60cm水槽のレイアウト 水草水槽の立ち上げから202日間経過

60cm水槽は「楽しい水槽」をコンセプトで、いろいろな種類の水草を使った石垣風石組みレイアウトの水草水槽です。レイアウトの立ち上げから202日間のレイアウトの変化や水草の成長、コケ対策などを紹介します。

1.60cm水槽レイアウト経過
1日目
レイアウトのリセットは風山石を使って凹型構図のレイアウトです。
14日目
60cm水槽のリセット後から二週間経過すると後景左サイドの有茎水草が成長よくなってきます。
42日目
60cm水槽のリセット後から一か月半、だいぶコケが目立つようになってきています。コケのピークは3週目~4週目あたりがコケのピークでした。成長の早い有茎水草にはコケはつきませんが、アヌビアスナナなど成長が遅い水草の葉に細かい糸状のコケが発生しています。
94日目
60cm水槽のリセット後から約三か月、後景右サイドのミクロソリウム・ナローリーフが非常に美しい状態になりました。ミクロソリウム・ナローリーフの茂みは流木に活着させてレイアウトに使うことができます。コケの発生もだいぶおさまり、全体の水草の成長もよくなってきました。
114日目をすぎるとオーストラリアン ノチドメの成長にスイッチがはいり、綺麗な前景の茂みを作りました。
139日目
60cm水槽のリセット後から約四か月、水草全体の成長がよくコケもでなくなり調子が良い状態です。しかしミクロソリウムがシダ病になってしまいかなりひどい状態に、3月の暑くない季節でしたが、ミクロソリウムの成長のピークがきてからシダ病が突然発生してしまいました。こまめに葉のトリミングが必要でした。
左サイドの有茎水草をトリミング、トリミングは水草の下部の茎の状態を見ながらカットしています。枯れてしまったり、茎が細くなってしま部分は引っこ抜き差し戻しをしています。
167日目
60cm水槽のリセット後から約五か月半、トリミングを繰り返し維持しています。
右サイド明るいグリーンの茂みはグリーンロタラ、中央の茂みはニューオランダプラントです。
178日目
60cm水槽のリセット後から約半年、水槽全体に水草が茂り見ていて楽しめる水草水槽になりました。
明るいグリーンの水草はミリオフィラムsp.ガイアナドワーフ、赤く染まる水草はニードルリーフ・ルドウィジアです。どちらとも非常に美しい人気のある水草です。
202日目
60cm水槽のリセット後から202日目、トリミングを少しさぼるとあっというまに水槽がジャングルになってしまいます。
2.60cm水槽 水槽データ
60cm水槽は2009年に立ち上げ約10年使い続けている長期維持した環境です。底床の富士砂も10年使い続けています。水槽サイズが60cm×45cm×45cmと通常の60cm水槽より高さと奥行きがあり水草水槽のレイアウトとしては非常に扱いやすい水槽サイズを使っています。フィルターは、外部式フィルターを使っています。水槽サイズより一回り大きなエーハイム2217とサブ2217を連結することで濾過槽を大きくしています。通常の60cm水槽であればエーハイム500がおすすめです。照明は、蛍光灯を使っていますが最近は光量が強いアクロシリーズのLEDのトライアングル ブライトを使っています。
60cm水槽 | キューブガーデン |
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水槽サイズ | 60cm×45cm×45cm 6mm |
水量 | 112L |
重さ | 約120kg |
照明 | 20W×4灯(NA LAMP) |
底床 | 富士砂 |
CO2:添加時間 | 1秒に1滴 7時間 |
外部式フィルター | エーハイムクラシックフィルター 2217 |
サブフィルター | エーハイムサブフィルター 2217 |
メインフィルター用 ろ材 | エーハイムサブストラットプロ |
サブフィルター用 ろ材 | エーハイムバイオメック |
3.60cm水槽 水質データ
水質測定はパックテストやバイコム スターターテストキットで測定しています。水槽の水はエキスパートマリン 75を使って水替えをしています。エキスパートマリン 75を使い水を軟水に維持することで、水草の育ちやすい環境できます。エキスパートマリン 75の使い方は硬度・PHを下げる 水草が育つ水質の作り方の記事をご覧ください。
水温 Temperature | 24.5℃ |
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PH | 6.9 |
炭酸塩硬度 KH | 1°dH |
アンモニア NH3/NH4 | 0 |
亜硝酸塩 NO2 | 0 |
硝酸塩 NO3 | 0.5ppm |
リン酸塩 PO4 | 0 |
伝導率 TDS | 53ppm |
有機物量 COD | 0 |
4.コケを出さないための管理方法
60cm水槽で飼育している熱帯魚は2cm~5cm程度の大きさの魚が100匹近くいます。そのためコケが発生しやすい水槽です。コケを発生させないために、1日1回の餌やり、週に2回の水替えをおこなっています。さらに水草の光合成を高めるためにCO2添加、強い光量を与えています。肥料はできるかぎり水質でコントロールできるように現在は液肥だけで水草を育成しています。液肥の添加方法は水替え時に適量を与えています。水草動画のコケを出さないための管理方法は綺麗な水槽を作るための管理方法をご覧ください。
次回は60cm水槽のレイアウトをプチリセットの紹介です。
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