすすめです。バケツは10L程度の容量バケツを使うと便利です。フレックスバケツなどやわらかな割れにくいタイプのバケツがありますが、水槽に水を入れる祭に柔らかいバケツは、水を水槽に入れずらいので、通常のプラスティックのバケツを選ぶとよいでしょう。
水槽のガラス面を落とすコケ取り用品は、メラミンスポンジやスクレーパー プロレイザーがおすすめです。水槽のフチ部分や仕上げには紙タイプのコケクロスが使いやすいです。
水草を植えるためのピンセットは、27センチ程度の長さのピンセットが扱いやすいです、安価で使いやすいのはカミハタ アクアフィオーレがおすすめです。ハサミはADAのDoシザース Sが使いやすく長年使っています。14センチ~17センチ程度のハサミが扱いやすく、また小型水槽でもトリミングしやすいです。

カーブタイプ(全長 16.5cm)
商品名 | 価格 | 備考 | ||
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楽天 | アマゾン | Yahoo!ショッピング | ||
水作 プロホースエクストラ M | 1,081円 | 1,062円 |
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パイプの口径がは27.5mmがおすすめ。 |
テトラ コントラコロライン 250ml | 354円 | 850円 |
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水道水の塩素を中和に必需品です。 |
ポリバケツ本体 青 10リットル | 554円 | 467円(白あり) |
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30cm水槽の場合や10Lが丁度良い |
ポリバケツ本体 青 (15リットル) | 760円 | 662円(白あり) |
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30cm以上の場合は、15Lのバケツが扱いやすい、私は15Lを使っている |
両鋭 ステンレス製ハサミ 剪刀 カーブタイプ(全長 16.5cm) | 3,413円 | 3,780円 |
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メラミンスポンジ | 629円 | 344円 |
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ガラス面のコケ取りに便利 |
ニッソー AQ-16 ネット S (10×7cm) | 156円 | 345円 |
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アクアフィオーレ AQUA FIORE 水草用ピンセット | 698円 | 941円 |
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今回紹介した器具での水槽の立ち上げは(動画解説付き)水草水槽のつくり方の記事をご覧ください。また初めての方はアクアリウム入門のアクアリウムの器具の選び方も合わせてご覧ください。
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